Ozzfest 2013

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ライヴのない土日が2回続くので結構なペースで投稿してるが、4本、5本とかれこれ十数時間PC前で物書き状態で、もはやタイトルに凝る気力もなし(苦笑、まぁ寝食忘れて金もかからないし、当日の思い出し笑いは悪くない気分よん♪)


WSのツアーも全日程無事終えて11日に最終地大阪を離れて帰京。午後からオフ。
ただ正味な話、精神的に興奮状態でもカラダは相当疲れてる。いや自覚がなくても直にやってくるはず(苦笑)。てことで、次のライヴ、オズフェストをどうするかを真剣に考えてみた。


観たいのは午後イチのアンセムとラストのサバス。この間の時間つぶしは今は体力的にきつい。ここはアンセムを捨てて本命のサバスのみで行くか?いやいや、アンセムがスペアだなんて失礼な!あっちだって柴田軍曹復帰第1弾となる重要なステージだぞ。やっぱ観たい。うーん、どうしよー


ってことで、悩んだ結果、アンセムが終わるのが13時半だから、14時くらいにチェックインできるビジホがあれば、休憩に使えるので見つかったら万々歳♪ というラウパ11的戦法にすることに(。。。てか最初からそーすればよかったのにめんどくさがりw)幸い、5千円台で新浦安に条件に見合う空きがあったので予約。待ち時間はWSのレビュー書きに使えるし、この作戦で万事作戦を遂行することに。


明けて翌日当日。いざ幕張に向けて出発。12時に現地着くには2時間前に出ないとあかんかったので、ゆっくりとはいかず普段の出勤みたいな時間にウチ出る。一旦新浦安のロッカーに荷物を預けて幕張メッセへ。なんとか間に合う。。。てか駅からメッセまでってこんな歩くんかい(メッセはメイデンのフライト666ツアー以来、あとはラウパ09で行ったくらいで経験値少な)。


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中間地点のバラン星。。。じゃなくリストバンド交換所


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おねいさんがハメハメしてくれた手枷(リストバンドゆーとるやん)


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さらに歩いてようやく着

会場は左右に2ステージに分かれてる普通のフェス形式。俺が会場入りした時点では隣で日本のバンドがこのフェスにおける自分たちの不利さを自分たちのために集まってくれたファンに語り、最後は「日本の底力を世界に見せつけてやれ!」と結構切実なメッセージとして語っていた(微笑)。


本チャンのレビュー始める前にアレだが(笑)、常々感じてたんだが、やれ日本人バンドが多いとか、アイドルが出てるとか、批判対象をよく知らんくせに(ましてや聴いたこともない状態で)まず上から目線でどーのこーの文句つけるもんじゃないと思う。てかまず論ずる資格がないってwそれに別に難癖つけて全部観る必要ないじゃん。観たい人が観たい部分だけ観ればいい、それがフェスってもんでしょ。サバスが観れるだけでも1万5千円にその価値が見いだせないんだったら、おとなしくウチでCD聴いてなさいってんだ。逆にアウェーの状態で出てるバンドのこと、考えてごらんなさいよ。そのバンドが観たくて来てるファンのこと考えてごらんなさい。ももクロだって、俺、ラウパ11でアニメタルUSAと共演するまでその存在自体知らなかったし、その後だって興味ある音楽ではなかったけど、「特ダネ!」かなんかで彼女たちの特集があって、彼女たちはあえて場違いなところに自らをさらして、新規顧客の獲得に挑んでるとかいう話訊いて、すげいビジネスマン的な飛び込み営業的作戦をとる彼女たちをむしろ尊敬すらするわ。俺には絶対できないから。。。ましてや自分たちの意思でなく事務所の業務命令だとしたら、彼女たちに同情すらするわ。。。ってどんなに営業かけられても自分で選んだ音楽以外は今後も絶対聴くことないだろうけどねw 


閑話休題、てか逸脱しすぎだわなw 続けましょう。


で、アンセム側はスタンバイ中だし、まだ空間に余裕があったので結構前のほうまで行けた。
ほどなくしてPAからBGが消え(客電はそもそも消えてた気がする)、歓声が上がる。そして「バーニング・オース」のオーヴァーチュアが流れ、期待感高まる中、メンバー登場。この流れだと"On And On"か?と思いきや、名曲"Bound to Break"で幕を切って下ろす!まだお昼過ぎだというのに"Hey Hey!!"と観客のテンション、既にマックスw


続くは大好きな「インモータル」からのファスト・チューン"Soul Motor"。今回のイベント用Tには正に赤茶けたエンジンが描かれたデザインだったのでプレイされるに違いないとの予想的中(って誰にだってわかるよね♪)。ヘドバンしまくりでこの時点で既に大汗。  


ここで英三のいつもの調子の丁寧語で会場に挨拶。そして「誰よりもこの日を待ちわびた男」と振って柴田氏を紹介、軽い挨拶。本人もその時の心境を後で語ってたが、その大歓声に俺も泣きそうになった。


。。。んだが、次に英三が「俺たちも変態だけど、みんなも変態かなぁ?変態になる準備はいいかぁ!」と叫び出してその感動をぶち壊すww 続くは映画「変態仮面」の挿入歌として書き下ろされたネット配信のみの新曲"Blast"。曲自体は多くの曲をアーティストに提供する清水のヒット・メーカーとしてのセンスが光る佳曲。掛け声が入れにくいんだけどね♪


続くは「ヘラルディック・デヴァイシズ」からの"GO !"。このアルバムも大好きなんだけどこのツアーでしかやらなかったのでマジ嬉し。


メタル・ファンに日本も世界もない!と英三。まぁ日本のバンドがひとからげになんやかんや言われても彼らは正統派すぎるほどメイド・イン・メタルだからね。受けがいいことを信じてる。そして再び「イモータル」から"Immortal Bind"。もう激走モードばっかでネジが外れましたわ。


早いもんであっという間の持ち時間のわずか。上手に7月のライヴ宣を入れつつ、ラストは殺戮の"Onslaught"で〆。その短くも狂熱のステージを終えたのでした。柴田氏の復活劇をしかと見届け、俺が逢えるのは冬の陣になると思うが、再会を胸に誓って、一度会場を離れる。


で、会場から海浜幕張まで20分、新浦安まで15分。駅からホテルまで20分ほど歩くというのが判って飯屋探したけど、アトレ以外にあんま栄えてないんだわな(苦笑)、食品街で飯調達して、結局チェックインが15時回った。。。って、15時だったら一般的なチェックイン時間だからもっと近場選べばよかった orz 歩いてるうちにTシャツの汗が塩に変わるくらいはしゃいだからWSのレポどころじゃないw シャワー浴びて冷房でヒートダウンして、会場まで1時間の余裕見てまた出たので、休むというもんでもなかった(苦笑)。


で、17時前後に再び会場入り。


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サバスがプレイするブラック・ステージではディルなんとかというバンドがプレイ中。サバスの登場は隣でもう1つバンドがプレイした後だからまだまだ先だが、今のバンドの演奏が終わった時点で自然と入れ替わりが発生するはずなので、そのタイミングで前方へ。後ろのほうで待つ。近くでは前に行きつけなかったお嬢さんたちが一生懸命手振りして応援していらっしゃる。バンドへの忠誠心には感服。で、バンドが「ラストの曲」と告げた瞬間に休に移動する群れがw 気が早いちゅーの。まぁそういう俺も移動し出したけど。で、結構アイオミ側・前のほうまで突進。大トリの登場を待つ。隣のステージの最後のバンド、ツール?の演奏が始まったものの、左右へのスクリーンへの映像表示とかなかったので、音だけでどんなショウをやってるか全然判らなかった。まぁ興味ないかったんでどーでもいいけど。


開始が近づくに連れてあたりの人口密度が濃くなってくる。外人さんご一行が「ゴメンナサイネ、ファンナンデス」と割り込んでくる。。。って、ファンじゃなか誰もここにおらんて(苦笑)。モーターヘッドの"Ace of Spades"が流れ出して気分高揚。そしてそれに被るようにPAからオジーの客を煽る声が流れ(ソロとかと一緒だね)、場内暗転、始まりを告げるサイレンの音、そう、"War Pig"でショウがスタートする。


ブラック・サバスの降臨だ。


89年に初めてオジー・オズボーンを観た時、横にはギーザ・バトラーがいた。同じ年にトニー・アイオミもブラック・サバス(他のメンバーはマーティン、コージー、ニール)で観た。その10年後にヘヴン&ヘルとして、今度はトニーとギーザのペアを観た。そして今、パズルのようなその3つのピースがすべて揃う、オリジナル・ブラック・サバスが俺の目の前に姿を現した(正直ビル・ワードはどうでもよかった)。


まぁほぼ完璧な予習のおかげでw 知らない曲は新曲の"The God is Dead"だけで済んだ。最初の再結成時の「リユニオン」ライヴ・アルバムを軸に、ここ数年にやったレパートリーをスタジオ盤からチョイスしたコンピを聴いてて。。。


最初は「やれ単独がないとか、いろいろ難癖つけて今回のライヴに来ないで『メタル・ファン』を称してるヤツなんて俺は生涯認めんよ!」とか思ってたんだが、スタジオ・テイクを聴き込んでくうちに「ああ、サバスってメタルとは言われてるけど、70年代のブリティッシュ・ハード・ロックならどれもが持つ『アーティスティックな時代の匂い』をちゃんとベースに持ったバンドなんだなぁ」と感じたりして考え方が変わったのも正直なところ。だから、"Behind the Wall of Sleep"、"N.I.B."と2曲に切り離されて表記されるよりも、4曲からなる一連の続き物とみなすUS盤表記のほうがなんかしっくりくるとか。そんなことを考えながらステージを聴いていた。


うん、ちゃんと聴いてたんだわ、俺は。そんな暴れずにw てかね、ホント、トンばっか観てた。今回の再結成発表後に癌が見つかり、治療を経て、まさに「地獄から生還してきた男」である。縁起でもないことかもしれんが「次」があるかわからない人である。だからこの目でしっかりと観て、しかと聴き入った感じだったんで、正直オジーは途中からあまり観てなかったかなw 彼は彼で前回のソロ・ツアーでサバス・ナンバーを結構やってたし、その記憶を当てはめればいいかなって(水撒くシーンはカットしてw)。


ドラム・ソロ入れるくらいなら"Sweet Leaf"でもやってくれよーって思ったが(苦笑)、あれはあれで"Iron Man"冒頭のバスドラに繋がるものとして必要だったんだと思う。で、その"Iron Man"あたり(この曲だと後半だね)から、先の外人さんたちが互いにタックルし合いだしてその場が騒然となる。WSのレポのほうで触れたけど、俺右手を故障してて、転んで下手に手をつけない状態だったから、ちょっと緊張が走ったw 窮地を救ってくれた新曲に感謝(爆)。つくづくトンってヴォーカルによっての曲の書き分けってのがうまいなぁとも。


でも本編最後の"Grave"でまた狂熱の様相。まぁわかるけどね、周りも同調し出してたし、それが前方の宿命です♪ アンコールの"Paranoid"もしかり。この曲だけでは俺もメタル魂見せつけてやりましたわ。


12/05/2013 Makuhari Messe Ozzfest Japan 2013 setlists

Anthem
OVERTURE
BOUND TO BREAK
SOUL MOTOR
Blast
GO
IMMORTAL BIND
ONSLAUGHT

Black Sabbath
War Pigs
Into the Void
Under the Sun
Snowblind
Black Sabbath
Wasp - Behind the Wall of Sleep - Bassically - N.I.B.
Fairies Wear Boots
Symptom of the Universe - Drum Solo - Iron Man
God Is Dead?
Embryo (short) - Children of the Grave

Encore
Sabbath Bloody Sabbath (intro) - Paranoid

 


 


まぁフェス運用に慣れてないプロモータだけにどうなるか?と心配してたけど、さしたる混乱もなく無事に終わった。本音は単独でもう1本くらい観たかった。バックのスクリーンにはB級ホラー映画のフラッシュバックが流れ続けてて70年代の雰囲気をもっと醸し出してたみたいなんだが、よく見えなかったし。

次回は単独も余裕でプラニングできるプロモータさんにお願いします(苦笑)。
おしまい。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2013年5月31日 23:20に書いたブログ記事です。

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