スカっと爽やかに

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ウィッシュボーン・アッシュ、19年ぶりの日本公演2日目へ。もともと6月の公演予定だったが、唯一のオリジナル・メンバー、アンディ・パウエルの急病に伴い2ヶ月延期。その振替公演だ。


そもそもこのバンドを知るきっかけは、アマチュアのトリビュート・バンドのステージを何度か観る機会があって、ヴォーカルさんのとっても楽しそうなアプローチに清々しさを感じたから。


その後紙ジャケ・リマスターが発売されて集めて、自然に好きになったという経緯が俺の中では他のバンドとちょっと趣が違うところだ。逆に言えばそれほど深い思い入れってものは特にないともいえるが(苦笑)。チッタからのDMで演奏候補曲を知り、でも案の定、初期4作+40周年ライヴだけだと半分も集まらなかった(涙)。


そもそもバンドのことを知らないで出逢った音楽だったのと同じように、今回は予習しなくてもそこそこ楽しめるかも♪。。。とも思ったんだが、日が近づくにつれて「やっぱ100%以上楽しむために予習せねば!」と意気込むようになり、mora win で足りない曲をデジタル購入。それでも4曲揃えられなかったんだが、(二日で全曲なので)まぁ確率は1/2だ(苦笑)。


チッタではめったにない全席指定(あ、でも俺の初めてのチッタは席ありのSHOW-YAだったわw)で、満席にもかかわらず比較的静かな雰囲気が開演前を包む。BGも延々どブルーズだったせいもあるかな。そうこうしてるうちに客電が消え、暖かなライティングの中、バンド登場。着席のままの拍手でその始まりを待つ。


第一部は名作「百眼の巨人アーガス」全7曲の完全再現。今回の目玉。幻想的なアコースティック風に始まる"Time Was"から超有名曲"Blowin' Free"まで、適度な手拍子を交えつつ(笑)、手堅い良質な演奏に酔いしれる。


クソ暑い日が続く中、この会場には爽やかな風が吹いてるような気がしたわ。初めて彼らの曲を耳にした時のように。


後半はタイトルが物騒な曲のオンパレードで(爆)、このアルバムが持つ抒情感あふれる展開を見事再現してくれて大満足で一旦幕を引く。


第2部が始まるまでにタバコ吸いに行こうと思ったら溢れんばかりの人。トイレも(春のゲイリー・ムーアみたく)男性のほうに行列ができてて、客層を物語ってたねw


2部はフリースタイルで40年の歴史を紐解く。結論を言えばチッタからのDMは2日分の曲をセットリスト順に並べただけで、今日はその後半だった。前日に今回聴きたかった"FUBB"とか"The Way Of The World"があったので涙した(笑)。でも新曲1曲を除いてすべて予習したものに含まれてたので大いには楽しんだ。本編最後の"Phoenix"とアンコール”Jail Bait”の白熱したプレイで気分的には心地よい汗をかけて、素晴らしい一夜が過ごせた。感謝。


Wishbone Ash 15/08/2010 Club Citta Kawasaki setlists

Time Was
Sometime World
Blowin' Free
The King Will Come
Leaf & Stream
Warrior
Throw Down The Sword

The Pilgrim
Right Or Wrong
Living Proof
Lady Jay
Front Page News
Sorrel
Tales Of The Wise
Ballad Of The Beacon
Reason To Believe
Engine Overheat
Phoenix

Encore
Jail Bait


当初の日程で、俺は「会社の引越し準備で時間なし」と1日目のチケを手放した。今の俺にとっては100%楽しめる余裕があって好都合の延期だったけど、やっぱ初日も改めてチケ取り直して行くべきだったと後悔したわ(涙)。


次もぜひ彼らを観てみたいと思う。今度はスタンディングでお願いします(苦笑)。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2010年8月15日 22:57に書いたブログ記事です。

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