...And the Band Plays On

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サクソン、チッタ2デイズ。

正直、サクソンはこれまでちゃんと聴いたことがなかった。
2007年のラウパにおいてヘヴン&ヘル、ファストウェイそしてサクソンという顔ぶれが揃った時に行く気まんまんで3枚組ベストと当時の新作をゲットしたものの、他のバンドとは日にちが分かれちゃったんで、結局予習すらせず(苦笑)。翌年ファストウェイとのカップリング・ツアーという話も出たものの、ファストウェイの話は流れて単独になった時点でそれほど興味湧かず(苦笑)、そのまま放置。。。

その俺がなぜ今サクソン?っていえば、ここにこう書いちゃったんだから仕方ない(猛爆、まぁこれやってるときりがないので英国バンド限定だね♪)


で、今回は気合い入れて予習に入った。setlist.fm に最新ツアーのセットリストが載ってたので1公演1公演調べて、のべ32曲をピックアップ。スエーデンのライヴでは今回の目玉になる「デニム&レザー」完全再現の予行演習みたいなこともやっていたみたい(20年ぶりにプレイした曲!とか書いてあった)で、バンドもちゃんと予習、ぢゃない、復習しとる(爆)という事実に、こっちも火がついて全曲揃えるのに何枚アイテム増えたことかw それでも彼らの全マテリアルじゃないんだがね(だいたいデビュー2年で既にアルバム4枚ってどゆこと?汗)。


で、思ったんだが、正直「デニム&レザー」が名盤かと言えば、NWOBHM特有のチープさゆえに俺的にはいまひとつに思えた。むしろ2000年代に入っての正統派らしいゴリゴリなメタル・ナンバーを擁した近作のほうが全然俺の肌には合ってるんだよね。

特に最新作「コール・トゥ・アームズ」はブリティッシュ・ロックのオイシイとこを寄せ集めた「超」傑作だと思う。なぜ国内盤が出ないのか不思議。

あ、ジャケットがかっこよくないから?(苦笑) ぶっちゃけ俺はこっち完全再現してくれたほうが泣いて喜ぶ♪

そんな俺だから、どちらかというと通常のツアー・セットリストになるだろう初日のほうに期待度が高まる。。。のに、週の頭、急なデモ・サイト作成の仕事を入れられ、そのお披露目の打ち合わせがライヴ2時間前。。。って気が気でない状況に。まぁ30分くらいで終わってくれたんで事なきを得て、速攻チッタへ向かうため帰宅サラリーマンでぎゅうぎゅう詰めの東海道線で川崎へ。ちなみに調べたら平日にチッタ行くのは2004年のブルー・マーダー以来だわな。

会場から20分ほど過ぎてたが、前のほうに陣取る。。。てかやっぱ平日で人少ない。マーチャン売り場もひと気なかったんですぐ買えた。日の丸をあしらった限定Tをゲット。こういうアイテム見るとちゃんとファンのこと考えてるのが判るわな。

で、全曲AC/DCな前BGMの後、客電が消え、長いイントロ。一応中幕でステージを隠してあったのが現れてサクソンのロゴが登場すると歓声が。そしてバンドが登場して
新作からの1曲目でショウがスタート。そしてもったいぶることなく名曲"Heavy Metal Thunder"の応酬。周り男ばっかで、みなヘドバンに夢中。負けじに張り切る俺45!

あ、ちなみにバンドのパーソネルやルックスを全然チェックしてないでの初ライヴです(笑)。ビフ・バイフォードがジョー・エリオットに似てるくらいしか知りませんでした。ある意味衝撃だったよ。目の前のギタリストがハリー・ジェームスにしか見えないのって(爆)でもその人、オリジナル・メンバーのポール・クインは後半の名曲になると味のあるいいソロ弾くんだ。一発でファンに♪

「気分はいいか!」「ファンタスティック!」と、実にイギリスなジェントルマンらしい誠実なやりとりにすぐ股、じゃない心が開く。還暦過ぎてるのにステージでピョンピョン跳ねてるのって凄くない?(汗)

初日のセットリストもやっぱ予想通りツアーの通常フォーマットに準じてたので、最近作からの曲も散りばめられ、ヘドバンづくめ。首が痛かった。

"And the Bands Played On"という曲が、第1回モンスターズ・オブ・ロックに出演した時のことを唄ってるということを今回初めて知ってちょっとウルウルした。

翌日は寸前に東京駅で飲んだレッドブルで腹ギュルギュルのハプニングがあったものの、前日と同じ位置をゲット。注目の「デニム&レザー」の完全再現もトラック・オーダーを変えて趣向を凝らしてた。


都合4曲知らない曲があったものの、31曲予習してその中から30曲やってくれて、楽しくなかったわけないやんw  最新作からも6曲聴ければ十分だった。なによりバンドを知れたことの喜びで顔がほころぶ2日間だった。逆に言えば、この32曲しか知らない俺には、今後開拓してく悦びがあるのだよ♪


05/08/2011 Club Citta Kawasaki Saxon setlists

Intro
Hammer of the Gods
Heavy Metal Thunder
Never Surrender
Chasing the Bullet
Motorcycle Man
Back in '79
Broken Heroes
I've Got to Rock (To Stay Alive)
Dallas 1 PM
Call to Arms
Rock 'n' Roll Gypsy
Demon Sweeney Todd - Drum solo
And the Bands Played On
The Eagle Has Landed
To Hell and Back Again
Denim and Leather
Princess of the Night

Encore:
Crusader
747 (Strangers in the Night)
Guitar solo - Atila the Hun

Encore:
Bass solo - Strong Arm of the Law
Wheels of Steel


06/08/2011 Club Citta Kawasaki Saxon setlists

Intro
Hammer of the Gods
Heavy Metal Thunder
When Doomsday Comes (Hybrid Theory)
Motorcycle Man
Back in '79
20000ft.
Call to Arms
Metalhead
The Thin Red Line - drum solo
Afterburner
Never Surrender
Fire in the Sky - Midnight Rider
Play It Loud
Rough And Ready
Out of Control
And the Bands Played On
Denim and Leather
Princess of the Night

Encore:
Crusader
747 (Strangers in the Night)
Ride Like the Wind
Dogs of War

Encore:
Bass solo - Strong Arm of the Law
Guitar solo - Wheels of Steel


サクソンを知らずにブリティッシュ・メタルを語るというのは無意味だとまで感じた、
正統派バンドによる完璧なライヴだったと思う。
初見でも退屈させない楽しさがそこにあった。まるでサンダーのステージを見てるように(あ、笑いのネタは皆無だけどね)ビフは人の心を掴む術を知ってる。
そう、"Wheels of Steel "か彼らにとっての"Dirty Love"であり"You've Got Another Thing Coming"であると思う。

まずは全アルバム集めて、次回の来日を心待ちにしたい。

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このページは、kino1989が2011年8月 6日 21:36に書いたブログ記事です。

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