2012年3月アーカイブ

息があがるほど

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SHOW-YA。

さて、このバンドに関しても、デッド・エンド同様にジレンマを感じていた。こっちはむこうと逆で、再結成から7年、さっぱり新しいマテリアルを出さないで、過去の曲に依存しながらライヴを続けていたわけで、そろそろ歯がゆい思いがしだして、ツイッターでも「飽きた。そろそろ通うの止める」と爆弾発言しちまった(苦笑、10月の2デイズの1日目)。


ライヴの中で新曲を披露してたものの、それが「音源」として形にならないことには、こちらの心に響いてこないし、唄えないというのは俺には相当なストレスだったんである。


翌日に「3月にアルバムを出す」と宣言したのを信じて、まぁそうなるとそれまでには12月に1本あるだけだからという理由だけで行ったのが前回で、レポらしいレポもせんで「次の攻め」に期待すると結んだだけに留めたわけ。


そして、待つこと2ヶ月。彼女たちはとんでもないアルバムをわれわれに届けてくれた。


CD / Genuine Diamond


「再結成」バンドによくある、歳を重ねて音楽的に成長・成熟したと言い張り面影もないつまらないアルバムを聴かされることも多い中(爆)、彼女たちは「どこを切っても80年代(後期)のSHOW-YA」にしか聴こえないアルバムを作り上げてた。ボー・ヒルとポール・ウィンガーによってゴージャス・メタル風にオーヴァープロデュースされた感のある「ハード・ウェイ」の後というよりはむしろ、絶頂期「アウターリミッツ」の後に続くような作風、外部ライターを招くことで「グラマー」以前の歌謡ロックの雰囲気もうまく取り入れながら、聴きなれているSHOW-YAサウンドの楽曲に新たなマテリアルを追加することに成功してると思う。ぶっちゃけ、覚えるのに2回も聴けば十分。


欲を言えば、"FAIRY"を再録してアルバムの最後に配するなどせずに、"In my arms"をラス前に持ってきて必殺の"Rolling Planet"で疾走感溢れるまま〆たほうがアルバムとしての完成度も上がったと思う。俺のプレーヤーでは現にそうプレイリストされてる。それだけ新しい楽曲のもつ輝きはまばゆい。タイトルに込められた「純粋な混じりけのないダイヤモンド」という宣言に嘘偽りはないと断言する。これらの楽曲に磨きをかけるゆえの7年だったと考えれば、すべてが理解できる。


こんな強力なアルバムをひっさげてのツアーなんだから嬉しいじゃないか。
SHOW-YAは再結成以降ライヴ前に予習したことのない唯一のバンドだったが(苦笑)、
こっちも気合入れて暗チョコまで作って(笑)、他のバンドと同様に完璧な準備体制でレコ発記念ライヴに赴いた。


ニュー・アルバムからは実に8曲。残り3曲は既にライヴで何度も披露している曲なので、全曲が生で聴けたと言って過言じゃない。「まだ新曲に慣れてないだろうから昔の曲も」と姐さん言ってたけど、ウチらファンを舐めちゃいけませんw

まだ肌寒い季節ではあるけど、渋谷BOXXという小さな小屋で
2年前の灼熱の池袋のような、久々に燃え滾って魂が震えるのを感じ、しばし放心状態。


 


20/03/2012 SHOW-YA Shibuya-Boxx setlists

Intro: Immigrant Song

Bloody Rose - 薔薇の紋章 -
Outsider
Out of Limits
Trouble
奪い取れ
Life with You
息ができないほど
流星少女 - Shooting Star 196X -
In my arms
Keyboard solo - Drum solo
Count 8
Look at Me !
Battle Express
限界LOVERS

Encore
Rolling Planets
私は嵐
FAIRY

Outro:地下水道の月(テープが途中で切れて後半は生、笑)

DSC_0575.JPG

 


5月の東名阪ツアー、そして留まることない女達の新たな進撃に期待できる 2012。

「GENUINE DIAMOND」リリース記念東名阪ツアー

5月12日(土) umeda AKASO
5月13日(日) 名古屋ElectricLadyLand
5月19日(土) LIQUIDROOM(恵比寿)
全公演共にOPEN 16:30 / START 17:00
スタンディング ¥5,250(ドリンク代別)

http://show-ya.jp/

暗チョコ

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1. Bloody Rose ~薔薇の紋章~

Bloody Rose 血の色した
Bloody Rose 勝利の紋章
Bloody Rose 命の火花は
咲き乱れるままに


2. OUTSIDER

Outsider into the Fire
Fire into the Fire
Fire I'm a Fire
Outsider into the Fire
Fire You're a Fire


3. 流星少女~Shooting Star 196X~

4. 息ができないほど

Carry me away


5. Count8

Hey!
Hey!
Hey!
Time!
So!


6. GET MY BEAT

Get my beat get my beat
このままNon Stop!
夜を飛び越え Jump!
Rock! 野生の情熱を
胸の鼓動は Bump!
このまま Go!

7. Life With You

Life with you forever
Believe me in th moonlight
Life with you forever


8. 性~SAGA~

たとえBroken Heart 愛にLet it Down 砕かれても
Why why why why why not make love

RELOAd.

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デッド・エンド。

去年8月のイベントの際に発表された10月の東名阪ツアーなんだが、いろいろ考えて行くのをやめた。


まずは3か月連続シングルのためのキックオフ・ツアーだという点。当然新曲を披露することになるだろうけど、俺にとっちゃ全然嬉しくない。なぜなら予習して歌えることができないアイテムがあると、ファン・サービスだろうがなんだろうが、ショウの途中で「冷める」んである。SHOW-YAでも同じ思いをしてるんだが、こっちはなおさら8月に経験済みだ(セットリストの「新曲」は結局その後出たどのシングルの何ていう曲だったのか、未だ経っても更新できない、苦笑)。


もう1つは、現メンバーでメジャー3作のマテリアルを再現できない点。最初から叫び続けているオリジナル・ドラマー、ミナトの不在。山崎という人もシンプルな構成にも関わらず相当な手数を熟すめちゃくちゃ優秀なドラマーなんだが、メジャー期のミナトによる並べ立てたロートタムとクラッシュ・シンバルを使った軽快な疾走感溢れる曲を再現できるかと言えば無理がある。行かなかった公演で"I want your Love"をやったのをネット中継で観たけど、YOUのギターが始まるまでもはや何の曲かわからなかった(苦笑)。必然的にミナト参加前の(俺があまり思い入れのない)インディーズ時代からの選曲に偏る。


で、2つもわだかまり持ってちゃ、とても楽しんでライヴに行けない。
前者を克服するにはとりえずシングルが出尽くした後のツアーまで待つしかない。
後者は旧作に頼らないくらいにプレイできる現編成によるマテリアルが増えるまで待つしかない。


俺は結局、それを「時が来るまで待つ」という判断で乗り越えようと考えてたんである。


しかし、ところが。。。


YOUのツイッターを見てると、最終シングル・リリース後もレコーディングを続けてる様子が伺えて、ゲストととしてもひっぱりだこだから何のプロジェクトだろう?と思ってたら、年明け早々にデッド・エンドとしてのニュー・アルバムだということが判明。しかも、既に発表されていた3月の20年ぶり全国ツアーはそのプロモ・ツアーになるという。つまり2か月でアルバムを完成させるつもりだと。


俺にとっちゃ正に願ったり叶ったりの嬉しい話ぢゃないか(笑) ひょっとかしてバンド自身が同じジレンマでも持ってたかのような(ナイナイ)。

そして、彼らの6枚目のスタジオアルバム到着。

CD+DVD / Dream Demon Analyzer

前作の中で"Devil Sheep"がメタリカの「セントアンガー」ぽくハードで好きだったが、本作は全編のほとんどがそんな感じでハードでファスト。狂暴性むき出しなバンドのアグレッシブさは、もはや別のバンドに変貌したかのよう。一方で"Angel"みたいなデッドエンドらしい神曲で「進化」を宣言するバンドに圧倒される。


そんな彼らがツアー初日に見せたもの。全19曲中14曲がそのアルバム+シングルB面からチョイス、期待に応えてくれた。

10/03/2012 Dead End Saitama Heaven's Rock setlists

水晶獣
地獄の季節
Black Out
摩天楼ゲーム
Final Feast
Dress Burning
夢鬼歌
虚無を超えて
I Can Hear the Rain
No Man's Dream
Calamity
Devil Sheep
Conception
Seiren
SSS

Encore
Angel
Kiss Me

Encore 2
Serpent Shilver
Frenzy


関東の次は1か月後の横浜。そしてトリの赤坂ブリッツ。それまでに全曲消化してライヴに臨みたい。感想はまた。


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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