気がつくと、ここ1-2年、ブルーズに接する機会が断然減った。
大物が来日・リリースしないせいもあるし、どっぷり落ち込んだ時に
「ブルーズを感じる」気分になりたい!ってのがあまりないからかもしれない。
ロックから派生した白人ブルーズならば、何枚か入手はしてるけど、
そもそもをあまり好んで聴くわけではないから、ゲイリー・ムーアの
最新作なんて封すら開けてないわ(苦笑)。
。。。なんだけど、一人、別格な人がいる。ゲイリーと同じく、シン・リジー
の左ポジションの座を勤めてた人、「白雪くん」ことスノウィ・ホワイトである。
だいぶ前に書こうと思っていて放置してたアイテムの中に、結構彼の
リリース・ラッシュがあったのを思い出したのは、またリリースされた
最新ライヴ盤がUKから届いたからで、ここにリストアップしてみる。
DVD / Live From London
80年代・ソロ名義で"Paradice"頃のTV番組用ライヴを収録。
DVD / Introspective
本人へのインタビューがメインで、その他クマ原田とのセッション・シ-ン等。
教則V的なところもあり。
CD / And Blues Agency / Anthology
ブルーズ・エージェンシー名義で出したアルバムのベスト。
で、以下が現在のバンド、ホワイト・フレイムズ名義。
DVD+CD / The Way It Is... Live
2004年、前作スタジオ・アルバムに伴うツアーを収録。この人の最近の動く
姿って、ロジャー・ウォーターズのライヴDVD以来なんだが、なんか髪の毛
薄くなっちゃって、すっかりおぢさん。もう「白雪くん」なんて呼ぶのは失礼だね
(いや、前前からですが、汗。それに薄くなったと言ってもピーター・フ○ラン○トン
なんかよりは十分。。。オイオイ)。
まぁ物腰やさしそうなジェントルマンと見てとれるのは昔から相変わらずで
レスポールから奏でられる温かみのある音と、フィル・ライノットやヴァン・
モリソンみたいな後ノリで語りのようなヴォーカルが妙にマッチしていい感じ。
映像観てこの人が全編フィンガー・ピッキングな人だって初めて知ったw
ピーター・グリーン直系の人としても有名で、本作でも何曲かカヴァーしてる
が、ブルーズであって真正ブルーズチックなプレイではない、フュージョンと
いってしまうと語弊を生じる、彼しか再現できないサウンドであり、どう表現
していいか正直困る。なんで、前述の古いDVDとかは観てておもろないんだが、
少なくともこのバンド名義で既に10年以上経ってて以前と違うのは、ラテン系か
黒人系かイマイチ不明なリズム・セクション(まぁジャケでも凄そうだったが、
動く絵もマジ強面な人たち、汗。このDVDではドラマは黒人の代役さんみたい)
とトリオで絡んでいるのが、ほどよい緊張感を保ってて、互いを刺激しあってる
のが素晴らしいミュージシャンシップと思ったりする。時たまビックリするような
スリリングな展開になる点がゴキゲンなんだよね。まさにバンド名が示す
「白い炎」にピッタリだと思う。
こちらは昨年12月の収録。前作とは2曲しかダブらない。俺的にはこっちの
ほうが好きかな?ラストの"That's When I'll Stop Loving You"の熱演が
素晴らしい。
これだけ立て続けってことはUKでは需要があるってことだよな?
ちょっぴりうらやましかったりする。
先日、寺田姐を観に行った目黒ブルーズ・アレイ・ジャパンの今後の
スケジュールみてたらクリス・デューテなんて(小者)まだ生きてて来日してる
のね!?なんてビックリしたんが、あーゆーとこでこそ、「白雪さん」(笑)
観たいなぁと思ったりしたのでした。熱いラヴ・コールは。。。どこにすれば
いいのかちら?(汗)
来年後半に予定されてるニュー・アルバムにも期待したい
(ホント、マイペース)。
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