かもん、えぶりばでぃ! 1.2.1、2.1.3、2.3、1.2.3 !

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昨年末に、度々なる延期の末にDVD化された「ヒストリー・オブ・UFO / トゥ・ホット・トゥ・ハンドル」(VHS時代と違い「マイケル・シェンカー・ストーリー」の副題が付かない)を今年に入って観返して以来、ひそかなマイブームなんである。

折りしもクリサリスからは未発表曲入りのリマスター盤が逐次リイッシュ中だったんで買い揃えてるし(その前の紙ジャケもまだ未開封w)、現行メンツでの新譜「ザ・ビジター」もリリースされた。

そんな中で本命盤がコレ。
6CD / UFO / Official Bootleg Box Set 1975-1982

文字通り、(79,80年を除く)毎年1本のライヴで綴るバンドの歴史。ブートレッグっぽさを意識してか各ジャケではギターが全部マイケル・シェンカーになってるけど、ケツの2枚は当然ポール・チャップマン。
UFOのライヴは無名レーベルが無数に文字通り海賊盤レヴェルの音源を出してるけど、さすがクリサリス、限りなくキレイにマスタリングし直されてて、いい仕事してるようだ。


ただし、かなりのヴォリュームである。スタジオ盤だって買い揃えたところで聴く時間が限られててままならぬ。。。ここはいっそのこと、曲毎に全テイクを連続して聴いて違いを楽しもう!と考えたのが先のプレイリストなのだw 1回目がスタジオ盤、2-5がこのブートレッグ、最後が名盤「UFOライヴ!("Strangers In The Night")」のテイク。つまり作品が発表されてからライヴ演奏において完璧の域に達するまでの過程を辿るわけである。われながらナイス・アイディア!


とはいえ。。。1曲につき30分近くになるので、通勤の片道で1曲しか聴けないとこがミソ(苦笑)。滅多に聴けない"Space Child"とか"Try Me"に感動しつつ、最初は面白がってたが、"This Kids"あたりになってきてだんだんお腹いっぱいになってきた(汗)。

でもそれなりに面白い発見があってやっぱ楽しいわ。


ちなみにタイトルの数字はカウントではなく、"Doctor Doctor"でモグたんが歌う歌詞の順番。この人はこれだけの名曲をちゃんとスタジオどおりの順番のコーラスで歌うことがほとんどない。90年代最初の来日はゆうぽおと1回・サンプラ2回観たが、その時も確か。。。痴呆のせいではなく昔からなんだね!78年クリーヴランド版でちゃんと歌えたのを聴いて思わずガッツ・ポーズしてしもた(猛爆)。まぁ同じバンドに身を置いたら「困ったちゃん」に思うかもしれないが、まぁ俺的には2番が個人的体験と合致してて一番好きなので許す(笑)。マイケルが冒頭のソロに同じフレーズを弾かないのと同じように、インプロヴィゼーションちゅーことで(苦笑)。


"Rock Bottom"に至っては6テイクで50分越えるんだが、この曲は大好きなんで飽きることがなかった。76・77年テイクの始まり方は他と違ってて(76は1コーラス目の歌詞もw)、78年・"Strangers"の鬼気迫るヴァージョンとして完成されるまでがジツに興味深い。もっともあの完璧を極めた「UFOライヴ!」もオーヴァーダブ激しいってことも(多分使ってる)"Natural Thing"クリーヴランド・テイク聴いて判ってしまいましたが(苦笑)。


1枚1500円程度で買えるリマスター・スタジオ盤に比べると、6枚組で1万弱はちょっと割高だけど、そのお値打ちは十分あると思う。国内盤は先行発売してるデジタル配信版だと85年ネブワースを含めた7枚組になるみたいで高そうだし、マイコーなしのバンドに興味ない人は輸入盤で十分でしょう(苦笑)。


2ギガしかないMP3の中がコイツらで占められる日が当分続きます。

コメント(1)

なーんだ。
そういうことだったんですね。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2009年7月18日 14:45に書いたブログ記事です。

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