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ゲイリー・クラーク・ジュニア。

先月のクラシック・ロック・マガジンを捲ってたら、アルバム・レビューのトップに彼がフィーチャされてた。あの雑誌はブルーズ別冊ムックを出すくらいに分け隔てなくブルーズを紹介してくれるので珍しいことではないんだが、目を引いたのでレビューを読んでみた。
まずアルバム評価が10点満点で10点。

訊くところに拠ればクラプトンのクロスロード・フェス、メタリカ主催のオリオン・フェスティヴァルにも顔を連ねる逸材とある。そして、レビュー内ではロバート・クレイを引き合いに出し、彼がいたく気に入っている若者(27-8歳)であるという点に注目。これは聴かないわけにいかないと思い、とりあえずYouTube を検索。

一発でやられたw


しかも既に初来日が決まってるという。さっそくデビュー・アルバムをゲット♪ 

2CD / Gary Clark Jr. / Black And Blu

楽曲的には、どブルーズでないコンテンポラリーな味付けがされている点では、ロバート・クレイが引き合いに出されたのもうなづけた。彼もまたその点で長いこと誤解を受けていたブルーズマンだから(俺が観た3回中2回で「ブルーズやれー」とかいう失礼な野次が飛んだ)。でも許容範囲だし、今回ロック系雑誌で知ることになったとおり、そのクロスオーヴァーな作風は彼が日の目を見るに必要な条件だともいえるから。

で、ライヴに期待を馳せていたんだが、週末から風邪ひいてまいまひた。ずっと寝てたんだが、結局平日まで尾を引いて、朝も立ってられないから各停乗るくらいの絶不調 orz 泣く泣く諦め。。。ましたが、幸いなことにこのソールドアウトのショウがUstream で生中継される、ということでそれで済ますことに(苦笑)。


18/03/2013 Tokyo Daikanyama UNIT Gary Clark Jr. setlists...

When My Train Pulls In
Don't Owe You a Thang
Please Come Home
Travis County
Three O'Clock Blues
Third Stone from the Sun - If You Love Me like You Say
Numb
If trouble was money
Oh Pretty Woman
Things Are Changin'
Black and Blu
Bright Lights

Encore
In the Evening (When the Sun Goes Down)
You Saved Me
ここで中継途切れておしまい orz
レーベル・サイトによるとラストは"Ain't Messin' 'Round"だったとのこと。


曲数少ないようにも見えるが、1曲目からいきなり15分弱なんで、トータル2時間超えだった。
生中継だとミックス不完全な音に迫力が欠けるので実際の印象とかなりの隔たりあるだろうね。で、ギターもボーカルもお世辞にも上手いとはいえない。自分をひけらかそうとすることもなく、その場でギターをかきならし、歌う姿はホント「地味」だったわ。でもさ、B.B.キング、アルバート・コリンズ、アルバート・キング、ビッグ・ビル・ブルンジーらのカヴァーを黙々とプレイするなんていい根性しとるやないけ。不器用さすら感じるその姿にだんだんウルウルしてきた。

一目惚れしたときから俺決めてたもん、コイツにブルーズの将来を託すよ♪ コイツならやってくれるに違いない。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2013年3月19日 20:16に書いたブログ記事です。

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