2013年3月アーカイブ

今年は。。。

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割り切れない男(47)だなんてヤダ!

ブルーズってやつは。。。

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さて、今月は6本中4本が非メタル系の黒人ミュージシャンのライヴだった。 
しかもうち3公演は直前になって行くことを決めたライヴでもあった。

俺にとって3回目になるジェイムズ・コットンについては、今回もセトリがアップできず、詳しいレヴューは割愛することにした。通常知らなかった曲も、覚えてる歌詞のフレーズなんかをネットで検索すれば大方把握できるんだが、この人たちの場合、ブルーズハープ軸のインスト中心なので検索に必要なキーワードがない(苦笑)。たまに超詳しそうなブルーズ好きな方のブログをみっけてガメっちゃおうと思うんだが(爆)、その方の曲名でYouTubeなんかで確認しても「?ビミョーにちゃうんやない?」と思えたので今回よしたw


まぁブルーズ自体が、口伝に近い形で受け継がれてきた経緯があるので、「正しい曲名」っていうのを詮索するものでもないんだろうし、曲名が判らないでも楽しめるのがブルーズの醍醐味でなのだから。


で、前回に引き続き、1回観て良かったので翌日も急遽、という形をとったんだが(今回は財政的理由から1回でよすと言ってたのに!)、「良かった」というだけでなく、ぶっちゃけ、初回の客の入りが寂しかったから。。。という事情もある。
やはり興業において、あまり不入りだと次回あるかどうかも不安になるので、自分ができることはしたい、という気持ちが働くんだよね(あ、でもいつも最終日はそこそこの入りなんで余計な心配だった、ってオチなんだけど♪)。


ゲイリー・クラーク・ジュニアの登場に少し安心したとはいえ、やはり黒人ブルーズって音楽形態は、巨匠がこの世を去っていくばかりで先細っていく一方にあるのは肌身に感じざるをえない。だからナマで聴けるチャンスはできるだけ逃したくないっていうのが本音。


で、最後にもういっちょ。コレを紹介。

1CD / Old Sock / Eric Clapton

クラプトンのスタジオ・アルバム買うのは実に22-3年ぶり。で、買った理由は言わずもがなゲイリー・ムーアの"Still Got the Blues"がカヴァーされているから。

ゲイリーの死後、スティーヴ・ウィンウッド&エリック・クラプトン名義でのツアーにおいてもステージでカヴァーしてたんだが、本レコーディングも彼と一緒にそれを踏襲したアコースティックなヴァージョンで、スティーヴのハモンドが非常に強力で味わい深いものにしてる。で、最後の最後にエリックがエレキで弾きまくって〆る。


何度も何度も聴いてると、ホントに泣けてくるんだ。この曲って歌詞がいいじゃん。シンプルで歌いやすくて、意味をかみしめながら口ずさんでると自然に泣けてくる。


この前FM802「ロックオン」でこの曲を流した際に、政則さんが語ってくれたエピソードが微笑ましかった。ゲイリーとエリックの二人が初体面を交わしたのはここ日本、たまたま同じ時期に来日してて逢うチャンスが訪れたとのことで、その時のゲイリーは先輩を前にしてガチガチに超緊張してたらしいw 俺は彼らの接点ってないものだとばかり思ってたんで、ちょっと新鮮な話だったし、なぜエリックがこの曲をカヴァーしているのかも垣間見えてきたような気がした。


ゲイリー最後のツアーのレヴューもこの言葉で締め括ったんだが、

「ブルーズを背負うミュージシャンは、先に逝った者を弔い、悲しみをこらえて、その生き様と音楽を自分の骨肉として後世に伝えていかなければならない宿命を持ってる」

ゲイリーの生き方がまさにその最たるものだったから、彼の生きざまに共感できたエリックだからこそ、今度は彼がこの曲を背負っていかなきゃいけないと感じてプレイしてるんじゃないかと。そんな決意をこの演奏からは感じるんだよね。実は歌詞を若干替えてる。そこからも感じとれた。これだけ聴くためだけに買っても惜しくないと思う。


「カヴァが愛して自らの糧としている音楽」として俺も共感できてハマるようになったジャンルだから大事にしていきたいと常々思ってたりする。今月みたいな勢いでなくとも、ブルーズを感じるチャンスがもっといっぱいあればいいなぁと願う。

26年を経て

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テレンス・トレント・ダービーに夢中だった頃。
87年の7月デビューだから、年末までの半年くらい?
今、ウィキなんかで調べてもかなり短かったのに驚く。

これは仮定でしかないけど、(同年10月に)もし俺の前にカヴァが現れてなかったら。。。。
多分、この人が自分の人生を左右した人になったかもしれない(もっともここまで音楽にのめりこんでたかどうかもわからんけど、苦笑)。

それほど、この人の出現は衝撃(センセーショナル)だった。
英国ではブルーアイド・ソウル真っ盛りで、アメリカではマイケル・ジャクソンがキング・オブ・ポップの名をほしいままにし、ラップやMCハマーみたいなヤツの登場で黒人音楽が変貌しつつある中、どブルースならぬ、どソウルを唄う黒人ミュージシャンが、海を経たイギリスでブレイクしたわけだから、そりゃもう事件だったわけで。

軍隊出という経歴を持ち、自らを「天才」と明言してしまうあたり、それだけの実力がなければ単なるナルシストのペテン師なんだが(苦笑)、言い切れるだけの才能を持ったミュージシャンだったから手放しで彼を受け入れてた。

ただ前述したように、俺の前にカヴァが現れ、ロック・メタル志向になったもんだから、翌年彼がグラミー賞授賞式でのパフォーマンスでアメリカでも認知されるようになった以降は全然見向きもしなくなった(同時期、俺初渡英してたはずなので、その映像もつい最近YouTubeで見たw )。2001年に神の啓示で「サナンダ・マイトレイヤ」という名前に改名するまでCDは買い続けたけど、音楽的にも(もう一人の天才)プリンスっぽくなって古臭いR&B色が薄れたのでキチンと聴くことがなかった。


ただ、その歌声は一度でいいから聴いてみたかった。曲云々というより歌声をだね。たとえば、その後リッチー・コッツェンを好きになったのは声が彼に瓜二つだったからで、俺が魂を揺さぶられる声だってのは間違いなかったので。


それが、コットン・クラブへジェームス・コットンを観に行った際に、モニタ告知でブルーノートが招聘するのを知って喜び勇んで即予約。とりあえず最新アルバムである「リターン・トゥ・ズーアサロン」をアマMP3から購入(もはやフィジカルは自サイト通販でしか売らなくなってる)して予習、その日を楽しみにして待つ。


直前に体調崩してゲイリー・クラーク・ジュニアのスタンディングはキャンセルしたけど、ブルーノートなら座っての鑑賞なのでちょうど良かった。決して調子いい状態じゃなかったけど青山へ向かう。


早め(1回目の部の最中)に着いて整理番号をもらう際に既に開場が10分押しになるということが告げられたので、ブルーノートにしては結構長めの演奏になるであろうことが予想できた。


ちゃんと予習しておいた(直前のイタリア公演がフルセットでYouTubeに上がってた)ので1曲除いて完璧に頭の中に入っていたし、トリオ編成で、自らの音楽を「ポスト・ミレニアム・ロック」(意味不明w)と称するだけあって、フライングVをかき鳴らす姿はR&Bというよりロックに近かった。なので思った以上に楽しめた。ここブルーノートでは最後列のテーブル自由席がお気に入りのポジションなので、YouTubeのアップだと結構老け込んで見えたた顔もそう見えずに済んだのもあるw


若気の至り、もとい勢いはなかったけど、唄い回し方とか変わらずで唸った。最後の曲での掛け合いはもうブルーノートでのライヴっぽくなかったくらい盛り上がった♪ 曲数的にも充分すぎるライヴで大満足。観に来てよかった、てかこれからも来日ごとに観に行く決意を。


21/03/2013 Blue Note Tokyo Sananda Maitreya & the Nudge Nudge setlists

I'm Your Daddy
Duchess
I Saw Her
The Ballad Of LeBron & Kobe
Christine
Albuquerque
Stagger Lee pt.1 & pt.2
Ornella Or Nothing
Camel
Save Me
If All I've Got
Return To Zooathalon
Dancing With Mr.Nostalgia
IF I GO AWAY
Free To Be
Kangaroo

Encore
O Divina
Just Go Easy


http://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2013/03/22/sananda-maitreya-the-nudge-nudge-return-to-zooathalon-tour.html

We can entrust you.

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ゲイリー・クラーク・ジュニア。

先月のクラシック・ロック・マガジンを捲ってたら、アルバム・レビューのトップに彼がフィーチャされてた。あの雑誌はブルーズ別冊ムックを出すくらいに分け隔てなくブルーズを紹介してくれるので珍しいことではないんだが、目を引いたのでレビューを読んでみた。
まずアルバム評価が10点満点で10点。

訊くところに拠ればクラプトンのクロスロード・フェス、メタリカ主催のオリオン・フェスティヴァルにも顔を連ねる逸材とある。そして、レビュー内ではロバート・クレイを引き合いに出し、彼がいたく気に入っている若者(27-8歳)であるという点に注目。これは聴かないわけにいかないと思い、とりあえずYouTube を検索。

一発でやられたw


しかも既に初来日が決まってるという。さっそくデビュー・アルバムをゲット♪ 

2CD / Gary Clark Jr. / Black And Blu

楽曲的には、どブルーズでないコンテンポラリーな味付けがされている点では、ロバート・クレイが引き合いに出されたのもうなづけた。彼もまたその点で長いこと誤解を受けていたブルーズマンだから(俺が観た3回中2回で「ブルーズやれー」とかいう失礼な野次が飛んだ)。でも許容範囲だし、今回ロック系雑誌で知ることになったとおり、そのクロスオーヴァーな作風は彼が日の目を見るに必要な条件だともいえるから。

で、ライヴに期待を馳せていたんだが、週末から風邪ひいてまいまひた。ずっと寝てたんだが、結局平日まで尾を引いて、朝も立ってられないから各停乗るくらいの絶不調 orz 泣く泣く諦め。。。ましたが、幸いなことにこのソールドアウトのショウがUstream で生中継される、ということでそれで済ますことに(苦笑)。


18/03/2013 Tokyo Daikanyama UNIT Gary Clark Jr. setlists...

When My Train Pulls In
Don't Owe You a Thang
Please Come Home
Travis County
Three O'Clock Blues
Third Stone from the Sun - If You Love Me like You Say
Numb
If trouble was money
Oh Pretty Woman
Things Are Changin'
Black and Blu
Bright Lights

Encore
In the Evening (When the Sun Goes Down)
You Saved Me
ここで中継途切れておしまい orz
レーベル・サイトによるとラストは"Ain't Messin' 'Round"だったとのこと。


曲数少ないようにも見えるが、1曲目からいきなり15分弱なんで、トータル2時間超えだった。
生中継だとミックス不完全な音に迫力が欠けるので実際の印象とかなりの隔たりあるだろうね。で、ギターもボーカルもお世辞にも上手いとはいえない。自分をひけらかそうとすることもなく、その場でギターをかきならし、歌う姿はホント「地味」だったわ。でもさ、B.B.キング、アルバート・コリンズ、アルバート・キング、ビッグ・ビル・ブルンジーらのカヴァーを黙々とプレイするなんていい根性しとるやないけ。不器用さすら感じるその姿にだんだんウルウルしてきた。

一目惚れしたときから俺決めてたもん、コイツにブルーズの将来を託すよ♪ コイツならやってくれるに違いない。

新譜のほうが先だろ?的な

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デッド・エンドの足立祐二のソロ・ライヴに初参戦。

発表がニューアルバム・リリースと一緒だったので、その発売記念だとばかり思ってたが、アルバムに先駆けてのライヴだった。
てことで、下のセットリストはほとんど参考にならない(爆、アルバム出たらアプデする予定、覚えてれば♪)

この人、完璧主義かもしれんわな。デドエンでもそうだが、レコーディングされたものをほとんど忠実に再現する。ギターはライヴならではのインプロヴィザーションがあってこそ面白いともいえるんだが、彼の場合、すでに匠の技の域で聴いてる人を力づくで納得させちゃうような。

マイケル・シェンカーに傾倒する彼が、蛇柄のフライングVを駆使して聴かすメロディアスなフレーズはただただ美しいの一言に尽きる。新曲には最近のデドエン楽曲で聴けるフレバーのものや、ゲイリー・ムーアを彷彿させるような曲ありと、よりメタル・ファンの心をつかんで離さないようなアルバムに仕上がってると思う。リズム隊も結構テクニシャンで、久々にすかっとした3ピースが聴けた感じ。

3時間半に及ぶライヴの大半はMCで、YOUちゃんはよく喋る人なんね。。。てか低学歴ネタを何度も何度も蒸し返しては弄るんで度がすぎてちょっと退屈ではあった(苦笑)。

セカンド・アンコールは曲がないということで、"The Thing"を再び。前作で一番好きな曲だったので嬉しかった。てか、この曲で初めてフェルナンデスのストラトに替えてのプレイが結構崩れててかっこよかったので、今日やった曲全部ストラトでやりなおしてくれてもよかったぜ♪


10/03/2013 Tokyo Shinjuku Live Freak YOU setlists

You's Alien
The Thing
new song
new song
Ero Erotic
Psy-cho
Love 9
new song
new song
new song
new song
new song
new song

Encore
彼女が逆流
new song

Encore2
The Thing (Strut Version)

(ジャケもめちゃかっこいい)ニューアルバム「マニアック・ラヴ・ステーション」発表後のツアーも決定。
楽しみ♪

虹を渡った男達... again

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生き残り集団(爆)ザ・ヴォイセズ・オブ・レインボウ、2年半ぶりの再演。

今回も相変わらずドゥギーはロニーを讃えてたが、個人的にはそれほど湿っぽい感情を持たずに観れた。

。。。んだったらいいんだが(苦笑)、はっきり言って前座がひどすぎ。即席バンドだからしょうがないとかいう問題ではすまされない、特にドラムがリズム・キープできないでどーすんねん。"Kill the King"が始まって、気持ちよく頭振り出したんだが、歌の出だしを変えた(1ループ遅らせた)だけで、バックがガタガタ、興ざめして振るのやめましたわ(失笑)。

ドゥギーは、マイコーのDVDで観てもそうだったんだが、確実に劣化してるのを露呈してた(断っとくけど、度胸あるパフォーマンス
も人間的にも大好きなヴォーカルだよ♪)。"Catch the Rainbow"は相当に難しい曲だから仕方ないけど、客にスキャットを「もっと大きく!」と要求する前に、自分がまずなんとかしなさいって言いたかったw

で、前座なのに最後を(俺の持ち歌であるw)"Burn"で〆るって、リッチーもグレン・ヒューズもいないのにこの催しでやるのもどうかなーと。。。もちろん俺は歌い叫んだけどw

もし3度目があるとしたら、多分インターミッション中に入場すると思う(苦笑)。


それに引き替え、バンドとして充分なキャリアを積んでる、横山やすし率いるアルカトラスは、始まりからは前回と似たり寄ったりの選曲でイマイチ面白み欠けるなぁと気落ちしてたんだが、中盤以降、6年ぶりの"Stand in Line"、続いて待ってました!"Eyes of the World"と、最終的に6曲のナンバーを差し替えて充分楽しませてくれた。

グラハム観てると、いつか顎が外れるところを見られるんじゃないか?と思えるくらい豪快な大口開けてのシャウトはいつもどおりで、バックに埋もれて聴こえなくなることがしばしばあるので声量落ちた感も受けるけど、そもそもマイクをかなり離してソレをするんで、ジツはちゃんと音拾えてないんじゃないかと思ったりするんだが。
最後までもつか?とこっちが心配なくらい全力で唄うんだが、"Big Foot"みたいな叫ばない曲を挟んだりして最後の怒涛まで頑張った。でも"Skyfire"みたいに、カンペ(「ソングブック!」と言って今回見せてくれたw)見ないと歌えないような曲よりかは"Hiroshima"や"Too Young"聴きたかったなぁ(苦笑)。

リッチー、インギー、ヴァイの役を手堅くこなすハウイー・サイモンのギターも文句なしに素晴らしかった。でもやっぱ彼はジェフ・スコット・ソートの隣で観てみたいんだよなぁ(懇願)。


12/03/2013 Tokyo Nakano Sunplaza Hall The Voices of Rainbow setlists

Joe Lynn Turner
SE:Over The Rainbow
Spotlight Kid
I Surrender
Can't Let You Go
Death Alley Driver

Doogie White
Wolf to the Moon
Black Masquerade
Hall Of The Mountain King
Catch the Rainbow

Joe Lynn Turner
Street Of Dreams
Can't Happen Here
Power (with Doogie)
Kill the King (with Doogie)
Burn (with Doogie)

(intermission)

Alcatrazz
Assault Attack
Island In The Sun
God Blessed The Video
Love's No Friend
Stand in Line
Eyes of the World
Will You Be Home Tonight
Only One Woman
Big Foot
Jet To Jet
Skyfire
Since You've Been Gone
unknown
Lost In Hollywood

Encore
All Night Long (with Joe & Doogie)
Long Live Rock 'n' Roll (with Joe & Doogie)


で、さっきも言ったが、次回あったら。。。グラハムは死ぬまで追い続けるのでやっぱ行くけどw 時間は有効に使いたいとは思う♪


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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