至福の5時間。
2DVD / Deep Purple / History, Hits & Highlights '68-'76 : Archive Collection
パープル研究家、サイモン・ロビンソン監修による第1期から第4期までの究極の映像集(再結成以降を含まない)。
ディスク1の最初の20分でバンドの歴史をダイジェストで紹介、その後はその中でも使われた貴重なライヴ映像を2時間に収めている。「マシン・ヘッド・ライヴ」「ドゥイング・ゼア・シング」「カリフォルニア・ジャム」といった既発の映像も最小限にとどめられてて、馴染み深い「ビートクラブ」からの"No No No"とかもあれば第1期の映像なんてあったんだ!と驚かされるものばかり。
逆にダイジェスト部にあって後半にないのは、2-30秒だがモノクロの初来日映像。それがあの「ライヴ・イン・ジャパン」の音にちゃんとシンクロさせてあって、コレはかなり興奮した!その他に"Stormbringer"のライヴ映像がチラっと。コレはフルで観たかったよ><。。。他の部分残ってないのかなぁ(号泣)。
まぁ、基本的に、パープルの凄みは第2期なわけで、若かりし頃の連中が炸裂させてたパワーを記録に残した"Wring That Neck"と"Mandrake Root"での壮絶さといったら、もう言葉に出来ないほどの衝撃。Mk2映像に関してはディスク2にもアウトテイク的な素材がめいっぱい詰まってる。リッチーがプレイ・ボーイ・マガジンの創始者にギター教えながら笑顔だよ。。。(驚)。これだけでもこのDVDがいかに貴重か!(猛爆)
で、第3・4期が好きな人にはどうなのよ?って?ご心配なく。こっちも凄いんだからw
"Mistreated"はCJのテイクだけど、"Burn"と旧ビデオ"ライジング・オーヴァー・ジャパン"からの"Love Child"、"Keep On Moving"はDVDとしては初出。前者はブートで"London 1974"とかいうタイトルで出てたやつのマスター映像。よくぞ出してくれました!(号泣)
楽曲的には少ないものの、コイツのフル・ヴァージョン(冒頭が"Burn"、ケツに"Space Truckin'"のインスト部がある他は殆どインタヴュー。というかそれが学生の卒業制作として作られたこのフィルムの目的だったりする)とMk4でオーストラリア行った際に受けたインタヴューがディスク2に収められてて、50分近くあるんじゃない?これはね、ジョンをはじめとしてメンバ全員が、当時のバンドでの立ち位置というのを赤裸々に語ってるので、日本語字幕で読んでもらいたい。なので高くとも国内盤を買うべし(サイモン先生の解説も読める)。
サイモン先生の解説の最後の言葉がとても印象的。
同じく、俺らはこんな凄いバンドと出逢えたことを、神に感謝すべきだと思う。
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