I ain't got you

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つまんなかったライヴであろうと、一応行ったものは残らず記録に留めておきたいので(苦笑)。

ジ・オリジナル・ブルーズ・ブラザーズ・バンドの来日公演に行ってきた。PRT聴いてると、ひっきりなしにミュージカル版BBのCMをやってるので、オリジナル・バンドが来るとなれば行かずにはいられまい。

前回が2003年だったから6年ぶりになるか。でも前の2回はエディ"ノック・オン・ウッド"フロイドをフィーチャして「黒さ」全開、大盛況を全部かっさらっていった、ある意味特別興行みたいなもんだった。思い起こすと映画に出てたオリジナル・メンツが全然記憶にない(苦笑)。強いてあげればマット“ギター”マーフィくらいなんだが、今回彼は不参加。他のオリジナルはギターにスティーヴ“カーネル”クロッパー、サックスに“ブルー・ルー”マリーニ、トランペットの“ミスター・ファビュラス”アラン・ルービンの3人。まぁこの3人なら「オリジナル」を名乗るのにふさわしくはあるけど。映画で魅せた個性的なキャラという意味で。1台のキャデラック(ブルーズモバイル)からバンド・メンバー全員が降りてくるとこ思い出して吹いたw。


2曲の超有名インストでウォーミング・アップしたステージは、スティーヴがこの東京での最後のステージを、忌野清志郎と自分のプロデューサに捧げると告げて始められた。清志郎氏は2003年に俺が観なかった回のどこかに飛び入りして競演したことがある。


ヴォーカルはなんか精細に欠けた(まぁ黒尽くめだから当たり前だが!爆)個性がないキャラ。動きはモッサリだし、歌も褒められたものではない。彼なりに一生懸命盛り上げようと最前テーブルにマイクを振ったりするが、客歌えない(苦笑)。3階席ど真ん中の俺を指立てて褒めてくれたけど、口パクだけで歌ってないしw


"Shot Gun Blues"では2階カウンターに移動してひざまづlきながらハープを披露してたがそもそも華ない。客席の中にそっくりまんまの衣装を着た二人組がいて、何度かステージに呼ばれてダンスに混じったが、正直彼らの方が「オリジナル」ぽくて素晴らしかったわ(猛爆)。


スティーヴもスタックス・レーベルを支えてきた名匠ではあるけど、だからって特別うまいってわけぢゃない。ただ、レコードと同じギターの音を奏でてるだけ。


選曲的には1作目の1曲目、2作目のエンディング曲まで、有名どころを網羅してたが、なんで"Everybody Needs Somebody to Love"がないの?あれが一番盛り上がるだろうに。


最後はホーン・セッションを筆頭に演奏しながらの退場だったが、なんか日本のチンドン屋っぽくて微笑ましかった(褒め言葉ぢゃないよw)。


映画でもそうだが、結局のところ、フロントの二人組の奮闘こそがこのプロジェクトの魅力であり、後半にもう一人黒人ヴォーカルが出て二人になったところで今回は全然パワー不足だったことは否めない。
初日は体調不良で断念したけど、1回だけで正解だったような気がするw そもそもミュージカル版のほう観にいったほうがそれなりに感動したのかな?(汗)


Roppongi Billboard Live 14.07.2009 2nd stage Setlists

Green Onions
Peter Gunn Theme
Going Back to Miami
She Caught the Katy
Gimme Some Lovin'
Shot Gun Blues
Minnie the Moocher
I Can't Turn You Loose
Sweet Home Chicago
Flip Flop and Fly
Soul Man
Encore
New Orleans

アンコール曲以外は以下のアンソロジーでオリジナル・ヴォーカルにて全部聴けます。

2CD / The Complete Blues Brothers

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このページは、kino1989が2009年7月18日 13:14に書いたブログ記事です。

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