百万ドルの男

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「100万ドルのギタリスト」、ジョニー・ウィンターの初来日。


3日連続の予定を初日のみにした。まぁこんな時期に海辺のゼップ東京で強行ってのにビビってもしゃーないぢゃん(実際ゆりかもめがレインボー・ブリッジを渡ると「ああ、陸地から離れる、汗」と妙に心細かったりw)。その代り2日分の交通費とドリンク代にかかっただろう額はちゃんと募金しときましたから♪


で、出口に近いほうがいいや(苦笑)ってことで開演時間ちょい前に到着。まぁ年齢層高いかと思いきや、俺の感触ではゲイリーよりかは全然若いように思えた。

パワフルなバック陣の演奏から始まり、途中からじじい登場。椅子に座って1曲目の"Hidaway"へ。

スタインバーガー・タイプのレーザー・ギターの音は初めて聴くような印象の音だったし、運指もおぼつかないゆーかドラえもん奏法ぽかったのも否めないが、ピーター・グリーンを初めて観たときほどの失望はなかった。それどころか、バックのサイド・ギターに任すことなく正直ここまで終始弾きまくるとは思ってなかったので妙に感激した。

選曲もベスト・チョイスで、特にマディ・ウォーターズの連続2曲は晩年の彼を支えたジョニーなら許せる!と唸ったし、立て続けに"Johnny B. Goode"だから、もう俺的ハイライトなわけです♪

本編を終えて、メンバーに両手を支えられて一旦退場する姿になんか介護の現場を見せられたような気もしないが(苦笑、でも同年代の頃のB.B.やバディに比べるとやはりこの人、無茶して肉体的にはボロボロなんだろうね)、ファイヤバードを持って再登場、スライドを披露する姿は神懸って見えた。


20110413203802.jpg


13/04/2011 Johnny Winter Zeep Tokyo setlists

Instrumental - Introduce Johnny Winter
Hidaway
Sugar Coated Love
She Likes To Boogie Real Low
Good Morning Little Schoolgirl
Got My Mojo Workin'
Johnny B. Goode
Blackjack
Tore Down
Lone Wolf
Don't Take Advantage Of Me - Gimme Shelter
Bony Moronie
It's All Over Now

Encore
Dust my Broom
HIGWAY 61 Revisited


今、日本にはブルーズを唄わざるをえなくなった人がいっぱいいて、そんな人達のためにも唄ってほしい。。。とも思ってたんだが、どブルースなチューンを抑えてコロンビア時代のロックン・ロール中心だったのは、逆によかったのかもしれない。逆境をはねのけて明るく振舞う姿もまたブルーズの一面だ。たくましく生き続ける音楽を語り継ぐ人を目の当たりにできて、俺もまだまだ頑張れるような気がした。

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このページは、kino1989が2011年4月13日 23:31に書いたブログ記事です。

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