Thunderstruck - Back To '90s pt.2

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やべぇな。なんかスゴイ企画立てちゃったが、来週の大阪までに終わんない気も。

というのもサンダーもしくはそのメンバーは、95年から99年まで毎年来日してるので、1年1本でまとめてたらマジ終わんねぇ(汗)。

まぁ後先考えず、とっとと行こう(苦笑)。

95年秋、初めて国内で観るサンダー・ライヴ体験!(オイオイ)
名古屋ボトムライン・大阪W’OHOL(今もうないんだよな)を経てチッタ2公演と追加の渋谷オンエア・ウェスト。夏も終わりの5夜。

前回書いたとおり、蓋を開けたらベスト盤のプサポート・ツアーとなってた。1曲目が"Dirty Love"というすんごくレアなライヴだったし、逆にUKで3rdのサポート・ツアーだけ体験の俺にしてみれば、聴いたことのない旧作からの名曲のオンパレードだったのはありがたかった。

明確に記憶に残ってるのは"'Till The River Runs Dry"を名古屋でしかやらなかったこと、チッタ2日目で世界初の"In A Broken Dream"を聴けたこと、追加のオンエア・ウェスト(イーストじゃないちっちゃい方)は始まって早々人の波に揉まれて危うくコケそうになったこと、最後はカヴァー・ソングのオンパレードだったこと等。あ、ちなみに「サンダー・チャンネル」に入会してたので大阪以外は全部ミート&グリートに参加した(てゆーか唯一の)ツアーだった。


既に英語版でファン・サイトを立ち上げて英語でレヴューしてたんだが、全世界のファンはもちろん、本人たちの目にも止まり、嬉しいやら照れるやら。ただし、「ある事件」を起こして(昔書いたんで蒸し返さない。ダニーのソロ・アルバムの情報リークの件)ちょっとテンション下げざるを得なくなったのも事実(苦笑)。


96年、サンダーにとっては大手EMIから契約を切られて次のレーベル探しに奔走する辛い時期に突入。

でもその合間を縫ってルークがパワー・ステーションのサポート・ギタリストとして参加するために来日したことは今ではラッキーだったといえる。プロジェクト自体は昔から有名だし、この時10数年ぶりに2ndをリリースしたそのプロモ・ツアーだったわけだが、今は亡きロバート・パーマー(「恋におぼれて」以来の大ファンでソロ・ライヴも行ったことある)、トニー・トンプソン、初めて目の前にするアンディ・テイラー(デュラン以降のソロ活動時に熱狂的なファンだった)、ジョン・テイラーの代わりにやってきた元カヴァデール・ペイジのガイ・プラット(当時WSの「レストレス・ハート」レコーディング中)、そしてルークと。。。最強メンバーだったね。もっともロバートはカンペ観て歌ってたと記憶してる(急造バンド!w)。

東京3公演と横浜を観にいったけど、曲はPSの曲、ロバートのソロ、そしてカヴァーがいい割り振りでちりばめられて楽しかった。欲を言えば、ガイの来日が間に合わず急きょルークがベースを弾いたという大阪初日を観てみたかった気がするけど!今掲載してるセットリストには明記してないけど、ソロをどっちがとるか?もアンディと半々くらい分け合ってたはずで、旧知の友人同士だなとの印象を受けたのを記憶してる。


そしてサンダー自体は秋に新レーベル、イーグルから「スリル・オブ・イット・オール」をリリース。
ジャケットがよくわからない絵だったこと、ミッヒ(マイケル・ホーグランド)が脱退して4人になったこと、ロング・ヘアーだったダニーがバッサリ切っておぢさんになってしまったこと等。。。いろいろショックも大きかった(コレコレ)。でも作品自体はそれまでのサンダーより更に円熟味を増したブリティッシュ・ロックで、それ以降の路線の布石になったという意味では、(バンドの95年まで初期・最初の解散までを中期・現在を後期と考えて)中期で一番好きなアルバムかもしれない。特にバラッド群が秀逸。


で、97年早々、そのサポート・ツアーが本国よりも先に、日本で東名阪以外も含めて7公演という大規模で行われる。


あの「悪夢の」だわね。。。(苦笑)。


福岡・大阪・名古屋まで絶好調だったのよ、いつもどおりの彼ら。ちなみに名古屋は俺が観た全公演の中で唯一"Dirty Love"がなかった日。その代りに初めて"Wekcome To The Party"がプレイされた公演とも言える。アレで始まることはあっても終わることはその後もなかったので2重なレアで記憶に残ってる。

札幌でもそう言えるパフォーマンスだったはず。ただ、雪まつりのシーズンとかぶる真冬の北海道はめちゃ寒かった。当然雪も積もってるような状況で気温低い。俺もホテルからそう遠くない会場まで歩いてる途中で足元取られて動けなくなって、思わずタクシー拾って「え?すぐそこですよ?」「いいから!(遅れそうなのと疲労でパニック状態、汗)」と押し切って連れてってもらったという(爆)。滑り込みで"Backstreet Symphony"に間に合って、狭い会場で盛り上がったものの、終わる頃には体の異変に気づく。どうやら風邪もらってもたみたいな(苦笑)。

ちなみにどこかで聴いた話によるとペニー・レイン24は控え室からステージ向かうのに一旦外の階段を使わなければならない構造らしい。そんな尋常でないライヴ会場で、バンド側もオーディエンス側も最高に盛り上がった。。。後先のこと考えずに(苦笑)。

で、翌日仙台に向かって飛行機で飛んでる最中も具合悪くて。。。たまたま某女史と初めて同じ便に乗り合わせて、仙台着いて市内へ向かうバスでも談笑してたが、体のキツさにたまらなくなって、まっ先に医者に飛び込んだ(苦笑)。「インフルエンザ」と診断されて「出張で来ていて休めないから(まぁ嘘ではない、仕事ではないけどw)」と強めの薬をもらってホテルにこもる。

※蛇足だが厚生省の報道発表がこちらで読める。1997年1月ってのは過去10年間で最悪のインフルエンザ流行の期間だった http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0901/h0114-4.html


開演ぎりぎりに会場へ向って、ベン側で観てた(あ、このツアーから既に「立ち見なら必ずベンの前」というルールが確立されたw)。この公演ですでに、ダニーがちょっと音程があやしくなるシーンがたびたび見受けられたけど、それは全公演観てるような玄人にしか判らないような些細な違いだし、これしか観てない人には最高のステージだったに違いない。実際この日のアンコール1曲目でひとりひとり登場しながら音を重ねてジャムりつつ始まった"Stand Up"は秀逸だった。

問題は次の五反田ゆうぽおと。95年以降彼らの関東圏における最初で最後となった椅子席のあるホールでの公演。

音程外しまくりというか、もはや制御不可能、音痴そのもののダニーの姿を目の当たりに。。。
アレを観てない人にどう伝えるかが難しいんだが、(翌日みたいに)声が出ない状況が辛そう。。。とかでなく、全力を振り絞って勢いよく出す声が番場蛮のノーコン・ピッチングでボールがとんでもない方へ飛んでてしまうみたいな(古い例え、てゆーか、自分では音痴だと思ってない人が自信もってでかい声で歌いまくってる姿を想像させるほうがわかりやすいわな。。。って俺か、爆)。


俺史上、あん時ほど辛いことなかったわな。俺もチケット取りに混ぜてもらって、中通路付近の1列20人くらいが全部NIFのお仲間で並ぶという状況下で観てたんだが、「もう、いい、やめてくれ。終わらしていいよ」って心の中で叫んでた。案の定、さえない"River Of Pain"で本編終了、アンコールをハリーとルークが1曲づつ歌って、状況を説明して終了。

終演後も言葉にならなかった。「ラフィング・オン・ザ・ジャッジメント・ディ」ツアーの際、足を捻挫してドラムライザの上に腰かけながら歌った渋谷公演を体験してるツワモノが多かったので、「こういう時もあるさ」みたいな感じで苦笑いしてたと記憶するが、そん時とはまた話は別物だわな。

翌日の川崎最終ではなんとかもったものの、いろいろ後を引くツアーの幕閉めとなった。
その後すぐにあったUKツアーの何公演かをキャンセルせざるを得ない状況だったわけだし。


この時のツアーではサンダー・チャンネルの会員でなかったので(てゆーかお金は振り込んであったんだが、パス用の写真を送ってる暇がなくてそのまま自然消滅、汗)ミーグリには出てなかった。なので「事の真相」を知らない。

バンドが体調管理を怠ったのか?

やむを得ぬ自然環境のなせる業か?

体調崩しながらツアー敢行した俺が移しでもしたのか?

あとは想像に委ねる。

 

 


 


 


 


あ、五反田が最初で最後のいす席ホールって書いたが、日比谷野音があったね!まぁホールではありませんがw
どっちもルーク側でした。

コメント(1)

初めてサンダーのライブを見たのが、その「悪夢の五反田」でしたねぇ。
そうか、あれが最初で最後の座席指定ホール公演だったのですね・・・。

まぁ、今となってはルークがVoのI hear you knockin'を聴けたので貴重、とも思います(苦笑)

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2009年4月11日 16:47に書いたブログ記事です。

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