2009年5月アーカイブ

本日より公開の「スター・トレック」、早速観てきた(バルト9、24時の回)。


キャストを一新して世界観だけを継承する、いわゆる「リ・イマジネーション」作品としての再スタートなので、これまでの「正史」(まさしじゃないやい、せいし=公式な歴史!)を知るトレッキーとしてはかけ離れすぎて逆に反感買うような作りになってないか?と不安があった。


「監督は『スタトレ』より『スター・ウォーズ』好き」「初めての人でも楽しめる」という点を前面に広告展開してたせいもある(まぁ後者は、マニアだけだと興行収益微々たるものになってしまう日本ではいつものことで、仕方のないアプローチではある)。が、実際はというと、いやいやこれがどうして、ちゃんとした「11本目のスター・トレック」なんである!予想以上に楽しめた。


そこかしこに正史のエッセンスが散りばめられた脚本。「コバヤシ丸」テストやら尋問シーンやら映画2作目「カーンの逆襲」へのオマージュが多かったのは、アレが1番好きな俺には涙もの。。。てゆーかスポックの一言でマジ泣きw


そして何よりも、キャラクターを徹底的に研究した若い俳優達の役作りが素晴らしい。正直オリジナルほどアクが強いルックスの持ち主は一人もいない。どこにでもいそうな若造達。でもちょっとした仕草・言葉遣いがオリジナル・キャストによって確立されたキャラそのもので「マジかよ!」連発だったし、サイモン・ペグ演じる英国人スコティの活躍シーンなんかずーっと笑いを堪えるのに必死だった。これは予想外だった。てゆーか、むしろ未来からやってきたオリジナル時代のスポックであるレナード・ニモイが一番「らしくなかった」かも!(オイオイ)


スタトレでは「パラレル・ワールド(並行世界)」って当たり前のテーマなんで、SF面での本筋は理解できたが、初めて観る人には「何が何だかわからないけどテンポもいいし面白かった」で落ち着きそうだw キャラクターに魅力を感じたならば、その人たちは幸運である。だって、次回作を待たずとも39本の1時間ドラマと、7本の映画がDVD屋で待ってるんだから。


エンド・ロールの最後の最後まで見たが、スタッフすら旧作からは一切関わってない)。それでマニアすら唸らせるこれだけのクオリティの高いものができたんだから褒めてやるべきだ。


今回はキャラクター紹介みたいなもので次回作はもっと掘り下げられればいいと思う。悲劇的な結末に捻じ曲げられた歴史は修復されるのか?そのまま彼らの冒険が続くのか?いずれでも楽しみではある。3部作くらいでお願いしたいわ。

毎週観に行ってもいいなと思う。てゆーか、たった今日曜の予約入れた(爆)。

ヘヴィー・メタボーw

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まぁいろいろありますが、只今は今日リリースされたVista SP2 上でのソフト動作チェック中。
SP2自体はMSDNでGW中アップされてたので使ってるんだが、ソフトの細かいチェックは時間なくて。。。てかIE8でてんてこ舞いだったもんな(汗)。で、SP2のほうもリリースされちゃったので慌ててw


テスト機ではUltimateでエアロ使ってちゃんと動作するかのテストせなあかん。

SP1上に既にインストールされてるソフトがSP2をかけても平気で使えるか?
新規購入時を想定してSP2がかかってる状態でインストールして使えるか?
を確認するために

・SP1適用済みのマスタHDDからテストHDDへ丸ごとディスクコピー
・SP1にテストするソフトをインストールした後、SP2を適用して動作確認
・SP1適用済みのマスタHDDからテストHDDへ丸ごとディスクコピー
・SP2を適用した後にテストするソフトをインストールして動作確認 
とめんどい手順で2テストあかん。しかも32ビット/64ビットそれぞれだから計4パターン。さっきから3時間経っても終わってまへん(涙)。


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2回目のコピー中。。。てか今ハングアップしてるのに気づいた(汗)


これを仮想環境に入ってるHome Basic (エアロなし)で同テストを実施すると。。。



・SP2適用状態でテストプログラムインストールして動作確認
・SP1適用時のスナップショットに戻してテストプログラムインストールして動作確認
と、2ステップ・ビハインドで済んでしまう。超楽!実際4パターンすべての作業に1時間かかんなかった。

またSP1適用直後のスナップショットに戻してSP2かけ直してその時点でスナップショットとっときゃ元のテスト環境に戻る。拡大すると判るが、もうXPは旧OS扱いでHome / Pro / MCE / MCE2005 / TabletPC / Tablet2005 / XPx64 7種類全部こっちに移行してあるw
来月入ってからWindows7 対応にとりかかるんで、そーするとかな~り時間短縮できそう。XPなんかSP2適用後のWindowsUPdateが108個もあるしぃ(汗)。


今日届くばかりと思ってたUFO/メイデン他のCD/DVD達がサンダーの「EPセッションズ」入荷延期で止まってると判明。さっき先出しの指示出したんで明日かあさってには届くと思うが、あさって金曜は夜中に「スタートレック」観に行くしなぁ。。。
 

まぁ何事もない週末でありますように(無理)。

4年ぶり6回目の参戦。奇跡的に晴間すら出て気持ちの良い1日だった。
18年ぶりに観れたロバート・クレイはすっかり貫禄ついてた。1曲ごとにストラト替えながらのチョーキング満載プレイは、やっぱ生で聴くと迫力が段違い。正直、彼のようなコンテンポラリーすぎるブルーズってタイプではなかったんだが、予習で聴いた最新ライヴ盤から9曲プレイされてたので退屈することなく最後まで楽しめた。


24/05/2009 Hibiya Open Arena Robert Cray Band setlists

Our Last Time
Phone Booth
The Things You Do to Me
Keep Me Rock (新曲)
Poor Johnny
Right Next Door (Because of Me)
12 Year Old Boy
Chiken In The Kitchin
Bad Influence
The One in the Middle
Time Makes Two

Encore
Smoking Gun
All Star Jam - Everyday I Have The Blues


はい、今回のレヴューはこれで勘弁して(苦笑)。

まぁ行ったことある人はご存知だろうが、このフェスに参加する「一部の人達(と言ってもかなりの数だが)のお行儀」って、やっぱ特殊だわね。われらヘビメタ・ファンのマナーの良さはやっぱ自慢できると思うわ!(爆)それは納得承知の上でいつも参加してるわけで、そんな中で「自分がここにきた目的」をブレることなく集中して遂行することに努めようとしてる俺ではあるけど、来年からはちょっと考えようかとすら思った(苦笑)。出費にはなるが、名古屋ボトムラインといった小さな小屋の前のほうで観たほうが幸せになれそうだ。

もっとも「来年あれば」の話だけど(汗)。Cブロックが空きだらけだった今年の状況を鑑みるとちょっと無理そうかな。。。

雨ニモ負ケズ。。。

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さて、毎度の事ながら雲行きが怪しいぞ!(苦笑)


去年の「NAONのYAON」エントリーで、使うことなく紹介したコレですが。。。


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予行演習で着てみた!


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モチロン下もあるのだよ。ムシムシするけど、全てのJBCはコレでやり過ごしてきた(メガネが水滴で見えなくなるけどw)。明日もぬかりはありませぬ!
 

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


あ、ポッケから出てきた。。。

 


 


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※ココ観てる殆どの人が行ってたと後で知った(爆)B・ガイ、P・グリーン、J・ボーンの時だわねw

調べたら違った、その次のB・ガイ、J・ハモンドの時だった。。。

なんとまぁ

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とうとうわが隣町・三鷹にも感染者が。。。orz


明日帰るのどうしようかなぁ。。。

まぁ、ここに書いてあることが幾分気休めにはなってますが(さすが国立大の言うことは違う、笑)。

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一昨日初の東京感染者が出て慌てて買ったw でも外出向きではないねw

八王子の人は京王線経由と言ってたので少し安心してましたが。
でも、八王子にXYZ->A 直営のライヴ・バーが出来て、ヒロ田川が毎日曜出演するって訊いてるんで、再来週あたりから見に行こうかと思ってます。

明日は日比谷野音!誰も俺を止められない!

究極のベスト盤

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あれ。。。ポストには1パッケージしか入ってなかったですが、2組はロスト・パッケージ?(汗)

3CD / Thunder / The Very Best Of

言わずもがなジャケは"Low Life"PVでの1ショットだわな。
素晴らしいのはEMIリリースにも関わらず彼らの全キャリアを網羅してる点(イーグル時代2枚はクリスマス・ライヴからで代替)。初期3枚からの7曲ずつが足りないと思ったらスタジオ・フル盤聴けばいいわけで、ほどよく散りばめられたBサイド曲、3枚目の目玉「ドニントン’90」にマニアも納得できるでしょう。

たしか6-7枚目のベストのはずだが、「総括」という意味ではどれよりも重宝すると思う。
たった7ポンド=980円で3時間41分も楽しめちゃうという「お値打ち盤」でもある。見かけたら有無言わず買え!

世界は「空」で繋がってる

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なんか、西日本がエライ騒ぎになってますな。福島でもA型陽性見つかったとか。。。

マスコミは「海外渡航なしで何故?」とか報道してますが、そもそも成田で最初に見つかった時に20名ほどを検査せずに入国させちまったのを忘れてる?


人の行動力っていうのは甘く見てはいけません。3時間もあれば日本国中どこにだって行けます。。。と、普段飛び回ってる俺が言うんだから説得力あると思わん?(爆)


幸いにもこの時期、東京離れることなくてよかった。。。あ、でも今のところブルーズ3本しか決まってないってのも、なんか釈然としませんが(涙)。


昨日泊まったビジホでもいつにない簡単な問診票を書かされましたがw まぁたしかに海外観光客が多く滞在する可能性があるとこはちょっと危険かもしれんので注意しよな。ネカフェも代々木だけにしとこ(苦笑)。

大和の交響曲

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1CD / 大友直人指揮 NHK交響楽団 / 交響曲「宇宙戦艦ヤマト」

といってもここでこうやって紹介しようとも現在廃盤なので聴くことは不可能(CDは1万、DVDは2万以上のプレミアがついてる)。

1984年。「完結編」でその物語に終止符を打ったヤマトの、最後のイベントとして五反田簡易保険ホールに1800人のファンを無料招待して行われたコンサートの実況録音盤。俺も当然応募したはずだが落選(涙)。まぁ当たってたとしても「正装」必須だったので、学生服しかなかった俺はビビってたかもw

しかも楽曲はこの1回きりの演奏のために羽田健太郎が書き下ろしたもの。まぁお金かかって豪勢だが、当時はアニメ関連のレコードが飛ぶように売れてた時代。十分元が取れるのを見込んでの大盤振る舞いだったんだと思う。

とにかく圧巻なのは100人を超えるフル・オーケストラによる演奏。ヤマトの音楽は基本的にオーケストレーションだが、TVシリーズ用に小編成、映画用でも6-70人の中編成(憶測)なのでその差は歴然。

ヤマトといえば第1作映画公開に伴って「交響組曲」を冠して宮川泰(ひろし)が書いた劇伴を拡張した最初のオーケストラ作品が存在するが、この作品は(主題歌にかぎらず)永遠無二の各テーマ・モチーフを散りばめてはいるものの、基本的には各章10分越えの4楽章からなる「新曲」と見なされている。

よってサントラで聴きなれた曲が聴けると思って臨むと違和感を覚えるというかその長さゆえ退屈ささえ感じるかも。「完結編」に作曲家として参加した氏の作ゆえに「『完結編』をテーマにした作品」と実際に見られてるふしがある。でも各モチーフを繋ぐアレンジが「完結編」で聴けた「ハネケン節」に似てるだけで(当たり前だ)、まったくの別物である。なので、聴き処を「羽田健太郎作曲」と捉えれば、彼のそれまでのキャリアの集大成ともいえ、文句のつけようがないほど素晴らしい。ポピュラー音楽で名を馳せて、初志であったクラシックから遠ざかってた彼の原点回帰でもあり、むしろ「新たなる果敢な挑戦」だったとも言える(事実、氏はその後クラシックを題材とする仕事をメインにし出した)。

お決まりの川島和子の透き通ったスキャット、N響コンサート・マスターであった徳永二男のヴァイオリンとハネケンのピアノによる第4楽章でのソロの応酬は圧巻。後の俺に「様式美におけるギターとキーボードの掛け合いが大好き」という面に影響を与えたといっても決して過言ではないw


その後、アニメから洋画、洋楽、メタルへと嗜好を代えていくことになる俺だが、2000年代に入ってまたヤマトのバック・カタログを集めるようになるまでの、2-3千枚のCDコレクションの中で、唯一LPから買いなおしてたアニメ作品はコレと組曲「マクロス」だけだった。後者もハネケンによるもので、自ら書いた劇伴モチーフを一切封印した完全オリジナル作品。どちらにも彼にしか出せない持ち味が満載だったし、今でもワンフレーズ・ワンフレーズは鮮明に記憶にあり、各楽器パートごとの「エア・オーケストラ」ができる(指揮者含む、猛爆)くらいに、自分の音楽人生に欠かすことのできない存在だった。


宮川泰亡き後、息子の彬良(あきら)が主題歌歌手であるささきいさおとつるんで「交響組曲」A面再生プロジェクトを「正史」として進める一方で、この「交響曲」はその壮大さで困難ゆえか「外道」とみなされてるのか、実に25年にわたって封印されていた。それがこの5月に当時の指揮者・大友直人が常任指揮者を勤める東京交響楽団による2回の再演があると訊きつけて早速チケ購入。

クラシック・ホールといえば社会人1年生の時に同僚が四重奏発表会で行ったきりなので20年ぶり。インギーや某レインボーのヴォーカル、ディープ・パープルによるオーケストラ競演すら観なかった俺にとって、初めてのフル・オーケストラ演奏会だ。胸躍る。いや、座って観るので寝てはしまいか?心配(爆)。

メニューには坂本龍一・三枝成彰ら他の現代音楽家のサントラ曲とともに紹介されてるので、そもそもフル演奏されるのか?すらおぼつかない。


まぁいろいろな気持ちが交錯してその日を迎える。池袋の東京芸術劇場とミューゼ川崎シンフォニー・ホールの2回。天気はぐずついてたがなんとかもった。もっとも両方とも駅から直結なんで降ってたとしても、さほど問題ではなかったが。


初めてのシンフォニーの感想は、意外に音小さいのね。。。普段爆音に慣れ親しみすぎとるからか?(苦笑)まぁエレクトリックなしの生音だから当たり前なんだが、100人も集まれば音が顔面シャワー洪水のように押し寄せてくるかと思いましたが。。。


もっともそう感じたのは前半で、元々大人しい曲調のナンバーだったからかもしれない。そして後半はいよいよ交響曲ヤマト、その完全再現!と告知され、かなり興奮!でも20分の休憩が入る(バタッ)。

第四楽章でピアノがフィーチャされるので大きな舞台チェンジがあるのかと思ったらここではなし。前半が1時間も満たないというのに、いやはやクラシックって悠長なもんだなぁw


てかね、不謹慎だけど、「この人たち真剣にやってるの?どうせギャラの頭割り考えたら少ないんだからテキトーなんじゃない?ロックの世界なら、アマチュアのバンドだってそんな休憩入れないで最後までちゃんと気合入れてやってるよ!見習わせたい」って思った。


でも、いよいよ曲が始まった時。。。


レコードで聴くのと一緒の音が一斉に耳に入ってきて、身震いした。足がガクガク震えた(汗)。弦楽器が素晴らしいメロディを奏でるのはもちろんだが、打楽器と管楽器がアクセントをつける曲の構成自体が前座の曲と違うんだから。手に汗握ってた。アドレナリンがどんどん放出されてくのがわかる。ロック聴いてる状態とまったく一緒。


初日池袋は楽団の直販サイトで買ったステージ前のS席(7000円)だった。川崎のほうは、やはり俺だけに両日抑えたほうがいいね!って思い立ったのが先週日曜日だったので(笑)、唯一売れ残ってたCNプレイガイドで買った4000円のB席だった。でもちょうどステージ右側上方からオーケストラを見下ろす感じの席のほうがむしろ「当たり」だった。


大友さんの指揮もケツでなく顔が見えたし、エアー・オケできるくらい染み込んでるから、上から見てて次は誰が音を出すかが判るので、次から次へと目のやり場に忙しいw でもそっちのほうが全然楽しいし、演奏者の顔が見えると、個々が譜面にあわせて自分の仕事を丁寧にこなしてるのがわかる。一瞬でも「手抜き」なんて思って申し訳なく思う。


各楽章に必ず目がウルウルするところがあって、でも音は出せないので(汗)、かなり困りました。


やはり、2日目の川崎のほうが進行にミスもなく(初日は第3楽章飛ばして舞台チェンジをうながそうとした、汗)完成度として高かった気がする。無論、レコードに慣れ親しんできた俺としては、ヴォーカリーズ(ヤマト音楽では「スキャット」と表現してるが本来のクラシック用語ではそう言う)やピアノに違和感を覚えたのは率直な感想だが、「スタイルが違う」だけで、さしたる問題じゃない。


曲の始まりと舞台チェンジの間に大友さんの「生き証人」としての宮川・羽田両故人のエピソードが紹介される。

この譜面の表紙には「宇宙戦艦」の文字はなく、ただ「ヤマト交響曲」とだけ書かれてる。それはハネケンさんが、ドラマの世界に関わる音楽としてだけでなく日本を代表できる交響曲にしたかったという意気込みの表れだったんじゃないかと。スコアができたのが演奏前日だったというほど、悩み磨かれて完成された過程を知ってる大友さんは。。。


昨日は耐えたんだが、今日は声を詰まらせて思わず涙ぐんでしまったんである。


そこで観客から励ますように拍手が沸き、それは舞台の楽団員からもだった。演者の一人ひとりが同じ気持ちで真剣にこの日を迎えてたこと、観客もその思いを理解して心して対さなきゃいけないと、想いがひとつになった瞬間だったと思う。だから1時間の演奏があっという間だった。その濃さは想像以上のものだった。最後の割れんばかりの拍手・喝采は忘れられないくらい素晴らしかったよToT。


「伝統=クラシック」を守るだけがオーケストラの使命じゃない。現代の音楽家が残す作品にも劣らないものがあることを伝えていくこと。それが大友さんの願いだという。
その想いが今ひとつ叶った場に居合わせていただいて光栄としか言いようがない。6/2で2回忌を迎えるが、良い法要になったと思うし、ハネケンさんもどこかで「いつもの笑顔」で喜んで見守っててくれたに違いない。


定期演奏会の枠では「変わった趣向」として行わなきゃならないようなので再演は難しそうだが、「正史」として認められまいとも、俺はこっちのほうを何度でも聴きたいと思った。今回に限らず是非語り継いでってほしい。日本の偉大なるシンフォニーを。

90年代、その直前にあの宮崎勤の事件があってから十数年間、自分がアニメおたくだった事をひた隠しにしてた時期があったわけだが、今は胸を張ってあの頃の「良き時代」をこうして語れること、そしてハネケンさんという素晴らしい作曲家に出逢えたことを自分の人生の中で誇りにこそ思えた、25年目の春の夜だった。


ありがとう。

おバカさん(汗

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うーん、カヴァ・サイトのほうのBBSとレヴューカキコにドイツ方面からこれでもか!というくらい迷惑リンクの書き込みが続いてる。手作りCGIなんで、このブログみたいにスパム・フィルタがついてるわけでもなく、手作業対応せなあかん。

一応ドイツ全土からの書き込みを禁止してみたり(爆嘘、1プロバイダだけね)してみてはいるが、手を変えてくるので、入力に[http://] を含むのを禁止にしてしのいでます。。。
 

 


 


 


 


 


 


。。。てか、バーニング・レインのレヴュー欄なんかに必死にポストしても、ここ訪れる人、誰も見ないって!(爆)

あ、別に、それが悩みのタネでカキコ・ペースが減ってるわけでわないのでご心配なくw Windows 7 のRCが出たので、ソフト開発用に環境構築するのに忙しくしてるだけです。

Rock On !

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今、オフィシャル・サイトの"Features"のコーナーにアップされてる18分のショート・フィルム、「ロック・オン」、本格的だし、イイ感じですw 英語聞き取れなくても役者の演技で大体わかるし、最後のオチにも笑えた。俺も恋してる間はずっと"Give Me All Your Love"流れてるんで共感沸いたしね!(猛爆)


それに比べるとチープですが、この下のVも前からかなり好きですw



偉大な曲だ。。。USに友だちできたら、俺のケータイのメアドはすぐ覚えてもらえやすいってことだね!(爆)

うつりかわりの中で。。。

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今日は仕事を早く切り上げて、ラジオ・サーバ(オリンパスのVJ-10)のメンテナンス。


前に「衝動買いした」と紹介したヤツだが、2007年購入以来、電源スイッチを入れて聴く以外に全然手を入れてなかった。


ACアダプターを抜き差ししてたので時計が1時間狂ってる(苦笑)。この前PCを入れ替えたときに電源周りを整理して常時オンの状態にできるようになったので(それでもタコ足w)、はじめてPCと接続してファイル10ギガ分を拾い上げ。こんな貯めといてもベイFMなんてほとんど雑音に混じりながらなんで、エアチェック的は価値なし。先週・先々週のサンダーのチッタ音源も二度と聴く気になれないわな(苦笑)。


買って以来一度もしたことのなかったファームウェアもアップグレードして、時計合わせw 


録音は気がついたらするって感じ。といっても最後まで聴かないで寝るんで(だからといって寝てる部分聴き返したこともないが、爆)そのままつけっぱなしで昼頃起きてから録音を止めるって使い方。って、そもそも便利な予約機能があるんですが(汗)。
面倒っちいが1回やれば済むし、重い腰上げてセットして完了。PCの横にたたずんでますw


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今までの10ギガをPCに移したとはいえ、そもそも40ギガあるんで、128Kbpsでも600時間録音できる(PRTなら2年分やね)。

知らないうちにWMA以外でも録音できるようになったり、ライン入力からの予約録音もできるようになったりしてるんで、なるべく有効活用してこかなと思う。

あと、たまりにたまったオーディオ・プレーヤ達(爆)。



左の3台が前から使ってるパナソニックのSDプレーヤ達。この中だと現在2代目(同機種色違い)を使用中。初代の電池のもちが悪くなったので。一回りでかいのは、生産終了に伴い買っておいた予備機でほぼ未使用w コイツらは「SDジュークボックス」「ヴォイス・エディテイング」って専用のソフトでPCとやりとりする。


。。。だったんだが、メイン・マシンが64ビットOSでしょ?デバイスとして認識してくれないんでメインマシンには繋げられない。なので32ビット開発マシンに繋げて使ってたんだが、先に紹介した仮想化移行で開発機の先は見えてるし、ここらでOSのメディア・プレーヤがもっと簡単に認識してくれるタイプのに買い換えが生じたんである。


そこで買ったのが右2つ。黒いのがクリエイティヴの「ZEN MOSAIC」。コイツがメイン機だな。そこそこの音質だし。なによりもサウンド・ボード・メーカーなので、他のオーディオ・プレーヤよりも付属ソフトが充実してる(この会社は基本が64ビット対応だし)。でもプレーヤ自体の操作がイマイチ煩雑でよく判らない(苦笑)。この前新幹線載って聴きながらボタンいじってたら途中で音が途絶えて?状態。で、耳を澄ますとどこかのバカが漏らしてる音が。うるせーなぁとよくよく音源をたどったら俺のが内蔵スピーカに切り替わってただけだった(汗)。

白いのはターボリナックスの「WIZPY」。アマゾンで4000円弱で売ってた。ちなみに定価3万円(爆)。コイツは本来メディア・プレーヤとしてだけでなく、中にリナックスOSが入ってて、USB・CD-ROMで起動可能なPCに接続して起動すると自分のデスクトップ環境が立ち上がるという素晴らしい発想のもの。ネット・カフェを渡り歩いてて、その怖さを知ってる俺としては仕事環境を持ち歩ける「究極の秘密兵器」!


。。。になるはずだったんだが、どうもうまく認識・起動してくれるPCに出逢えない(苦笑)。


親切なことに一応予備で起動用CD-ROMが付いてて、これがあると確実。8センチCD(シングルの大きさ)で携帯しやすいようになってる。


んだがね、ネカフェのほとんどのPCってCDドライヴが縦置き状態なんよ。スマート・ドライヴ型ならともかく、普通の8センチ部分には支えになる溝とかツメがないから、トレイが閉まるまでに確実にストンと下にこぼれ落ちる(爆)。12センチCDにコピーしてもいいんだが、それだったらそもそもCD起動サイズに収めたリナックスであるKNOPPIXとかあるわけで、わざわざコレ使うことないやん(失笑)。ってことでほぼお蔵入り状態。


まぁ、そうとはいえ、俺もガジェット好きよのぉw そーいや、WSのDVD観るために買ったポータブル・ビデオ・プレーヤはどこいった?あ、ホテルで観るために買ったポータブルDVDプレーヤは数回も使わないうちに駆動部が死んだので捨てました、俺としては珍しくヨドバシの延長保証入ってたのすっかり忘れて(涙)。


最近、USB録音機能付きのカセット・デッキやアナログ・プレーヤにかなり興味を持ってます(笑、買っても最初だけってのが目に見えてるw)。

雨ですね。。。

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せっかくのGW。。。てゆーか、めったに帰らない俺としては、洗濯日和でないのが悲しい(もっとも部屋干しですが)。

でも心配ご無用。洗濯できなくても、まだ袖を通してない新品のTシャツが山ほどある、会社にだけでw

ジューダス2種
スネイク3種以上
西寺実2種
アンサー2種
サンダー4種


あ、WSとTは当然「保存用」とは別ですよ!


ウチにもいろ-んな新品Tみかります。
BJのバウンス・ツアーのがドームの買い物袋にかなりとか、メイデンがあったのにも「ヘェ」と舌打ち。
ジューダスのAORツアーでのパーカなんて買った記憶すらなかったw


そんかわり、普通の衣服がてんでないってんだから。。。(苦笑)


残すとこ1日ですが、いい休日をお過ごし下さい!

伝えたいこと。。。

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ヘヴヘルのついでに買ったメタルもの。

1CD / Queensryche / American Soldier

クイーンズライクと言えば「オペレーション・マインドクライム」以外はどーでもいい存在なんだが、PRTで政則さんがしきりに紹介してるのと作品のテーマ「帰還兵問題」に関心があったから買ってみた。


映画ファンなら70年代後半に「ニュー・アメリカン・シネマ」というムーヴメントがあったのを知ってるだろう?当時の作品「タクシー・ドライバー」とか「ディア・ハンター」なんか好んで観たものだ。そこにあったのはハリウッドお得意の「夢と希望」でなくベトナム戦争が人々の中に残した「影」「絶望」だった。80年代入っても同じ題材を扱った作品は尽きない。先頃観返した「ランボー」4部作なんかもそう(もっとも1作目以外は娯楽作仕上げだけど)。


心理学者のごとく人間の内面に肉迫することを追求してやまないジェフ・テイトのことだから、本作では多くの取材を行い、実際にその兵士たちの声をサンプリングして曲に使用しているのでリアリティは半端なものではないようだ。入魂の一作だというのはひしひしと伝わってくることはたしか。


でもね、国内盤出したワーナーの仕事ぶりがあまりにお粗末。バンドが提供する歌詞の部分しか日本語訳されてない。そりゃ本来それが正しい仕事だけど、作風を察してもうちょい突っ込んだアプローチができないもんか?

政則さんの解説がないと絶対理解できないレベルのしろもの。それとも英語がネイティヴでないこと恥じろとでも言うんかい。なら何のためにわざわざ国内盤買ってるかが判らん。

アーティストの伝えたいことが届いてない今、この作品をこれ以上語れません。

「音」だけで評価されて「駄作」扱いで埋もれるには惜しい作品なのでは?
出し直しか、バンドが「オペマイ」みたく映像化して日本語訳ついたのが見れればいいなぁと真に願う。

Better The Dio You Know...

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リクエストにお答えして(笑)

1CD / Heaven And Hell / The Devil You Know

第2期ブラック・サバス布陣によるヘヴン・アンド・ヘルの、「デヒューマナイザー」から数えて17年ぶりの新作。あ、ベスト盤に新曲3曲入れたのを除くとね。


これは。。。もう、かなりの直球でしょう。彼らにしか成し得ないサウンドがこの1枚に詰まってる。ヘヴィでダークな曲調は「デヒュ」の延長上にあるものの、あれほど実験的でなく、とにかくストレート(もはや初期2枚の世界に期待するほうがアホ。空気読め)。アップテンポてゆーか、ヘドバンがピッタリなチューンもほどよいバランスだと思う。


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"Eating The Cannivals"でヘドバン中。奇しくも、てゆーか意図的にTもそうだ!(爆)

リフ・マスター、トニー・アイオミも本領発揮。"Bible Black"でのソロが美しすぎる。
ほとんどエフェクトをかけていないロニー・ジェイムズ・ディオのヴォーカルはまさに「神の領域」だね。なんで70間近でこんな若々しく唄えるの?SHM-CDのせい?それともデジテックでも使ってる?(爆)正直この17年の間(バンドとしての)ディオでの活動が徒労のようにすら思える。強力なギタリストのタッグが彼に火をつけてるんだろう。かといって力んでる感じがなく、あくまでも自然な発声に、すーっと体に入っていくような感覚すらおぼえる。このアクエリアス野郎!


素晴らしい楽曲を携えた、悪魔たちの降臨がそう遠くない未来であることを願う。

出すんかい!

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今、ブート屋からの最新入荷メールが来て、
おとといのオーヴァー・ザ・レインボー公演が早くもリリースされるらしい。
そーいえば、カヴァ大丈夫かな?と思い(例の件は馬鹿馬鹿しすぎてここではスルー)、オフィシャル覗いたら。。。


「スリップ・オブ・ザ・タン」20周年記念リマスター発売とな!!

目玉は90年ドニントンでの2曲の映像・音源か?
まだ正規DVD化されてない「スターカーズ・イン・トーキョー」からの2曲か?
いやいや、"The Deeper The Love"シングルに収録されてた"Fool For Your Loving"のVai Voltage Mix が個人的には一番嬉しいぞw


何枚買おうかな(ハートマーク)

EMIカタログにも載ってた!
同時発売で
「スライド・イット・イン」20周年エディションも
こっちはCD限界にUS・UKリミックス両方を収録。"Hungry For Love"UKがオミットされてるが、代わりに"Need Your Love So Bad"が入ってるなら許す!
どうせならDVDはスーパーロック84がよかった(苦笑)。

コレはレップスの「アドレナライズ」「炎のターゲット」デラックス・エディションともども見逃せないぞ。タウンゼンド、早く予約開始せい!

ひまー(苦笑)

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2月からの長いライヴ生活を終えて。。。

そーいや、ヘブン・アンド・ヘルの新譜出てたことを思い出して、各ショップを覗いたらオーダー数ゼロw あれ?。。。ってことはUFOとかも頼んでないの?と、全然手元にCDとかが来ない状態であることに気づき、慌ててHMV.JPのHR/HMニュース(HMVで買う買わない別にしてソースはあそこから得るw)読み返してテキトーに一旦お気に入りに。

なんか別のショップで価格比較するのも面倒臭くなったので全部HMVで。結局20枚ほど全部5月末に届くことになりました(ヘヴヘル含めて)。

。。。てことはそれまでここ書くことないやん(滝汗)。
ロバート・クレイだけはそれじゃ遅すぎなんでアマゾンで買いましたが、だったらそっちに含めればよかったね、ヘヴヘル。。。間に合うかな?


忌野清志郎、亡くなったんだね。。。特に思い入れはないですが、ありがとう、「スローバラード」遺してくれて。

春の祭典♪

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4/29 、ジャパメタ集結!「HARDなYAON」なレポ。



。。。ということで、新環境に没頭中の俺。火曜も、(時間外無給になろうとも)いじってみたかったWindows Home Server をインストールするのに明け暮れ、まさに朝を迎えてしまった。


仮眠から目覚めたらお昼過ぎてたので一時帰宅もままならず、大久保か水道橋か迷った挙句、野音まで7分の足場ということで水道橋のドーミーインへ。あ、洗濯もできるというのも大きかった!(爆)。15時半にはチェックインして、シャワーを浴び、一息つく間もなく会場のある日比谷へ地下鉄でGO!


。。。と思ったら運悪く地下鉄止まってました。。。 orz
時計見ると開演まで20分切ってる(汗)。仕方ないのでタクシーで1700円かけて野音前につけてもらう。


そこまでして遅れたくなかったのは、去年同日の「NAONのYAON」でトップバッターをSHOW-YAが「私は嵐」で飾り、海外よろしく、てっきり若い連中が先と思って遅れて行った呑気な俺はそれを聞き逃したのをDVDで知ったからである(苦笑)。


案の定、トップバッターはいつもの着物コスによる「西寺実」が登場、これから文字通りハードになる、そのウォーミング・アップとして「ああ無情」「ボヘミアン」「たどりつけばいつも雨降り」を披露。バック・メンバーはドラムに44マグナムのジョー、ベース寺沢功一、ギター田川ヒロ、キーボード笹路プロデューサという強力な布陣。ウォーミング・アップどころか、左PA前にいたんだが、音割れまくりの大爆音(全身の毛ブルブル、汗)。まぁホールと違い、遠くまで音飛ばさなきゃあかんのでそれは許そう。


続いてヴィジュアル系の若手が登場。われらおじさん・おばさんは着席して、代わりに若いお嬢さん方がスタンドアップ。これがしばらく交互に続くのに笑ったw
ヴィジュアル系には別に偏見はないけど、「いかにも」って感じで「おいおい、ポケットに手突っ込みながら歌うんじゃねーよ!」「客席に向かって中指立てるんじゃない、はしたない!」と突っ込みいれたかったですが。。。


彼らを見守るお嬢さん達の健気なこと(涙)


正直大人連中が盛り上がらないで「寒い」中、みんな一生懸命に、全員が同じ振り付けで踊ってるんである。かと思えば、曲によっては激しい音の中で頭をグルングルンと回して髪を宙に舞わせてる(驚)。それが、メタルのライヴでもお目にかかったことのないくらい凄く見事で(女性特有の柔らかさっていうのかな?)、彼女たちに拍手を送りたかったくらいだ。声を枯らしながらもメンバーの名前を連呼する子、俺の前の席も一人で来てた子だったが、体動かさないで手だけをフリフリで、思わず「かわいい><」と後ろから抱きしめたい衝動にかられた(やったら犯罪ですw)。


ある意味、俺が洋楽ライヴで心がけてることと共通な部分もあり、ましてや自分が楽しめる時間が少ないにもかかわらずお金をかけて参加して、「前座」という立場をものともせず全力でサポートしようとする、その姿に心打たれるものがあった。

すごく感動した。え?そっちにかよ?バンドぢゃなくて!

で、演奏が終わると次の準備。「NAONのYAON」同様、ステージにはドラムセット3基、キーボード2基、アンプがすでにズラリ並んでる状態だから手際よく進む。その間姐さんとマーシーが出て来てその若手にインタヴューしたりリリース・ライヴ情報を告知したりして繋ぐ。ふんぞり返ってた連中が急に腰が低くなったのが笑えた。「俺たちの世界観、気に入ってくれたらぜひワンマンに来て下さい!」だってw互いにかなり気を遣ってる様子が見られ、どちらが欠けても成立しなかった、このステージを一緒に作り上げてる連帯感ってのがよく出てた。マーシーも若いお嬢さん達の応援に心打たれたらしく、思わず「うらやましいよ~俺たちの時もやってね♪」と本音が(猛爆)。


続いて、ニイちゃん率いるX.Y.Z.→Aの登場で俺たちスタンディング。

実は、今回一番楽しみにしてたバンドかもしれない。2枚組ベスト盤を買って、最初の5曲にノックアウトされたんである。ウンウン、やっぱジャパメタは日本語で歌って歌詞で観客の魂を振るわせるのが本来の姿!「生きるとはなんだ」に続き一番大好きな「Miracle」「Faster! Harder! Louder! Deeper!」「Pure」と疾走の如くプレイ。元爆風スランプのリズム隊という色眼鏡で観ることなく楽しめた。いや、ファンキー末吉こそ,
このコテコテな情熱系ソングのメイン・ライターであることを高く評価したい。昔のB!を読んでれば筋肉少女帯の橘高文彦がマイケル・シェンカー狂いだということは知ってるでしょう?フライングVを太ももに挟みながら、全盛期変わらぬ80年代風裾長コスと煌びやかなスプレー・ヘアでステージに華を添えてた。結成10年。当事から「あきらめない」をテーマに、バンドとしての姿勢はちっとも変わってないですが、これからもよろしく!というニイちゃんのお礼の挨拶に、ラウドネスよりもこっちでがんばって成功して欲しいと切に思った。


次はまた若手。ビジュアル系というよりかはラウドな「たてのり」系のバンドで、蛍光色をちりばめたチェッカーズ風衣装(マーシーと姐さんは更に古くベイ・シティ・ローラーズを引き合いに出してたw)で元気いっぱいのプレイ。どうやら前のヴィジュアル糸とファン層が被るらしくまたしても見事なパラパラが見れた。途中、タオルを宙で振り回すお決まりの曲があったんだが、ヴォーカルが「大人たちもハンカチとかでいいです、振ってくださーい!」と声かけるものの、やっぱ照れちゃうよな(苦笑)。前の席の子はスタンディングの時には荷物を席に置いて応援してるんだが、さすがにタオルは持ってこなかったの?。。。と思いきや!ちゃんとカバンの奥から取り出してフリフリ、終わるとまたカバンに戻して、また始まると取り出してフリフリ、うーーーーーーーん、そのぎこちなさがとびきりキュート!(だからもうええって、汗)。「大人たちの『一部』もハンカチ振ってくれて、ありがとうございます!」って厭味か?でも、えらくさわやかだったので好感は持てた。


ここでニイちゃんがMCで登場。ちょこちょこっと若い子らを弄る。てかここのMC、いつもと違い、かなりいい加減に告知棒読みw

その間にお嬢さんたちはその使命を果たせたかのごとく一気に撤退開始。


「オイオイ、マジ帰っちゃうのかよToT」

まぁ仕方ない。それでもショウは続く。続いてはアースシェイカー。
マーシーって、エアロスミスのステーヴン・タイラーに口の大きさを似せてるだけでなく(オイオイ)、ちゃんとマイク・スタンドにもスカーフたらしてるのね!

必殺の「More」をぶちかました後、マーシーが「長いキャリアでもやったことのないことをやろうと思う」と言って、初期のメドレーを披露。予習不足であやふやだが「TOKYO」「Fugative」「Wall」「Earthshaker」等で短い出番を有効活用した。最後は「Radio Magic」で閉める。まぁバンドとしてあまり興味がないと前に告白したが、それでもオフィシャル・サイトなんかはよく覗いてたのでメンバーには親近感持ててた。特に料理もコーラスも上手で家庭的なベースの人!

既に日も暮れ、照明もいい感じにライトアップ。順番的に次は元ヴィジュアル系の河村隆一か?の予想に反してSHOW-YA登場。今回のこのショウ、既に6月下旬にDVD化が決定してて収録されてるんだが、それを意識してか、でもお決まりの"Immigrant Song"が元曲だって分かるオープニングで登場。

いきなり壮大なファンファーレで始まる、B面曲ながら比類なきハードさを誇る「奪いとれ」をかましてアッと言わせる。これは隣のコアそうな女性ファンでも知らなったみたいで、俺一人ヘドバン状態。ついに本気戦闘モードw「私は嵐」ではSUN GOのギターに釘付け、ソロから次々にメンバーが音を重ねてゆく中盤間奏にゾクゾクして、もちろん姐さんの「空を~切り裂いた~」でのマイク・スタンド・リフティングも見事に決まってもう最高!様式美的にGとKeyが掛け合う「Battle Express」、「限界LOVER」と続き、あっという間に持ち時間終了。うーん、物足りない。。。やっぱフルでみたいすよ(ToT)。

さて、次こそ河村の出番で、俺たち座れるぞwと思ったら、また意に反して「西寺実」。なんでショウのプレゼンターがトリじゃないの?なんか俺たちの知らない業界のパワー・バランスでも働いてるの?とちょっとブーイングしたい気持ちになったけど。。。


まだ準備中の姐さん・マーシーを差し置いて登場したパワフル回復済みのニイちゃんが、ツアーでも披露しなかった、ラウドネスの「In The Mirror」をかます!ちゃんと知ってる数少ないラウドネス・ナンバーなんで俺もSHOW-YAに続けて全開モード。ヒロ田川のソロも壮絶。西寺実としてのステージの最後の最後に、こんな隠し玉を残しておいたなんて!

しかもその驚きは、マーシーと姐さんが合流して「Crazy!」の掛け声で始まった「Nights」ではない「Doctor!」へと続く!俺にとっての最強ナンバーだ!1コーラス目をニイちゃんが英語バージョンで、2コーラス目を姐さんが日本語ヴァージョンで、そしてあの美しくも壮絶なギター・ソロが続く。まったくヒロ凄すぎ!

ここでスペシャル・ゲストの山本恭司登場。自分のバンド、ワイルド・フラッグのツアー中で、広島から夜通し車を飛ばして会場に駆けつけ、1時間しか寝てないという(驚)。3人にとっては先輩にあたる彼だが、ニイちゃんが「樋口っさんが『友達紹介してやるよ』と言われて訪ねてきたのが恭司さんだった。あの時は失礼しましたw」という微笑ましいエピソードも挟みつつ、「吼えろ!バウワウ」からの曲と「私は風」を弾きまくり。ウリ・ジョン・ロートとの競演以来。。。てかその前はトミー・アルドリッジのドラム・クリニック、その前がVOWWOWと、ほぼ7-8年ぐらい間隔でしか観てないんだが、さすがに年季の入ったというか、早弾きなんだが、なんかねちっこくていやらしさすら感じるよね、彼のソロ(俺だけかい、汗)。凄かったし楽しかった。


そしてこのパート最後はニイちゃんが渾身を込めて歌う「スローバラード」。この1年で6回聴けたのもこれが最後かと思うとちょっぴりウルウルしてしまったのでした。
ホント、彼にメタル歌わせとくのはもったいないと思えるソウルフルな魂の叫びだった。俺にそう言わさしめたのは後にも先にもカヴァたった一人だけなんだから、その凄さが判るはず、いや、判らないなら判ってほしい!(願)。


俺的、てゆーか、ほとんどのおじさん・おばさんファンにとっては、ここでもう今日のショウは終わったも同然だった。この後最後のトリを勤める河村隆一なんか正直どうでもよかった。基本的に自分より目上ならスタンディング、若いなら着席というルールだったんで座る。

たとえニイちゃんが「こんな好青年みたことない!」と褒め称えようともラストにあるだろうセッションまでの繋ぎ・消化試合みたいなもの。


。。。のはずだったが。。。


ギターが素晴らしいソロを聴かせてくれた。しかも、この音。。。俺が知る限りストラトであの音を出せる日本人はたった一人しか知らない。まぁ河村自体、そのGが在籍してた「伝説のバンド」のフォロワーであることを知ってたから、似てるGを探し当ててきただろうことは容易に想像できたが、でも似すぎてる。。。

そして、河村がマイクなしで歌うオペラ調の生歌を披露した後に、「続く曲では渾身のギター・ソロを堪能して下さい」と前振りがあって、そのGの名前が明かされる。


ギター、足立祐二!


やっぱり?元デッド・エンドのYOUじゃん!
思わずそう口に出してたw 当時とは風貌が違う上サングラスだったので全然気づかなかったが、そういえばモーリーが結成したクリーチャ・クリーチャのライヴで飛び入りゲスト参加した時と同じ、間違いなくあのYOUだった。次の瞬間身を乗り出して見入ってた。周りの女性ファンも最初隆一の「リュウ!」って叫んでるのかと思ったら、よく聞けば「YOU!」ぢゃないかw

彼の、彼にしか奏でられないGの絶品さに酔いしれた。20年前、ここ野音に初めて足を運んで観た、雨の中のデッド・エンド(「Hype d.」としてDVD化されてる)を懐かしく思い出しながら。

そしたらMCで河村くん(いきなり「くん」付けかよ!)も「ここ野音でのライヴ、観ました。今でも鮮明に覚えてます」と愛の告白。なんや一緒のこと考えてw「そか、もう20年前になるわなぁ」と関西弁まじりで喋るYOUちゃん。河村くんの「ファンはいつまでも待ってます、デッド・エンドの復活を」の言葉に苦笑いだったけど、それがここに集まってるファンの一生消え得ぬ願いだったと思う。ホント、彼をこの場に引きずり出してくれてありがとう!河村くん!先輩を立てる、今時珍しい好青年だ!(コレコレ)
ただ、そのファンの思い割にはあまりフィーチャされないばかりか、ラストのジャム・セッションには参加せずにあっさり帰ってしまいましたが(涙)。


ラストは参加者が集まって、プラス44マグナムのヴォーカル(すまん、このバンド自体名前しかしらんで、汗)も飛び入り参加してラウドネスの「Crazy Nights」。金銀のラメテープが観客に向けて発射され、拾った人が手にし振りながら「MZA!」とシャウトする様がキレイだった。ヴォーカルとギターが「スターズ」のように次々とバトンタッチされて、ヒロは最後の最後に腕時計を使ったスライドを魅せ、もう大満足。ジャパメタの祭典はその4時間の幕を閉じたのでした。


20090429203441.jpg
祭りの後。。。シャッター・チャンスとしては当然ですw


最高にハッピーな1日だった。参加できてホントよかった。

「最後の西寺実」と言ったが、それは「其之壱」の終わりである。既に7月に「其之弐」のレコーディングが行われるという。それは今回のような邦楽のカヴァーではないかもしれないし、今度は着物コスではなく、姐さんがウサギさん、マーシーが忘れたw、ニイちゃんが牛さんの格好で登場するらしい。。。というのは冗談だとしても、ニイちゃんはこのユニットでスティックスやダム・ヤンキーズのような曲もやれたら最高!とブログで語っている(ってことは同じトミー・ショウ様ファン?驚)。そしてまた全国ツアーとこのイベントのパート2をやりたいとも意気込んでた。

まだまだこの先、どう転ぶか判らない、3人の珍道中。期待十分である。


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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