2007年11月アーカイブ

R.I.P.

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うう、隣駅で人身事故があって中央線止まってる(涙)。
帰るの面倒なんで会社泊まりに決定(苦笑)。

増田っち(増田勇一)の記事が読みたくて、よくバークス見にいくんだが
ニュース見てたら、ケビン・「ビッグ・マウス」・ダブロウが亡くなったそうだ。
本人には未塵の思い入れもないのでスルーするとこだったが
これでクアイオット・ライオットも完全になくなるってことで
ルディ(・サーゾ)も自由になったんだなぁと思った。
拠り所がなくなって独り立ちって大変だと思うが、彼ならうまくやっていけるでしょう。

なんなら、今度ホワイトスネイクで来て(爆)。

Soul Motor

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ボンをとりあえず置いといて、今日から予習再開したんだが。。。.

あら、アンセムで検索しても前回のコンレポ出てこないと思ったら
書きかけだったのね...(;_;)

長いことかけて、ようやくたどり着いた初「坂本アンセム」だったわけだが
(正確にはグラハムの時ゲスト出演したのを見てるけど)、中々いない
キャラだというのが判った(爆)。MCでも最初は腰低くて、敬語使ったり
「今日のために昨日みんなでお肉6万円分食べてきました!」なんて
喜んで報告するバカいないぞ?w 「おー、すげーじゃん、
儲かってるんじゃん、さすが芸能人」と思いきや、その後に続けた
「松屋200杯分です!」と鼻息荒くした所に俺らと同じ庶民感覚を
持ってることがわかって好感触w

そんなMCとは裏腹に、その強靭なヴォーカル!あんなに凄いとは
思わなかった。あのバック・メンツだから大音響に埋もれてしまうん
ではないかとあまり期待してなかったのが、まさにタイマン、軍隊内
抗争(意味不明)。後半になってくると敬語はどこかへ、俺達「おまえら」
扱いだよ(苦笑)。

セットリスト的には、森川時代の2曲を含む最初の5曲でノックアウト
された感があって、大満足だった。
唯我独尊、気合いの入った男達の美しさを堪能できた一夜だったw

25/11/2006 Club Citta Kawasaki setlist
Heaven And Hell - SE
Immortal Bind
Soul Motor
Mob Groove
Hunting Time
Love Is Vain
Insomnia
The Voices
Overload
The Biginning
Ignite
Night After Night
Bound To Break
Onslaught
Running Blood
Encore
Unknown World
Road To Nowhere
Betrayer
Wild Anthem

前回のツアーでも最新作「イモータル」からは11曲中9曲やってるってことは
今回同アルバム・サポートの最終ツアーでは、全曲やっちゃうなんてことも
アリだよな?期待せずにはいられない(><)

前回はメイデンのT着て行ったけど、今回は当然、この前ゲットした
ヘヴン&ヘル、着てくよ!!(猛爆)

ホラ、ブルーズに浸ってるヒマなんてありゃしない(笑)

静かなる激情

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気がつくと、ここ1-2年、ブルーズに接する機会が断然減った。
大物が来日・リリースしないせいもあるし、どっぷり落ち込んだ時に
「ブルーズを感じる」気分になりたい!ってのがあまりないからかもしれない。

ロックから派生した白人ブルーズならば、何枚か入手はしてるけど、
そもそもをあまり好んで聴くわけではないから、ゲイリー・ムーアの
最新作なんて封すら開けてないわ(苦笑)。

。。。なんだけど、一人、別格な人がいる。ゲイリーと同じく、シン・リジー
の左ポジションの座を勤めてた人、「白雪くん」ことスノウィ・ホワイトである。

だいぶ前に書こうと思っていて放置してたアイテムの中に、結構彼の
リリース・ラッシュがあったのを思い出したのは、またリリースされた
最新ライヴ盤がUKから届いたからで、ここにリストアップしてみる。

DVD / Live From London
80年代・ソロ名義で"Paradice"頃のTV番組用ライヴを収録。
DVD / Introspective
本人へのインタビューがメインで、その他クマ原田とのセッション・シ-ン等。
教則V的なところもあり。
CD / And Blues Agency / Anthology
ブルーズ・エージェンシー名義で出したアルバムのベスト。

で、以下が現在のバンド、ホワイト・フレイムズ名義。

DVD+CD / The Way It Is... Live

2004年、前作スタジオ・アルバムに伴うツアーを収録。この人の最近の動く
姿って、ロジャー・ウォーターズのライヴDVD以来なんだが、なんか髪の毛
薄くなっちゃって、すっかりおぢさん。もう「白雪くん」なんて呼ぶのは失礼だね
(いや、前前からですが、汗。それに薄くなったと言ってもピーター・フ○ラン○トン
なんかよりは十分。。。オイオイ)。

まぁ物腰やさしそうなジェントルマンと見てとれるのは昔から相変わらずで
レスポールから奏でられる温かみのある音と、フィル・ライノットやヴァン・
モリソンみたいな後ノリで語りのようなヴォーカルが妙にマッチしていい感じ。
映像観てこの人が全編フィンガー・ピッキングな人だって初めて知ったw

ピーター・グリーン直系の人としても有名で、本作でも何曲かカヴァーしてる
が、ブルーズであって真正ブルーズチックなプレイではない、フュージョンと
いってしまうと語弊を生じる、彼しか再現できないサウンドであり、どう表現
していいか正直困る。なんで、前述の古いDVDとかは観てておもろないんだが、
少なくともこのバンド名義で既に10年以上経ってて以前と違うのは、ラテン系か
黒人系かイマイチ不明なリズム・セクション(まぁジャケでも凄そうだったが、
動く絵もマジ強面な人たち、汗。このDVDではドラマは黒人の代役さんみたい)
とトリオで絡んでいるのが、ほどよい緊張感を保ってて、互いを刺激しあってる
のが素晴らしいミュージシャンシップと思ったりする。時たまビックリするような
スリリングな展開になる点がゴキゲンなんだよね。まさにバンド名が示す
「白い炎」にピッタリだと思う。

CD / Live Flames

こちらは昨年12月の収録。前作とは2曲しかダブらない。俺的にはこっちの
ほうが好きかな?ラストの"That's When I'll Stop Loving You"の熱演が
素晴らしい。


これだけ立て続けってことはUKでは需要があるってことだよな?
ちょっぴりうらやましかったりする。
先日、寺田姐を観に行った目黒ブルーズ・アレイ・ジャパンの今後の
スケジュールみてたらクリス・デューテなんて(小者)まだ生きてて来日してる
のね!?なんてビックリしたんが、あーゆーとこでこそ、「白雪さん」(笑)
観たいなぁと思ったりしたのでした。熱いラヴ・コールは。。。どこにすれば
いいのかちら?(汗)

来年後半に予定されてるニュー・アルバムにも期待したい
(ホント、マイペース)。

愛蘭からの熱い風

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今年、どんだけライヴが充実してたかといえば、全部のコンレポをここにアップしたくらいだ!
ライヴの2-3時間のために仕事を抜け出すので精一杯な俺にとって、時間的な制約で
うやむやにしとくより、伝えたい感動のほうが勝ったということだね(笑)。


。。。って思ってたら、一発目のアンサーがまだ書きかけだったので急遽上げとく(汗)。



CD / The Answer / Rise

(リンクは2枚組仕様の日本盤)

昨年のホワイトスネイク英国ツアーの前座を務め、年間購読してるクラシック・ロック・
マガジンのブライテスト・ホープにも選ばれたアイルランド出身の新人バンド。ちょっと
聴いてみたくなって買ってみたんが。。。久しぶりにヤラレました(笑)。

「ここ10年で出てきた最高のバンドの最良のアルバム」という触れ込みに偽りが
ないことだけわ断言できる。てゆーか、なんなんだ?若いくせにこの70年代テイスト
溢れるサウンドわ。キサマらちょっとヤリすぎ(微笑)。まんまとコイツらの「狙い」
にノせられた感が。

俺がコイツらと同じくらいの衝撃を受けたのわb.l.o.w.以来だな。ジツに12年。
でも非常に聴きやすいと思う。そこかしこにブリティッシュ・ブルーズ・ロックの
エッセンスが濃縮され、初めて聴く気がしない心地よさに安心して身を任せら
れたんだわな、これが。国内盤はボーナストラック含めて14曲だけど、本編
11曲わまさに全速疾走の感覚で、今これ書いてる間にも聴いてるんだが、
脇の下に少し汗かいてるw 

で、ライブで観てみたいという願いが、幻惑されて2-3週もしないうちに
一晩限りのショウ・ケースという形で実現することがわかって、さっそくチケ
入手。


対バンありという話だったから、年度末のクソ忙しい中、タクシーで乗り付けて
サクっと観て汗かいて、またタクシーで会社に戻る計画で会場に向かった。
新人故前座だとばかり思ってたから、ひょっとして時間より早めに始まったら
イヤだから30分前にわ会場着。すぐ始まる気配なかったからマサくんと待ち
合わせて中入る。懐メロBGが流れる中、ほどなくして暗転、ステージに
ミュージシャン登場。俺も歓声あげて、いよいよスタート、首振り用意!
。。。と思ったら始まった知らない曲(汗)。てゆーか、どうやらステージにいる
のわ対バンのフィリップ・セイスというヤツらしい(滝汗)。

え?出演順変更かよ?って、前座って勝手に決め込んでたのわ俺だけかも
なんだが、それより、俺、考えたらアンサーについてわバンドのパーソネル
すらまったく知らない状態で観に来てるんだよな。ビデオで観たヴォーカルの
揉みあげぐらいしか印象なく(猛爆)、今これ書いてる時点でも名前すら知ら
ないのだ!(威張れることかw)「情報よりも感じる音楽、先にありき」って
ことで。
で、1時間強、よく音楽の方向性がよくわからないヤツのステージを、まだ
肌寒い中Tシャツ1枚でほぼ立ち尽くし状態で早く終わるのを待つ。よく風邪
ひかなかった、えらいぞ、俺!

セット・チェンジとともに、バンド・ロゴの横断幕が降りてきて、期待を誘う。
そして、ほどなく我らがジ・アンサーの登場!今度こそ(笑)。

ショウは、若き日のヌーノ・ベッテンコートをワイルドにしたような風貌のギター
が炸裂する中、ヴォーカルの「グ~ッド・イ~ブニング、トキオ~、シィ~・ヤ~、
ウィ・ア~・ジ・アンサ~!」(~のヴィヴラートが重要w)の一声が絡み、
最新シングルで必殺のファスト・チューン、"Come Folow Me"からスタート。
うわぁ、掴みは完璧にOKじゃねぇかい!続く"No Questions Asked"が
対照的にオープニングからヘヴィで、ドラムの変拍子が心地いいグルーブ感
をたたき出す。後半はブルーズ・フィーリングたっぷりの曲に違和感なく続き、
ステージ上は70年代の雰囲気を醸し出す。続く"Never Too Late"もジミ・ヘン
の曲にも似たヘヴィなカッティングィを伴ってヘドバン向きである。


ここまでで、もう笑いが止まらない。期待どおりじゃねぇかよ。もう参りました。。。
手拍子をしながらリズムに乗って髪を振り乱すヴォーカルを見ていると、
若き日のロバート・プラントを髣髴させるようなステージアクションだと思った。
まさにステージ上は70年代。

続くはアルバム未収録で彼らのデヴュー・アナログEP(!)"Keep Believin'"。
EPは持ってたけどプレイヤないんで聴けないんだが、「ロック・シティ」でPVは
見てたんで予習はOK。俺、なぜかこの曲でU2を思い起こす。ドラムがこの曲
のみクリック・カムつけてプレイするのでラリーっぽく見えるからかな?

温かさを秘めた感動のバラッド"Always"は頭をサラっとやるだけで、
"Sometimes Your Love"へ続ける。後半フェイクしたけど、それが多分彼の
地声で、全編がかなりシャウト状態だということだろう。

そして、俺のハートを鷹掴み、いや鷲掴みした、あの"Under The Sky"が、
ブルーズ・ハープを含んだジャム・セッションを導入部として始まるともう
狂喜もの。レコードよりかなりフェイクしたのが若干興ざめで残念だったけど
若さゆえまだ荒削りな部分として目をつぶる。なによりそれを上回る
エネルギッシュさが彼らの魅力だわ。

そう思ってたら、次が"Preachin'"と来た!ジツはこの曲こそが俺をコイツらに
メロメロにさせた元凶である。ぶっちゃけ、この21世紀に、ロック・アルバムの
中でゴスペルが聴けるとは思ってもなかったんで、しかもコーラスの本物っぽさ
に、「お前たち、反則!ちょっとヤリすぎだよw」ってほくそ笑みながら突っ込んだ
くらい。ただ、黒人ブルーズを知らない若い連中がコレを受け入れられるか心配で、
ましてやショウ・ケースである今回のライヴでやってくれるのは望み薄だと
思ってたんで、まさか本編のハイライトになるなんて予想だにしなかった。
個人的にはもうトランス状態(爆)。ヴォーカルとギターが客席に降りてきて
「ト~キオ、気分はどうだい?」と語りかけるインプロヴィゼーションは圧巻だったね。
まるでバディ・ガイのステージにも似た興奮を覚えた。間髪いれずにファスト・チューン
"Into The Gutter"で本篇を〆るあたり、よくできたセットリストだと思う。まぁ
マテリアルが1枚しかないからかもだが(苦笑)。

アンコールはエアロの"Sweet Emotion"というのが意外。ってゆーか、もっと
やるべき自国のバンドがあるでしょ!ってマサくんと二人で突っ込んだわなw
これまたどブルーズの"Memphis Water"をかまし、ステージと客席にできた
温かな絆を謳歌するような"Be What You Want"で感動のフィナーレへ。
初の日本での歓迎ぶりに謝辞とメンバー紹介を残してヴォーカルがステージ
を去り、残ったメンツでインスト・ナンバーで〆るあたりはまさにブルーズの
ライヴそのものだった。

27/03/2007 Shibuya-AX setlists
Come Follow Me
No Questions Asked
The Doctor
Never Too Late
Keep Believin'
Always - Sometimes Your Love
Under The Sky
Preachin'
Into The Gutter
Encore
Sweet Emotion
Memphis Water
Be What You Want
The Moment (Instrumental)

たしかにオリジナリティという点を、この人たちから感じることは今の時点では
難しい。すべてが過去の音楽遺産を踏襲して計算しつくされた演出を伴って
行われてるわけだから。でもね、偶にこういうバンドが現われて、昔を知らない
今のロック世代にガツンと喝を入れてくれることに異論は唱えない。俺自身
80年代後半にバッドランズやバーニング・トゥリー、タンジア、クワイアーボーイズ
といったあたりが憧憬に値する古きよき時代のロックへの扉を開くきっかけに
なってくれたのがそうだったし、こういうループが現われることによって脈々と
受け継がれていってほしいと思うロックの熱さ(厚さとも言えるわな)ってのを
再確認できるんじゃないかと思う。数日後41歳になってまう俺にも(爆)、なんか
パワーを与えてくれたような、そんな気がする。


7月には「フジ・ロック」にも参加し、1年に2度の来日という快挙を成し遂げた彼ら。
今後にも期待ありだ。。。。って、「マサくんと俺が応援するバンドはポシャる」の
ジンクスを超えてがんばれ!(爆)。

なんでまた。。。

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今、PRT聴きながらなんだが
ナイト・レンジャー再来日だと。。。

1年経ってないやん、「体力消耗するから2-3年後でいい」お願いしたやん(汗)。
チケは全公演分取るから観るのは東京だけで勘弁してw


アクセル、11・26までにニュー・マテリアル出したやん!
。。。セバスチャン・バックのアルバムのゲストでだけど(苦笑)。


ああああ!今年、まだアンセムあるやん!!
終了撤回して燃えに行くことにした(爆)。

世良公則は絶対行かない(苦笑)。
(てゆーか、体力余ってたら来年ボン直後のヨっちゃんとのジョイント行こうかと思うw)

今年最後のライヴは姐さんこと寺田恵子のアコースティック・ライヴ。

そーいえば、今年キャンセルしたのはウィンガーだけでなくSHOW-YAもだった。
まぁ、でもアレは「夏の祭典」で、俺の中ではイベント扱いだからリストにも入れなかった
ので全然忘れてた。なので、寺田姐を観るのは今年最初で最後になる。(いつものこと
だがよく生計が成り立つと思うw)

3-4年前は年4-5回のペースでのアコースティック・ライヴだったのが、年1回になって
しまって久しいのはちょっとさびしいんだが、ブルーズ・アレイ・ジャパンを訪れると、「戻って
きた」って感じがする。アーティストにちなんだカクテル「アコースティック・ローズ」(カシス・
ベース。本人も「まぁ、よくもベタな名前w」だと)と「スモークサーモンのタルタル ゆず胡椒
と苦味野菜の和風仕立て」を頼んで1時間後の開演を待つ。

まぁ70-80'sバリバリの姐さんの趣味があらわれたBGMだったので飽きない飽きない。
ってゆーか、今年ライブ行ったバンドが4つ含まれてたので思いがけない場所で1年を
振りかえることにw ちなみに以下がその曲達(一人ヒマだったんで1曲ごとにケータイ
にメモってた)。
Mr. Clawry / Ozzy Osbourne
Paranoid / Black Sabbath (オジーは彼女の「恋人」なんで外せないw)
Fool For Your Loving '89 / Whitesnake
Kill The King / Rainbow
Burn / Deep Purple
Exiter / Judas Priest
Painkiller / Judas Priest
(盛り付けがオシャレな料理をこの曲バックに食した、バスドラ踏むリズムに合わせて、爆)
We are An American Band . Grand Funk Railroad
レニー・クラビッツの有名なヤツ
Big City Nights / Scorpions
Don't Tell Me You Love Me / Night Ranger
Communication Breakdown / Led Zeppellin
Love In An Elevator / Aerosmith
Jump / Van Halen
Live And Let Die / Guns N' Roses
etc....

で、ほどなく客電が落ち、2部構成の前半戦の開始。姐さん登場で女性客(アコライヴ
は初めてだったらしい)から悲鳴にも似た驚きの叫び声が上がる。そんくらいカッコイイ、
Tシャツにジーンズ姿。ホント殆ど出てないお尻がちっちゃくてステキ。。。って、ニヤニヤ
しながらどこ見てるんだよ!いや、生地です、ジーンズは生地が命w

久し振りの演奏となるソロ「ワンダーグラウンド」からの"Together"で静かにスタート。
2曲目でライヴでしか聴けない定番"Woman's Boogie"。今回のメンツは全員女性。
実はアコでは今回初で、いつものメンバーミッタン(Dr. Per.)・ちからいしさん(Key)に
加え、男性が務めてたGの座にミッタンが組んでるバンドからの長井チエ。

第1部はウォーミング・アップを兼ねてるので4-5曲と後はおしゃべりでもともと短い
んだが、気がつくと「ワンダーグラウンド」で埋め尽くされてた。2003年に俺がNo.1
アルバムに挙げて、春秋2回の全ツアを敢行したのを懐かしく思い出した。独り身の
寂しさを込めた"冷たい月"はいつもムギュっと抱きしめたくなるような衝動に駆られるし、
自分が唄う理由を高らかに宣言する"ずっとずっと"もゴキゲンなナンバー。まさに
「All That Keiko」「女心、聴かせます」の名作の再現にかなりウルウルしてしまった。
途中初めてだから不安と言って始めた、ボンの"Wanted Dead Or Alive"は来年の
いい予習になりましたw

2部が始まる前に2杯目注文。「スタウト系のビールない?」が通じず、「黒」って表現
したら「ハイネケンの黒と一番搾りの黒がある」と言われて、ハイネケンは知らなかった
んで頼んだが、届いたのはどう見ても味も普通のピルスナーだったんですが(汗)。
まぁかわいいウェイトレスだったんで文句言わずに許すことにした(爆)。

第2部はSHOW-YAの曲を含めてカヴァーあり、いつもバラエティに富んだ構成なんだが、
今回は特に音楽的なセンスが光ってたような気がする。スィング・ジャズの定番「A列車で
行こう」が始まって「?」と思いきや、"Rock Train"に繋がるアレンジの妙、いつものあの
AC/DCが、おもいっきりブルーズ調でドキッ!俺が彼女と出会うきっかけになった「グラマー」
アルバムの1曲目で様式美な曲"I Gotta Love"がアコになるなんて思いつかなかった。
彼女が参加したラスト・アルバムのラストを飾る「ウチへ帰ろう」をやったのも、今また
SHOW-YAをスタートさせた彼女にとっては何かの再確認だったように思える。

リクエストコーナを挟んで、クリスマスソング...って紹介して始まったのがサザン(爆)。
4人でうまくヴォーカルを回して(長井さん、すげーかっこいい。ちからいしさん、冗談
やめてw)、「今何時?」にミッタンがいちいち答えて最後に困ってドリフるという、
毎度ある日本人のカヴァーの中では秀逸のバカ騒ぎようだった。
ミッタンも愛すべきキャラだわなw(わけは来年1/15掲載予定のエントリで話しますが
ミッタンがSHOW-YAん中で2番目に好き)

アンコールはセカンド・ソロから「泣かないで」。全体的にしっとり聴かせる曲が多いんだ
よな。踏んで割ってしまって二度と聴けないのが悔やまれる(苦笑)。ラストは定番Zepの
カヴァーを後半でアップテンポ・ブルーズ・デスメタル・ヒップポップ・演歌調にアレンジ、
爆笑の中で幕を閉じた。寸前に俺の目の前の席に女性が遅れて到着して、結局その
2曲しか見れなかったのをちょっとかわいそうだなと思ったけど、まぁそれでも20分近く
は楽しめたんで納得はできたんじゃないかな?

23/11/2007 Meguro Blues Alley Japan setlist
Together
Woman's Boogie
赤い花
冷たい月
Wanted Dead Or Alive
ずっとずっと

Rock Train
Whole Lotta Rosie
I Gottta Love
ウチに帰ろう
リクエストコーナー
~ 戒厳令の街(歌詞忘れてスキャットw) / Blue Rose Blues / その後で殺したい / 昨日酒場で見た女 / 暗黒おもちゃのマーチ...ってなんだ?他
勝手にシンドバッド
私は嵐
Encore
泣かないで
Rock 'n Roll

オールナイト5部構成でやった100曲ライヴをどうカウントするかが問題だが
かれこれ18年で姐さんを観たのは20回越えてて、ボン・ジョヴィとタイくらいにはなる。
ふと気がつくと、俺的にはかなり恋愛感情に近いもんも含んでるのかもしれない。
一生愛し続けたいとこっちが思っててその間柄を縮められない女性ではある
(あたりめーだ、爆)。歳上を感じさせないいつまでも魅力を失わないチャーミングな
彼女のファンでホントよかったと思った1日でしたw

1年の締めくくりもまた大満足のいくものだった。18本東名阪4周と少なめだったが
お気に入りのヴォーカリスト達の熱演が濃かった。ホント俺、バンド・チョイスのセンス
のよさを自覚し、WさんRさんは除いてほぼ全てを観れたラッキーな1年だったと思う。
ガンズが含まれてるのが奇跡である(爆)。

来年も当たり年であることを願っている。

総統万歳!

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相変わらず仕様違いで無駄遣いw

DVD / 秘密結社鷹の爪The Movie - 総統は二度死ぬ -
スタンダードエディション / 吉田BOX / 博士BOX

BOXには各キャラのフィギュアと博士の「発明ノート」、吉田愛読の「Hな本」、
そして生写真付き。

今年の5月、まさにネカフェ難民をしてた頃(オイオイ)、MSNビデオかなんかで
このアニメの劇場予告を見かけて、「何?何?蛙男商会?」ってな感じで、ネット
調べて実際の動画観て。。。ちょうど手首故障して何もできなかった1週間を
利用して関するDVDを全部集めて一気観。見事ハマってしまった(爆)。

FROGMANというクリエーターが一人でアドビのフラッシュを使って作った元々
WEB用のアニメをTVシリーズとして深夜枠に放送したら大人気で、を映画に
までなってしまったという発想が愉快。女性役以外の全ての声を本人がアテて
芝居しているというのにも驚愕。絵はチープだがネタはディープで笑い転げてもた。
ちなみにメタラーにはフィリップ(・アンセルモがモデルw)がウケると思う。
ためしにオフィシャル提供のYouTubeで観てみそ。

世界征服歴23年の自称「総統」率いる秘密結社。本来「悪の」なんだが
どうにも憎めないその言動・行動。特にTVシリーズ第10話で彼が成し遂げようと
している「世界征服」の意義を聞かされてちょっと涙腺がゆるんだ。以来、このダメ
おやじに感情移入せずにはいられなくなってもた。かつて「宇宙戦艦ヤマト」ファン
だった俺が、「総統」と言えば「デスラー」だったのが、今では。。。(オイオイ)
映画では「大家さん」のセリフにまた感動してしまい、涙腺ウルウル。

やっぱ脚本がいいんだわな。それはメイキングや音声解説で訊ける作者の「映画」
に対する想いってのが色濃くでてるからだと思う。島根から上京して、映画業界を
目指しながらも挫折してUターンした作者が、ネットっていう新しいメディアをきっかけ
に再起をかけた執念とかこだわりを感じる。


たまには頭の中をバカにしてもいいんじゃない?どれも1本10分程度の作品だから
ちょいとした息抜きにピッタシ。「古墳ギャルのコフィ」もお薦めだし(「桶狭間じゃ!」)、
音楽ファンには(MTVでオンエアされた)「菅井君と家族石」(スライ&ファミリー・
ストーンのもじってる)も来るものがあると思うよん。

来年の映画第2弾「島根より愛をこめて(仮称)」にも期待!
た~か~の~つ~め~

 


 


 


 


あ、Kちゃん、顔見せだけにと思って逢わせたレオナルド博士、これぐれも大事に
してやって下さい(8000円するBOXもう入手困難らしいんで、汗)。
決して「XXXX」と呼ばないように。。。w

狂熱の蠍団

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あれ?それって「トウキョー・テープス」の邦題だったけ?(汗)まぁ、いいやw

正直言うと、そろそろ忘れかけてるので大したこと書けない。1回しかなかったし。
年末に本ツアー前半のDVDがリリースされるからソレと同時にとも考えたけど、
アレはアレでウリさんとか弟シェンカーがフィーチャされるからちょっと雰囲気違う
かもね。

整理番号6番だったがために、会社17時半に出た!タクシー飛ばした!(爆)
おかげさまでマティアス・ヤプスまん前の最前列を確保!
左隣はドイツのフラッグ持った妙齢のお姉さま、右隣りはおとなしそうな青年。
1時間以上の待ち時間も80年代HRのBGMで退屈しなかった。サウンド・
チェックの音のでかさに驚いた。

ほどなく開演。新譜の"Hour 1"からスタート。ライブハウスで観るスコピは
前回のゼップ大阪以来だが、それどこでない異常な盛り上がり。熱気の
あまり、右隣が女性に性転換してた!(ナイナイ)
男性一人がいたとこに女性二人割って入ってきたもんだから押される
押される。。。
目の前のマティアス、超カッコイイ。繰り出すGのサウンドもド迫力だわ。
御歳59の「おばちゃん顔(声もか?汗)」クラウス・マイネもいつものベレー
帽に、いつもの独特なアクションで客をあおる。"The Zoo"では恒例の
スティックばらまき大会。2-30本ってやりすぎ。。。って、アンタ、肝心の
カウ・ベル、全然叩いてないんですけど(滝汗)。でもお家芸ともいえる
タンバリン投げ(曲が終わるとステージ中央から袖のローディに投げて
ナイスキャッチ)は終始見られた。

若さで脈動するリズム隊に、ベテランのツインギター、それに強靭な
ヴォーカルが載っかって、まさに音の組み体操!繰り出すメロディアスな
珠玉の名曲の数々に会場ますますヒートアップ。

マティアスが途中、マイクのヘッドをたたくようなしぐさしてイクイップメントの
不調を訴えて、"I'm Leavin' You"で完全に引っ込んじゃったのを覗けば
問題ないステージ。そん時もすかさずルドルフ兄ぃがウチらの前に来てくれて
ナイスなサポートだと思った。

コーラスしてて気づいたんだが、なんかボン・ジョヴィ並みに女性が多いのには
驚いた。多分「妙齢の」。。。(以下自粛。オジさんがオバさんのことゆえないw)
唄っててホントすげー楽しかったし、いちいち振ってくれるクラウスに感謝だわ。

俺的には、この1曲が聴きたいがために通う"Big City Nights"に続けて、
通い出してから日本では一度も演ってくれなかった"Dynamite"で本篇を〆て
くれたんで、それだけで十分感動ものだった。隣で押してくる女性はあまり気に
してなかったようだが、すげー汗かいた(爆)。

アンコールはバラッド2曲(あ、「荒城の月」はかなり早目なとこで披露)に
"Hurricane"、"The Smoke"で、あっというまの2時間だった。

グッズ販売がないというところに、急遽決まったという慌ただしさがうかがえたが
それでもたった1回のためにわざわざ日本に寄ってくれた彼らに感謝したい。彼ら
も非常に満足そうだったのが印象的だった。ドラマチックな新譜からのプレイに
かなり期待してたんだが、3曲と意外に少なかったのはやや不満だったけど
ここ10年プレイされてなくて聴いたことのない曲が4曲ほどあって相殺できるもの
だったし、良質な楽曲の宝庫なバンドの贅沢な悩みだと思った。

31/10/2007 Shibuya-AX Setlists (曲順不同)
Hour 1
Bad Boys Running Wild
Love 'em Or Leave 'em
The Zoo
Deep An' Dark
Coast To Coast
Koujo No Tsuki
Send Me An Angel
Holiday
Humanity
Make It Real
I'm Leaving You
Tease Me, Please Me
321
Bass solo - voodoo chile, smoke on the water, enter the sandman
Kottak Attack
Blackout
Big City Nights
Dynamite
Encore
Still Loving You
Wind Of Change
Rock You Like A Hurricane
When The Smoke Is Going Down

「来年また逢おう!」の言葉を信じて待ってるよ。嵐の如く全ツアするに
違いないw

「たとえ著作権侵害になろうとも。。。」の出だしで始まるこのシリーズ。
てゆーか、毎回取り上げるのが「社長」の曲しかないというのも「怖いもの知らず」
としか言いようがない(滝汗)。このアルバムはまだ3枚しか買ってないけど、
年末に出るスペシャル・エディションと英米盤で6枚になるし、旧作紙ジャケシリーズ
も予約済み。何より知人に予習用のオムニバスCD作ってやるのに、おととい廉価
盤で3作以降全部買い直したという(単にあの山から探すの面倒だっただけだが、
猛爆)。いくぶん大目に見て許してちょ。

さて、いってみよう!

バックミラーの中に
俺の人生が少しづつはっきりと浮かび上がる
夕焼けは最後のため息をつき、やがて姿を消した

昔は宝物だった小物たち
人生はまるで天気のように変わりゆく
大人になって歳をとるか
もう一度ここから旅に出るか

そう、だから俺は走り続ける
白線が通り過ぎていくのを眺めてる
ダッシュボードに置かれたプラスチックのイエス様が
そんな俺を迎えてくれる

Hey Hey

ついに行くべき途を見つけた
昨日にさようなら
アクセル踏んで、ブレーキはきかない
だってここはロスト・ハイウェイ
俺は自由、すべてを解き放ち
道なき道を行く
今日は俺の独立記念日
ロスト・ハイウェイ

行き先はわからない
けれど行った先はわかってる
だからこそ、後戻りは嫌なんだ


対訳:いつもの中村美夏様


言わんでもわかるだろう?ボン・ジョヴィが唄う"Here I Go Again"だ。
これで本作が今年No.1の作品に昇格。。。いや、「別格」か?w

あ、いつのまにか「ぼん」のカテゴリーが(爆)。
去年お世話になった全ツア・レビュー・サイト"Dry County"を覗いてみたら、
なんと!彼らのツアー開始は地元ニュー・ジャージーでの連続10公演なのね!(驚異)
贅沢だよなぁ。全部行くと2-30万かかるんじゃない?(俺の国内数回だってそんくらい
かかります、滝汗)
で、いつもの本ツアーの全曲リストを、たった10回の期間ですが、件のサイトとオフィシャル
ブログからまとめてみたりする。抜けあったらゴメン。ってわかりっこねーよ!w


    [当然新譜でしょう]
  1. Lost Highway
  2. Whole Lotta Leaving
  3. (You Want To) Make A Memory
  4. I Love This Town
  5. We Got It Goin' On
  6. Any Other Day
  7. The Last Night
  8. Seat Next To You
  9. Everybody's Broken
  10. Summertime
  11. Till We Ain't Strangers Anyone
  12. One Step Closer
    [必殺]
  13. Livin' On A Prayer
  14. You Give Live A Bad Name
  15. Wanted Dead Or Alive
  16. Runaway
  17. Born To Be My Baby
  18. Bad Medicine (Shout)
  19. Someday I'll Be Saturday Night
  20. In These Arms
  21. It's My Life
  22. Just Older
  23. Have A Nice Day
  24. Who Says You Can't Go Home
  25. Bed of Roses (acoustic)
  26. Keep the Faith
  27. I'll Sleep When I'm Dead
    [この程度は押さえておきたい]
  28. Captain Crash & the Beauty Queen From Mars
  29. Story Of My Life
  30. I'll Be There For You
  31. Lay Your Hands On Me
  32. Blood On Blood
  33. Radio Saved My Life
  34. Raise Your Hands
  35. Last Man Standing
  36. Blaze of Glory (acoustic)
  37. Bounce
  38. Wild In the Streets
    [マニア向け(笑]
  39. Joey
  40. These Days (Richie on vocals)
  41. Livin' In Sin
  42. Right Side of Wrong
  43. Complicated
  44. Bells Of Freedom
  45. Stranger (リッチーのソロ。タイトルうろ覚え、汗)
  46. Hallelujah
  47. Twist And Shout
  48. Treat Her Right

すげ。。。アルバム丸ごとやってる日もあるでやんの。。。
なおさら今回日本公演4回「しか」ないのが悔しい(T_T)。
てゆーか、チャレンジャーなら、1曲もダブらずにやってみてください!(無茶ゆーな)

何気に去年の日ツアー曲数、数えてみたら6回で40曲はやってるんで
(行かなかった札幌は不明なんだけどたしか"These Days"やったとか訊いた)
まぁそこそこ期待しましょう。

以上、'08冬編に続く....のか?(滝汗

久々の。。。取り消し線(苦笑)

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行けませんでした!(涙)

結構久し振りのような気がする。
前回捨てたのっていつだったか、今調べたら
2005/07/23 ANTHEM 20th ANNIVERSARY。
あ、でもコレ、地震後で電車止まって不可抗力だったんだよね。。。
だとすると、2004/11/26 寺田恵子のプラネタリウム・ライブだから3年ぶりだ。

えーっと、次回のライブはその寺田姐なんですが、イヤな予感。。。会社休もう、うん!
ってもともと祝日か?!


さ、仕事続けよw

隊長!

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隊員A「ひさびさにウチへ帰ってきました!」
隊長「よし、これから捜索を開始する!」
隊員B「隊長!見っかりました!」
隊長「おお、早いな!」
隊員B「はい、『W』の棚で、十数年触られることなく埃かぶってました!」
この700枚収納ラックが4つ壁に張り付いてるw
隊長「で、掘り出したモノは?」
隊員B「この壁画です、見てください!」
隊長「これは壁画じゃない!よく見ろ、ウィンガーのファーストだ」

隊員A「中がキラキラしてます!」
隊長「紛いなりにもLAメタルだからな!」
隊員B「プロデューサはボー・ヒルとあります!」
隊長「うむ、そうだ。当時はフィオナ・フラナガンのダンナだ。
    彼女のファーストアルバムにはデビュー前のキップとレブが参加しとるのだ。
    ここのどこかを探すとアナログLPが出てくるかもしれん。」
隊員A「隊長!このファースト、最初の3曲しかインパクトありません!」
隊長「。。。」

隊長「それはともかく、もうひとつのバンドを探すのだ!」
隊員A「『R』の棚にはありません!」
隊長「隊員A!何を馬鹿言ってる!この部屋の持ち主は『アウト・オブ・ザ・セラー』
    しか持ってないはずだ!ねーちゃんが這ってるジャケットの!だとしたら?」
隊員A.B「ああ。。。タウニー・キティンだから『T』の棚だ!」

30分経過

隊長「諸君!見たまえ、『WS』の棚で見つかったぞ!」
隊員A「よくお見つけに!、しかし。。。棚ではなくただCDが積みあがってるだけでは
     ないですか!」
残りはこんな感じ。。。てゆーかこっちのほうが多い(滝汗

耐震B「この真ん中あたりにあるヤツを崩さずにどう引き抜けばいいのでしょう?」
隊長「うーん、まさに『シーク&デストロイ』だな。。。」


オチなし!壊れてるのは俺!
予習もままならないってことで(汗

それに隊長より「総統」の方がマイブームw
次回のエントリーは。。。?

た~か~の~つ~め~

Master Of Rarelity

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20年間で450本超えのライブを観てて、嫌いな手の音楽でなければどんな
大音響の中でもそう苦にならないどころか、好き好んでPAどまん前に行く
習性すらあるこの俺(そのせいかちょっと耳が遠い、苦笑)が、これまでに耳を
傷めたライヴが2本ある。

1本はイングヴェイのソロタイムでサステインをエフェクタで超音波風に上げてく
アホな有難迷惑な演出、そしてもう1本が、89年に観た、ブラック・サバス
でのトニー・アイオミのリフそのものが持つ衝撃波だった。

あの時はクラブ・チッタでニール・マレイ側のかなり後方にいたにもかかわらず
終わってからほとんど何も聞こえなくなってしまったのを覚えてる。ぶっちゃけ
今は亡きコージー・パウエルとのリズム隊がWSキャリアだったから行った
ようなものだったが、その出来事が「リフ・マスター」の異名をとる彼の存在感
を目の当たりにした一夜に変わったりしたのだった。

すべてのメタルの原点。そのブラック・サバスが、2代目ヴォーカリスト、ロニー・
ジェイムズ・ディオと組み「ヘブン&ヘル」という変名でやってきた。

俺はオジー・オズボーンのサバスはリアルタイムで経験していないので、今イチ
ピンと来ないところがある。逆に、ロニー時代はオリジナルには触れられなかった
こそあれ、90年代に一時再結成して「デヒューマナイザー」を発表したのをリアル
で楽しんだので愛着がある。あのアルバムの評価は低いけど、その理由がわか
らない。俺の中でロニーがWS繋がり(ブラックモア、ヴィヴがいたバンドのVo.
であり、ソロではバッキング・コーラスを務めた人)という位置づけからひとつ前進
した時期だったので、来日を逃したそれ以降の彼は(去年のラウパを除いて)
努めて行くようになったわけで、当然のことながら今回も複数回を敢行。
本来観る予定だった20/10/2007は前述のとおり(俺のほうで)ドタキャンしたので
単独公演の2回ということになる。

[22/10/2007 国際フォーラムホールA]

トリなんとかという前座がつくというので(あ、ちなみにいつも興味ないバンドには
「なんとか」って接尾語つけるけどホントはちゃんと名前ぐらい知ってます、爆)、
18時半過ぎに代々木を出て19時10分くらいに有楽町着。さいたまではファスト
ウェイ終演後まだ14時半だったにも関わらずTシャツのMサイズが売り切れて
たんで今日は買えるかな?と思いきやまた売り切れ。あ、ヘブヘルのジャケの
ヤツね。うーん、これで残すチャンスは名古屋だけか。まぁでも名古屋人はケチ
なのか
入手できなかったためしがないのでちょっと安心もしたりw
それでも開演前に着くにはどうすりゃいいか?とかをケータイの「乗換案内」で
検索したりして喫煙所で時間をつぶす。前座が終わって席につくと、16列目の
まぁど真ん中どまん前。先に来てたあっちんとしばし歓談。前座が日本語
うまかったと訊き、そんなバカな。。。トビーよりうまいはずがない!と内心思ったりw 
古城(か古い屋敷)をイメージしたセットが姿を現して期待が高まる。ギターの
チェックでローディがリフを弾くと、ちょっとした耳障り感を覚える。うう、やっぱ
今日は耳やられちゃうのかしら?(滝汗)。

ほどなく客電が落ち、SEの"E5150”が。そして闇の中、ヴィニー・アピス、トニー・
アイオミ、ギーザ・バトラーの順で登場。で、1曲目がライヴDVDの"After All"では
なく"Mob Roules"でビックリ。てゆーか、さいたまでもこの始まりだったんだが、
単独でもフルセット仕様じゃないのか?と複雑。まぁこの勢いよい始まり方も悪く
はないんで、ディオでもしばらくプレイされてなかったこの曲で燃える。気がつくと
客席の俺と、ステージ上のロニーの目線の高さが一緒!!(猛爆)さすが
「小さな巨人」w 

今回のセットリストは緩急交互なので非常にわかりやすい。続くは"Children..."。
正直言うと、デイオでカヴァーする際ってかなり退屈に感じてたんだけど、やはり
オリジナルという意味で壮絶。トニーは。。。トニー以外の何者でもなく(笑)、あの
黒づくめの衣装で静かに美しいリフを奏でる。ギーザはオジーがザックを率いての
初ツアー以来やはり18年ぶりだったけど、あのピックレスで弾き出される低音部
に結構くるものがあって好き。昔みたいな無心な首振りはなかったはず。てゆーか
代わりに俺が真似て振っててよく観てなかった(爆)。

真正面から見ると4人の立ち位置が十字架のように見えてちょっとゾクゾクした。
「南十字星」なんてピッタシな曲もあるし。ツワモノ揃いによる4ピース・バンドの
究極とすら感じた。

ノリのよい"Voodoo"でディオはもちろんトニーのソロも堪能。義指(彼は工場勤め
の頃指を失ってる)という先入観があるためか、テクニカルなプレイや早弾きとは
無縁だと思ってたんだが、あながちそうとも言えないことが判った。ラストでは
ディオとのちょっとしたブルージーな掛け合いが見られて、多分俺的にはここが
ハイライトだったと思う。続くヴィニーのソロは、確かにパワードラマーらしい退屈
させないものなんだが、今回の90分という中では幾分長く感じられた。まぁその
間おじいちゃん達を休ませないといけないという目的があるのはいたしかたない
ことだとしてもw

トニーのソロに続くファストナンバー"Die Young"、そしてクライマックスの名曲
"Heaven And Hell"。もう最初から「オーオオオー、オオ、オーオーオーオーオオオ」。
みんな予習エライw てゆーか定番だからね、ディオでの。掛け合い、「ファイヤー!」
の掛声とともに炎に見立てたガス噴射を含む20分以上にわたる熱演で本篇
終了。アンコールは"Neon Knights"1曲のみだったが、まぁ最後にふさわしい
曲はこれしかないので許す(エラソーに)。途中青のネオンが山型になって頭上
から降りてきたのは、やっぱ意味あるんだよね?汗

DVDのようなライン録りだと粗が見つかるかもだが、PAを通して聴く限り、
ロニーの歌唱は絶対音感でホント安定している。さすがメタル界のサブちゃん。
正直自分のバンドで唄っている時より数段パワーアップしてる(笑)。強力
な個性のぶつかり合いがなせる技だと思う。はっきり言っちゃえば、もう
ディオは要らないと思う。それはトニー達にも言えるじゃないかなとも。
オリジナル・サバスとは趣を異とするロニーと組んだ時期の楽曲をプレイ
するのはトニー・マーティンがヴォーカルだったころ以来だろうからホント
楽しんでプレイしてたと思う。

最強バンドのプレイに大満足だった。あ、で、恐れてた耳のほうは。。。
大丈夫でした、さすが鍛え上げられてるってか?w

[25/10/2007 名古屋市公会堂]

ケータイサイトの「乗換案内」どおりに(笑)18時ジャストに会場に着くと、グッズの
先行販売とか言って会場外で売ってた。チャンスと思って念願のツアデ入りのTを
購入。ヘブヘルの出番まで2時間近くあるし、半分目的は果たしたようなものなの
で(爆)、近くにネカフェがないかと探してみたんだが、舞鶴って交通量あって開け
てるようで意外に何もないのがわかった。千種まで行く気力もなかったので駅直結
のドトールで少し一服して会場へ入る。

うーん、予想してたとおり、中はなんか博物館みたいな作りで、古い建物が醸し
出す雰囲気がなかなかいい。通路の長イスに座ってて出番待ち。木造の柱に
手をやりその感覚を味わ。。。おうとしたら前座の演奏でビリビリ振動してる
(滝汗)。外にいてもとにかく大音響なん。聴きたくなくても耳に入ってくる音。
そしてヴォーカルのMCが。。。日本語うまい!トビーより(汗)。「みなさんに
この曲を捧げます!」の発音の正しさには驚きましたわw

前座終わって入ると、いい感じに狭い!ステージ・チェンジが始まる。どうやら
定刻どおりのようでペース的に東京と同じ。終演予定の21:30まで1時間半しか
ない。彼らが最終のぞみで帰るつもりなら1-2曲削られてもおかしくないかな?
といった微妙な時間だ。

でも結局20時に始まり東京と同じセットリストだった(ラウドも同じだったし全公演
同じかも)。この日は6列目だからメガネ視力0.8の俺でも全員の顔が判って
嬉しかった。

直後の席にずーっと唄ってる熱狂的なファンがいて、アドリブ以外ちゃんと発音
できてるのには感心したが、聴きこみたいバラッド中もそんな感じなので多少
興ざめしたかな。名古屋のロニーを聴きに来たわけじゃないんだし(苦笑)。
俺も唄うほうだが、「振られたところは大声で」という俺とはちょっとアプローチが
違うんでふとそう感じただけだが、終始不快だったというわけではないんで
よしとはする。前回のディオの時の「大バカ」よりは全然エライw

やはり心地よいステージだった。唯一残念だったのは"Heaven And Hell"の
ラストでマイク・トラブルがあったことだが、想定外の出来事は仕方ない。目
をつぶるw 一体感という意味では狭いホールだったこっちに軍配上げようか?
(微笑)何よりファンが投げ込んだ横断幕に感動した。
「We Sold Our Soul for HEAVEN AND HELL!!」(Sは雷に似せてた)
トニーは終演後ごそっとピックをばらまいて行った。ロニーもお得意の
最前の客へのタッチにご満悦。花火ならぬ延々と続くガス噴射で最期を〆た
(出し切っとかないと出国できないって?w)。

21:30終了。ローカル電車を待ってる間に、ギリギリ最終のぞみに間に合う
かもと気づき、急きょバスの予定を新幹線に。25000円の出費になってもたが
そん時の気持ちはプライスレスなもんだったからねw ちなみにグリーンだった
けど御一行様はいらっしゃいませんでした。名古屋マリオットにでも泊まった
のかね?

setlist 22/25共通
Mob Rules
Children Of The Sea
I
Sign Of The Southern Cross
Voodoo
Drum Solo
Computer God
Falling Off The Edge Of The World
Die Young
Heaven And Hell
Encore
Neon Knights

正直言えば、新曲2曲を含むDVDと同じフルセットがプレイされなかったの
が不満といえば不満だった。このツアーが終われば、オジー・サバスの
活動再開なんだろうし、ロニーの寿命も考えると(失礼!でも10年という
スタンスで考えると)次回があるのか?はかなり疑問だけど、この素晴らしい
ユニットで、なにより待望の「デヒューマナイザ」のマテリアルが聴けたこと
だけでも興奮し通しの2夜だったんで贅沢言うのはなし。

ロニーの前でしかしないメロイック・サインもやりつくしたって感じだし。まさに
We Rock!!!  。。。あ、ちゃうか?汗

あ、びっくらこいた。

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今発券してきたんだけど、WさんとRさんって今週末なのね(汗)。
予習してる時間もったいない暇ない。。。(;_;)

まぁ人観に行くのが目的だからいいか?ハハハ。。。

ツアレポ、かなり書いてはいるけど今イチのらない(汗)。


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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