おごれるものは久しからず

| コメント(0)

各種特典同じで(微妙に違う?)ブルーレイよりDVD版の方が3000円安いのを知って、そっちでもよかったかな?とも思ったんだが。。。もうブルーレイから離れられません(笑)

3Blu-ray スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス

一昨年公開された映画に続くTVシリーズの第1シーズン22話を収録。
いわゆるスピン・オフ作品であり、邦題「クローン大戦」と付けられてた2Dアニメ・シリーズの3D版でもある。そっちは1枚目の途中まで観て飽き、2枚目は開封すらしてない(苦笑)。結局のところアメリカのアニメ特有のデフォルメしすぎたキャラとお子ちゃま向けすぎる内容に受け入れがたいものがあった。
なので、そこそこの期待だけにしておきましたが。。。
 

 


 


 


 


 


 


すんばらしい!!100点満点以上をつけてあげたい(笑)。届いた当日に見始めたら面白くて一気に11話(各話30分)夜を徹して観てしまい、昨日残りをまた一気に観終わっての感想。


本シリーズは、少なくとも。。。中高生向き以上には作ってあるな(爆)。もちろん大人も楽しめる。

1話でヨーダを軸に立てた物語で掴みはOK。おなじみ「はるか昔、宇宙のかなたで」と同じロゴでそのエピソードの教訓的なテーマとなる一言が毎回トップに表われ、スター・トレックに勝るとも劣らない濃いドラマが展開される。子供だましだとばかり思ってたんで、コレは予想外で嬉しかった。(スター・ウォーズに「正史」という言い方があるかはしらんが)実写版ファンをも唸らす出来に仕上がってる。これに難癖付けるのはただの天の邪鬼としか思えん。もう安心してその世界にスムーズに入っていけた。ひとつ残念なことがあるとしたら、「イヤな予感がする」を連発しすぎ(苦笑)。

ジャージャー・ビンクスが三ツ矢雄二の声にしか聴こえないんで「マジ?」と思って調べたら2Dアニメ時代からの持ち役なのね。最近は社長業してて声あてしてないと思ってたのでちょっと感動したw 吹き替えも基本的に映画・2Dアニメ版を踏襲してるようで、スムーズに入っていけた。

特にラストへ向かっての8話分の出来(ブルーレイだと3枚目全部)は「お見事」だというしかなかった。なんかずっと顔に笑み浮かべっぱなしで「次はどうなる?そうきたか!」とまさにルーカス流ジェット・コースター・ムービーの醍醐味。

21話で最強ジェダイ、メイス・ウィンドウをこれでもか!というくらい活躍させて、あらら、シリーズ通して主役なはずなアナキンとオビワンの立場は?(爆)

めでたしめでたしと思いきや、22話で舞台を一変して、信じられない事件を発生させて、次のシーズンに繋げる常套手段。今やすっかり次のシーズンを待ちわびてる自分。


これ観たら、今や、欧米と日本のアニメの間に歴然とした差があることを思い知しらされた。今「ヤマト」が復活してもあの程度にしか作れないという理由も納得できた。

アメリカのアニメはあくまで「映画作りの中での表現の手段のひとつ」であることを守り貫いている。今回ルーカスが絡んでいないにも関わらず、本編と同質な作品を今を担う若いスタッフが作れたのは、その伝統をちゃんと継承しているからだということがわかる。(もっとも強力な「ジェダイの教え」というのもあるのは否めないけど)

日本のアニメだって、かつての第1次アニメ・ブームの時はそうだった。当時の中堅・ベテラン達が作った作品からはそういう気合が感じ取れたものだった。でも、ブームを体験したファンが、「自分たちの思い通りの作品を作る」と制作に関わりだして、世代交代がうまくいけばよかったものの、結局のところ自慰行為にしか見えない「描いてるだけで幸せ。たとえ低所得でも(苦笑)」的な作品がまかり通るようになった。観る側もそこから学ぶものがないから成長しない。究極の悪循環。


日本製アニメが「国が世界に誇りを持って輸出できる文化」だなんてちゃんちゃら笑わわせる。ホント税金で変な施設作られないでよかったと思う。やっぱアニメはエロにまさる「恥部」として自分の中ではそっとしておくことにする。

コメントする


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • about
Powered by Movable Type 6.0.3

2015年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

このブログ記事について

このページは、kino1989が2009年12月 5日 16:32に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Selling Jesus... But Who's buying ?」です。

次のブログ記事は「Take A Look At Yourself In The Mirror」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。