He is so beautiful... for us

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5月3日。レジェンダリー・ソウル・グループであるサム&デイヴの片割れ、サム・ムーアを観にブルーノートへ。


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と、簡単に書き出したが、この日は朝7時まで鹿児島にいたw(言うまでもないアレでです)
4時半に起きて彼の地を堪能し、朝イチの飛行機で東京に戻り、会社で一仕事して、そのままの足でブルーノートへ。


最初日程を訊いた時は諦めてたんだが(既に広島経由の名古屋入りをスケジュール済)、新幹線の予約を取る前に、ちょっと過酷なスケに挑戦してみようか?という気になり、予定を入れた。往復割引効かずに3000円ほど旅費が高くなったが、ライヴ1本のためなら喜んで♪(てかこのライヴ自体1万2千だから大幅予算オーヴァーだぞw)


彼を観るのは2年ぶり2回目となる。前回のレビューに観に行く理由なども書いてあるので参照してもらいたい。

http://www.kino1989.net/weblogs/rakugaki/2011/07/hold-on-im-coming-2011.html


てか、「期待ほどじゃなかった(=声が出てなかった)」なんて失礼なこと書いてあるね(汗)
ところが今回は「さすが!すごい!」という印象が上回った。本編の最初と最後の主要曲は前回と同じだが、結構セトリに「本領を発揮させるような曲」が多かったからだろね。

"Starting All Over Again"はオリジンが誰なのかわからないけど、ホール&オーツやボビー・ブランドらによってカヴァーされてる美しい曲。今回も女性コーラス3名を含めた大所帯なので迫力あった。ベン・E・キングの"Don't Play That Song"はまさに楽しさを象徴するソウル・ナンバー。
バンドとの長いインプロビゼーションで始まった"Get Out Of My Life, Woman"はフレディ・キングやポール・バターフィールドもカヴァーしたファンキーな曲。


ここらあたりで今日の彼の調子が絶好調なのが判った。後半はダンサンブルなファンキー・ナンバーが続く。女性コーラスのソロも相当な声量があるはずだが、御大も負けずに絡む。よく声出てるじゃん、最高!自らのヒット曲"I Take What I Want"、"I Thank You"はさすが。フットワークも軽く、サビを客に合唱させようといろいろ絡んでくる。そして大ヒット曲"Soul Man"へなだれ込み、そのままスライ・ストーンの"Dance to the Music"でまた観客との合唱。このくだりは何度体験してもワクワクする♪ブルーズ・ブラザーズの格好をした人たちか、ダニー・ボウズが出てきそうだw
長い長いセッションが続いて大盛り上がり。

そして。。。


ツアー・マネージャぽい女性が現れて(彼女も歌える)、長いスピーチを始める。誰かに次の曲を捧げるようなことを言っていたが、後で訊いた話では、1年前にここでのステージを終えてホテルで眠るように逝った、ドナルド・"ダック"・ダンへの追悼だったという。あれから1年経つんだねぇ。そして想いのたけを込めて歌った"You are so beautiful"は、そんなことを知らなくても、どれだけ感動的だったかは、あの会場にいた人ならわかったに違いない。


03/05/2013 Blue Note Tokyo Sam Moore setlists

BACK AT THE CHICKEN SHACK
SOUL FINGER
HOLD ON I'M COMING
LET THE GOOD TIMES ROLL
KNOCK ON WOOD
STARTING ALL OVER AGAIN
I CAN'T STAND THE RAIN
DON'T PLAY THAT SONG
GET OUT OF MY LIFE WOMAN
THAT LUCKY OLD SUN
COME ON, COME OVER
I TAKE WHAT I WANT
I THANK YOU
SOUL MAN / DANCE TO THE MUSIC
YOU ARE SO BEAUTIFUL

いつもの後方席で気持ちよく観てたんだが、隣の「おまえ、石田純一かよ!」風な業界人ぽいグループがちょっとうざかった。常連の上客か知らんが、しょっちゅうワイン注ぎに来る店員も人の視界に入ることをもっと考えろちゅーの。。。って以外は大満足で、会場を後にした。


ギネス呑んで足元もステップしそうな勢いだったww 名古屋にいるカヴァにも観てほしかったなぁとか考えたり。。。


まだ、翌日の「悪夢」など知る由もなかった(その話はあっちのブログで)。

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鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2013年5月25日 03:26に書いたブログ記事です。

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