2011年7月アーカイブ

あいむ・かみんぐ!!

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スタックス (STAX)。

60-70年代にモータウンと並んで黒人ミュージシャンが一堂に会したこのレーベルに興味を持ったのは、いわずもがなカヴァのおかげである。2000年に某所で耳にして以来(苦笑)、コンプリート・シングルBOXを買ったりして注目することになるわけだが、それまでにもオーティス・レディング、アルバート・キングらがリリースしたアルバムも買ってたし、スティーヴ・クロッパーをはじめとしたオリジナル・ブルーズ・ブラザーズの面々はレーベル最盛期を支えた人物たちであったり、彼らと共演したエディ・フロイドしかりである。


おりしもクラシック・ロック・マガジンの今年に入ってからのあるイシューで「偉大なソング・ライター100選」という特集が組まれ、そこでカヴァがデイヴィッド・ポーターとアイザック・ヘイズの名を挙げてスタックスの偉大さを熱弁する寄稿をしてたのを目にした。
アイザックは「黒いジャガー - シャフト-」なんかでも有名で知ってたが、ポーターさんという人は初耳だったので、件のBOXでこの二人のクレジットを探してみると、サム&デイヴのほとんどの曲やカーラ・トーマス(彼女もカヴァ伝いで知った)の曲も手掛けた凄い人であることを知った。

で、そのサム&デイヴの片割れ、サム・ムーアがブルーノートで一晩限りのショウを行う話を訊いて、はたしていかない理由があるだろうか?w てなわけでロバート・クレイ以来1年ぶりかで南青山の殿堂へ。


(俺が一方的によく知る、爆)黒服の人に「最後列のカウンター席がいい」と告げると、一人で来ていたイカした女性の隣を薦められたが、ライヴどころでなくなるかもなので、別の末席へ。そのお気遣いにだけ感謝(爆)。周りに余裕があったので暑がりの俺にはそっちのほうがちょうどよかった♪ おきまりのギネスとスインギング・ポテトでいい気分になってきた頃に暗転。


ステージはなぜか「ピーター・ガン」のテーマで始まる。ブルーズ・ブラザーズかよw
まぁサム自体も「2K」のほうに参加してる縁かもだし、ウォームアップにはちょうどいい。それに予習してきた曲が少なかったのでこうしてスタンダードやってくれるのはホッとするし、ありがたい。

で、総勢12人構成のバンドによる2曲の前演に続いて、いきなり名曲中の名曲"Hold On I'm Coming"が。反則技だよw
ほとんどインスト同然のこの曲にのって御大がステージに立ち、盛大な拍手に包まれる。続けて、BBでおなじみ"Let the Good Times Roll"、エディ・フロイドの"Knock on Wood"(バディ・ガイでも有名)と予想外の選曲。でもたまらんわ♪

その他、ジョン・ボンジョヴィ、スティーヴ・ウィンウッド、スティング、ポール・ロジャース他の豪華ゲストとの共演を果たした2006年の「オーヴァーナイト・センセーショナル」から1曲目の"I Can't Stand the Rain"なんかやってくれた。

ショウも佳境に入ると"I thank you"から(サンダーのカヴァーでおなじみ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの)"Dance to the Music"、そしてトドメの一撃"Soul Men"へ流れるくだりは立ち上がって踊り出す客続出で超盛り上がったわ。


正直、BBやエディと比較して、それほど強烈なインパクトてゆーか、うまい人だとも思わなかったけど(失礼)、「ソウル・メン」だけはやっぱオリジネータのすご味を見せつけられた感が。何より脈々と続くソウルの世界のスタンダードをポンポン放ってくるステージはやはり楽しいの一言に尽きた。

27/07/2011 Blue Note Tokyo Sam Moore 2nd stage setlist (HPより転載)

1.PETER GUNN
2.ROCK STEADY
3.HOLD ON I'M COMING
4.LET THE GOOD TIMES ROLL
5.KNOCK ON WOOD
6.I CAN'T STAND THE RAIN
7.DON'T PLAY THAT SONG
8.GET OUT MY LIFE, WOMAN
9.NIGHT TIME IS THE RIGHT TIME
10.THAT LUCKY OLD SUN
11.COME ON, COME OVER
12.WHEN SOMETHING IS WRONG WITH MY BABY
13.FUNKY BROADWAY
14.I THANK YOU
15.SOUL MAN ~ DANCE TO THE MUSIC
16.HIGHER & HIGHER


9月には"Grren Onion"でおなじみブッカーTジョーンズを観て、またスタックス・サウンドに酔いしれる予定。

姐さん、ついに。。。

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寺田恵子改めTRD48が贈る、48歳のバースデイを祝うアコースティック・ライヴ。

目黒ブルーズ・アレイは4年ぶりだったけど、こんな面倒臭かったっけ?っていうくらいチケ入手に手間取った。
直接店に電話入れる形式ならばそれで構わないが、そのかわり決済が当日になると当日券料金だったり、ネット予約では折り返し電話かかけて確認とか、なぜチケぴとかで購入しても直接店に電話入れさすのかがまったく意味不明。
そのくせ当日の入場の仕切りは悪いし、会場入りしたら自由席だからテキトーに席につけと放置。
次のエントリんとこを見習えちゅーの(爆)。

ま、それはさておいて。


ジャニスの"Mercedes Benz"をバックに登場の姐さん。今日はアコセットなので変えた髪型も最後までキープできそうだわなw

久々なソロ「ワンダーグラウンド」アルバムからの曲や定番の"Woman's Boogie"でウォームアップ。
連れはピアノの力石さんとパーカッションのオバヲさんのみというシンプルな構成(いつもだとリョウさんとかサイドギター二人)。
大丈夫?と思ったが、ちゃんと曲として成立してる。すごいぞ、このトリオ♪

その後第1部は自分の半生を振り返って節々での大切な曲をプレイすると宣言して、まずは最初に買ったレコードということで岩崎宏美w(ちなみに俺は「失恋レストラン」が入った清水健太郎のファースト・アルバムだった。え?いらんインフォ?)

続けては、紫のドラマー・チョビさんの前で歌って、彼に言われた一言で自分が歌うことの意味を見出したという内藤やすこ(ちなみに彼女はカヴァのファンで、B!にも90年ツアーのカヴァ・アップTシャツ着てる姿が載ってことあるよねw 演歌の道から葛城ユキみたくハードロック路線へ向かったはず)。

次の山口百恵は当時姐さんが読んでた雑誌「ポップティーン」(「明星」「平凡」なら知ってるがそんな雑誌の存在知らんかった)でワナビー企画があったらしく、そこに「自分はカルメン・マキ目指してます」と投稿したらしい(爆)。

ペドロ&カプリシャスについては特に何も触れてなかったな。

で、第一部の最後はご存じマキさんの名曲で〆めて、ショーヤ加入までの半生を振り返った。


第2部はジャニスのカヴァーでスタート。
話はショーヤ・イヤーズに移り、ファースト・シングルを一発。ジツはちゃんと聴くの初めてかもしれなかった。
で、続けて"限界LOVERS"。。。って途中抜かしてもうそこまで話飛ぶのかよ!(猛爆)

まぁ、どちらかというとエレクトリックなステージよりか、まったりなMCのほうが長いのがこの催しのいいとこなわけだし、後半はここでのいつもの選曲となって、特別な印象はなかった(姐さんのHPでここでの全公演のセットリストが判る)。特別だったのは、でかいバースデイ・ケーキが用意されてたくらいかな(ラスト1曲でミッタンが乱入合流)。

ただ、姐さんも気合い入ってたのはその歌から感じられたし(めちゃくちゃ歌に感情こもってた)、魅せられたのは言うまでもない。
会場はアレだけど(苦笑)、またここに通えるくらいステージこなしてくれるといいのに。。。とみんな思った様子w


24/07/2011 Meguro Blues Alley TRD48 setlists

Together
Woman's Boogie
ロマンス (岩崎宏美)
弟よ (内藤やすこ)
ロックンロール・ウィドウ (山口百恵)
五番街のマリーへ (ペドロ&カプリシャス)
私は風

Move Over
素敵にダンシング - Purple Haze
限界LOVERS
Blue Rose Blues
冷たい月
上を向いて歩こう
もりくま
私は嵐

Encore
The Rose
Rock and Roll

終演後、毎度のことながら次のショーヤのライヴが発表された。これからも彼女との蜜月が続くということで。いや、俺とだけじゃなく、温かいファンみんなとw

おめでとう♪

燃え上がる紋章

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CD / Anthem / Heraldic Device


現行メンバーでの復活から活動10年。
新作を一聴してツイッターに「80年代アンセム・ミーツ・ブリティッシュ・ロック」とつぶやいたけど、まさに言い得てると自分で思えたし、それ以外の言葉が見つからない。
復活以降の徹頭徹尾鉄壁なメタル・サウンドに比べると、半分近い曲は多少違和感覚えるかもしれないけど、俺は大丈夫。

"Blind Alley"が(ウリ・ジョン・ロートがいた頃の)スコピの"Pictured Life"そのまんまだったり、清水にあんだけリッチー・ブラックモアっぽいソロを弾かせる"Wayfaring Man"はレインボーの"Stargazer"だったり、UKのソレとは同名異曲だが"In the Dead of Night"しかり、バンマスの柴田が初めて露骨に体現したルーツへの愛情・オマージュと理解してるつもりなので。

俺の中では「ノー・スモーク・ウイズアウト・ファイヤ」、「インモータル」が双璧だったのが、後者を余裕で超えた作品にめぐり逢えた喜びを胸にクラブ・チッタへ。A15番といういい整理順だったので右PA側の柵によりかかるような形で参戦。

選曲は新作と「インモータル」を中心に、森川時代の"Venom"あったりと、もう俺には涙ちょちょぎれる曲の連続で、ヘドバンしまくりましたわ。おかげで2-3日首が回らなかったw

23/07/2011 Club Citta Kawasaki Anthem setlists

The Sign
Contagious
Go!
Demon Ride
Road to Nowhere
Blind Alley
Wayfaring Man
Code of Silence
Black Empire
In the Dead of Night
Betrayer
Venom Strike
Bound to Break
Grieve of Heart

Encore
Living Proof
Running Blood

Encore
Onslaught
Wild Anthem

Encore
Soul Motor

Encore
Awake


前回のライヴが終わって、自分の中におけるアンセムの立ち位置っていうのを再考して、ちょっと距離を置いてきた2年あまりだったが、余計な理屈抜きで、良いアルバムと出会えるならこのバンドと今後も向き合っていきたいと思えるようになったし、初めて「連結」できた気もした。


もう1ツアーくらいこのアルバムでのツアーは観たい。その時は。。。

No smoke without the fire

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1DVD Phoenix Rising / Deep Purple

「カム・テイスト・ザ・バンド」のリマスタと並行してディープ・パープルMk4のドキュメンタリーが制作されていると訊かされて早幾年。リマスタから遅れたものの、満を持して登場。
国内盤は日本語字幕付きのDVD1枚もの
輸入盤は1DVD, 1DVD+CD(サントラ), CD単体、そしてCD音源をボーナスコンテンツとして収録したBlu-Rayでのリリース。


最初の30分は75年武道館公演のフィルム、いわゆる「ライジズ・オーヴァー・ジャパン」の公式リリース映像。全5曲という構成で、ラストが止め絵で終わる旧ヴィデオ版と違うくらいでほとんど一緒。それでも映像の状態はとても良い。。。ただしBDで観た場合。DVDはなんかモザイクが入ってるみたいにエンコードが荒すぎて観るに堪えない。そろそろ国内メーカはデフォルト・リリースをBDにすることを本気で考えてほしい。


内容はね、トミー・ボーリンがアレなのを差し引いても素晴らしい。髭面カヴァの、マイク振り回しての堂々たる歌いっぷりはすごい。グレンはラリってるしw、トミーをフォローしようとロード翁ががんばってる姿もイカす。前へ前へと寄せる日本人客の熱狂ぶりも怖いくらい。切出された歴史を今こうして高画質で観れることは意味のあることかな。


そして後半は75分にわたるドキュメンタリー「ゲッティング・タイター」。基本的に当時の映像をだぶらせながら、現在のグレン・ヒューズとジョン・ロードが、マーク3の始まりからマーク4の終焉までを振り返るという構成で、当時を生生しく証言している。過去の映像は
「ヒストリー,ヒッツ & ハイライツ'68-'76 ディープ・パープル・アーカイブ・コレクション」で初出した映像ばかりでさしたる驚きはないものの、当事者が語るバンドの状態には聞き入るものがあり、知らないこと(ハンブル・パイのギタリストが候補だったとか)も発見できて興味深かった。ツアー・スタッフが殺害されたインドネシア「ジャカルタの悲劇」、カヴァが「ブレイクダウン」と表現したドラッグによるバンドの崩壊劇。当事者のグレンが今生きているのが奇蹟にも思えるような赤裸々な告白。カヴァは出ずともカヴァ・ファンなら観ておいて損はない歴史の教科書みたいな作品だ。最後にジョンが語る、「バンドの解散を決めたある出来事」を検証するために、マーク4最後のライヴのブートを引っ張り出して、そのポイントを一生懸命探したりw おもしろい時間が過ごせる♪

ボーナスコンテンツは「ジャカルタでの記者会見」(前述DVDと一緒)、「カム・テイストザ・バンドEPK」と称した現在のグレンとジョン、そしてかつてのトミーのインタヴュー肉声による全曲解説。

「サントラ」と称しているCDは75年武道館と76年ロング・ビーチ・アリーナからなるコンピであまり価値はない。

愛はより深く♪

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先々週だったか、PRT聴きながら手漉きだったのでアマゾンのMP3コーナーになんか目玉商品がないか調べてた(かれこれ3-4時間、汗)。


去年の11月から日本でも開始されたデジタル配信サービスだが、DRM(デジタル著作管理)が施されていないMP3音源(=どこのPCやプレーヤにも持っていける)が買えるということもあって、他サービスより圧倒的に多く利用してる。


もっとも権利関係とかでアメリカと日本でも買える曲が違って、お世辞にも充実してるわけではないし、俺は基本的にCDで手に入れられるならジャケット・ライナーノーツとかいった「情報」込みのほうを好むので、レア・アイテムの収集に重点を置くかも。以下はそん中の3点。


Andy Taylor / Thuder [extended 1987 Format]

デュラン・デュラン~パワー・ステーションのギタリスト、その後サンダーの名プロデューサとしても名を馳せるアンディのファースト・ソロ。"I might Lie"は名曲で、今でもちゃんと歌詞を全部覚えてる。もちろんCDも持ってるが、輸入盤なのでジャケがコレと違う。ギター自体に基本興味がなかったメタラー以前の俺を、そのソロ・パートの美旋律でノックアウトし、トミー・ショウ王子様の「アンビション」と並んで、以降に大きな影響を与えたアルバムである。

コレはそのファースト・アルバムに、サントラ提供曲など3曲を追加したヴァージョン。レーベル名がアンディ・テイラー・ミュージックとあるので個人出品なのかもね。


"Take it Easy"は「アメリカン・アンセム」という(たしかダンス)映画に提供された曲。どういう選曲でかゴットハードが名作「ホームラン」内でカヴァーしてる。シングル・カットされてPVもあったからそれを観て気に入ったからかも。俺もサントラはまだ持ってなかったので、コレが入ってたから今回買ったようなもの♪

"When The Rain Comes Down"は「マイアミ・ヴァイス」に提供された曲。


で、この2曲はTrack 2, 3としてインサートされてる。ちょっと解せない。俺はオリジナルの"I might Lie"と"Don't Let Me Die Young"の流れが好きだし、"When..."のPVの頭に"Don't.."がちらっと流れるのが強烈なインパクトだったので、せめてTrack 3,4 にしてくれればと思った。

リマスターされてる気配はなく、音圧に関しては曲ごとに良くなってたり変わってなかったりとバラバラ。

でも聴きやすい、80年代を象徴する、コマーシャルなロック・アルバムだと思う。

サンプルはこちら
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004IGVLDW/


Dj Vu / Remembering Gary Moore: A Tribute to Thin Lizzy

リジーのトリビュートには目がないものでw あ、話蒸し返すけど、アンディが昔MTVでのライヴで"Rosalie"やったのを聴いたのが多分俺の初リジー・ソングでした♪

これはゲイリー名義の2曲も含んでいてゲイリー追悼にもなってる。ジャケはアコギだけど全編エレクトリックだす。まぁアマチュア・レベルとも言えなくはないですが、愛情は感じます♪


サンプルはこちら
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004RYHTPE/


Piano Tribute Players / Piano Tribute to Whitesnake


まぁアマMP3で比較的見つけやすいのがカラオケw WSはもちろん、ヴァンデンバーグの"Burning Heart"まである♪

コレもヴォーカルなしでリリースされてるシリーズものの最新作のようで、なんと「フォエヴァーモア」からの曲もある。

これは好き好きあるかもしらん。WSには当然ピアノ独奏でマッチする曲も多いけど、"Slow an Easy"や"Still of the Night"までやられると幾分引くw あとはギター・ソロの部分を再現せずにヴァースを繰り返すという手法で逃げてるので、独創性がなくちょっと物足りなさを感じる。

でも唯一"Here I Go Again"だけでアジャのソロを見事に再現してて、これ聴けるだけでこのアルバムの価値を見出すことも(オイオイ、あーこれが1曲目だからその後物足りなくなるのね...)。あと思ったのはカヴァの唄メロがどんだけ素晴らしいかってことやね♪

考えたらカラオケってのは唄メロが抜かれてるわけで、コレだとピアノをガイドにして合わせて歌うと結構うまく歌えたりするんで、カラオケとしても利用価値十分なことに気づきます。


サンプルはこちら。今ならCDのほうが安い
http://www.amazon.co.jp/Piano-Tribute-to-Whitesnake/dp/B0054O7W5I/

復興への道

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といってもまず日本ではなく、先にこっちを紹介。

1CD+1DVD / Smoke on the Water: Metropolis Sessions


88年、中東のアルメニアで巨大地震が発生した際に、チャリティとして企てられた「ロック・エイド・アルメニア」(リリースはたしか90年)。誰でも知っているあの"Smoke on the Water"を、ロジャー・テイラー、ブライアン・メイ、クリス・スクワイア、ジェフ・ダウンズ、ポール・ロジャース、イアン・ギラン、デイヴ・ギルモア、トニー・アイオミ、リッチー・ブラックモア、キース・エマーソン、ブルース・ディッキンソン、ブライアン・アダムス、アレックス・ライフソンという布陣でレコーディングして、シングルとしてリリース。アルバム「アースクェイク・アルバム」はコンピでホワイトスネイクも楽曲提供。CSで放映されたビデオのコンピも観たことがある。

本作はその20周年を記念して、CDにその"Smoke on the Water"を4つのリミックス・ヴァージョンで収録、DVDにはそのレコーディングの模様のドキュメンタリーを収録。

考えたらアイオミ / ギランはサバス仲だし、アイオミ / メイも「ヘッドレス・クロス」ゲスト仲だったり、当時の縁故関係が中心だったんでしょう。当時のロジャースはファームの失敗で鳴かず飛ばずだったはず。キース・エマーソンがリハ中余裕で「展覧会の絵」のファンファーレを曲に入れこんじゃうとこはさすが。英語わからなくても観てて楽しいそうそうたる面々の風景。


DVDのラストにはわずかだが、この基金でアルメニアに完成した音楽学校を、トニー、イアン、ジェフが訪れ、学生からジャズ風"Smoke on the Water"での歓迎を受けるシーンが見れる。


40万人が被災し、20年も経つのに瓦礫のままの箇所を残す街。学校も壁がトタン板でできていて、お世辞にも立派だとは言えない。日本も他人事じゃない状況で、自然の脅威に人間が無力だということ。いかに復興ということが多難を秘めているかがうかがい知れる。


その現状を憂いてか、彼らが再び動き出したことを知ったのはコレをゲットして間もなかった。

Whocares / Out of My Mind


シングルCDはまだゲットしてない。アマゾンだとMP3で220円と格安。

前回に引き続くトニーとイアンの他に、ジェイソン・ニューステッド、ニコ・マクブレイン、ジョン・ロードという顔ぶれでのオリジナル曲。"Out of My Mind"はちょうどトニーとグレン・ヒューズが組んだプロジェクトで再現された曲っぽい、すなわちトニー節が満載ということだ。カップリングの"Holy Water"ではジョンのキーボードがよりフィーチャリングされてて、どっちかというとこっちのほうが好き。

一方、今回の震災を憂慮して日本のために立ち上がってくれたバンドたちも大勢いて、メタル・ファンならこの3枚が必携かな。


1CD / Various Artists / One for All All for One ~東日本大震災チャリティ・アルバム


マーク・ボールズ 、エドガイ、エピカ、ゴットハード、グランド・イリュージョン、ハーレム・スキャーレム、ラナ・レーン、ラスト・オータムズ・ドリーム、ライオット、ロイヤル・ハント、ソイルワーク、ソナタ・アークティカら、マーキー・アヴァロンに在籍するバンドによる未発表曲を集めたコンピ。このCDの収益金は義援金として日本赤十字社に寄付され、被災者支援や被災地の復興支援などに充てられる。

ゴットハードは近くリリースされるライヴ・アルバムからの音源。
ライオットも直近のリユニオン・ツアーで披露された新曲。
ブックレットには各バンドからのメッセージも収録。


2CD / Various Artists / Rock for Japan

一緒にオーダしといたコイツはドイツのレーベルによるもの。収益金はドイツ赤十字を通じて日本へ。

アーティストは上と若干被るが、FM、トミー・ハート、グランド・イリュージョン、フィオナ、ダン・リード、トニー・ハーネル、ドゥギー・ホワイト、ハーレム・スキャレム、ロビン・ベック、ハウス・オブ・ローズ、ロイヤル・ハント他。特に20年ぶりの復活となるフィオナ姐さんの新曲に感動。

海外レーベル製だけど、こちらにもちゃんとバンドからのメッセージが日本語訳されて載っててグッド・ジョブ(サンクス・リストに酒井康氏の名が)。


Lyraka Project / Lyraka Vol.1

アンディ・デジェソミナというリッチー・ブラックモア信者な人が、グラハム・ボネットやトミー・ハートをヴォーカル・ゲストに迎えて作成したアルバム。


ジャケからも判るように、なにやら人魚伝説をモチーフにしたコンセプト・アルバムのようなんだが、いかんせんプロダクションが素人レベルなもんで(苦笑)、万人向けというよりかは、好きなヴォーカルを楽しみたい人向きかなw


俺がオフィシャルでCD-R買ったのは震災前だったけど、震災後から売り上げの15%を日本救済にあてがってくれると真っ先に公言。俺が買ったみたいに日本人からの引き合いが殊の外多かったからかもしらんが、ホントだったらありがたいことだと思う。

送料込で14ドルだが、てっとり早くならアマゾンMP3で900円で買える。


ちなみにウリ・ジョン・ロート絡みの人脈、マーク・ボールズとリズ・バンドールも加わったVol.2を鋭意制作中のようだ。そちらにも注目。

CD買えばいくらかが困ってる人へ行く。俺が日2回通う松屋も売り上げの1%が行く。普段の生活しながらチャリティできるんなら、こんなたやすいことはないと思う。


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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