Thunderstruck - Back To '90s pt.1

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あれほど焦ってた仕事の件、なんか締切が6月まで延びたらしいんで(汗)、比較的まったり中w

サンダーとの想い出を語るこのコーナー。ここのブログには2000年以降は(ほんまテキトーではありますが、汗)フォローしてあるんで、ここにない90年代を改めて綴っていこうかと思う。


サンダーとの出逢い。。。実はコレが不明瞭で、知らない間にCDを持っていた(苦笑)。
多分90年に入ってまず「大英帝国復活の狼煙」の名オビたたきによってクワイヤーボーイズが好きになったので、同期の彼らも「ついで」に買ったというのが真相だと思う。当時はありとあらゆるバンドのCDに手を出してたし。


当時はまだ90分とか120分のカセット・テープに曲とDJを吹き込んで、10人程度の仲間内に回覧板のように毎週回してもらう、なんてことやってた最後のほうの時期。たしかサンダーも2曲紹介したはず。1曲は忘れた(爆)。もう1曲は"An Englishman In Holiday"。まぁタイトルだけで選び「ブリティッシュだ!」って力説してたんだろう(汗)。少なくともフェイセズとかの影響をモロ受けたクワイヤーズに比べたら、ただの派手でうるさい音出す連中で、そういうのは巷にありふれてると感じてたに違いない。


その後、その1st「バックストリート・シンフォニー」は4年にわたって「箪笥の肥やし」となるわけだw
90年はWS解散という俺にとっての節目があったし、元嫁のアパートに転がり込んで半同棲はじめてたので、音楽自体に興味なくなり出してた。なので、仲間内からラヴコールはあったけど(もっともメタリカ目当てでだわな)彼らの初来日となる東京ドームのファイナルカウント・ダウンは行かなかった。多分ウチで大みそかマッタリして、ラストHでもしてたと思う(猛爆、あ、ソレはないな。結納終えた途端お預け状態だったから!)。


で、まぁ結婚生活に破綻を来し(失笑)、涙が枯れ果てた後に、93年カヴァ・ペのツアー全日程強行でいい気になり、その後愛する者を間違えるわけです(自爆)。94年には早々スネイク再結成に吊られ「ライヴ観るためだけに渡英」という暴挙にも出た。


でも、正直言ってそういうことが平気で出来ちゃうってのは相手がカヴァだったからで、彼に対してだけだと思ってたし、同系列で語れるバンドなんてありえないと思ってた。強いて挙げればシン・リジーだが、バンド自体がすでに亡きものだったし(94年7月時点で)。


状況が急展開したのはWSの来日終えた(94年)11月あたりからか。自宅に初のPCを入れてニフティでパソコン通信を始めて、FROCKLのHR/HM部屋に居座ることになる。まぁこの時代から相変わらずへったぴな情話文章書いてたわけだ(成長してないw)。


バツイチホヤホヤで久々の音楽漬け生活は新しいバンドとの出逢いにも柔軟に対応できてて、たまたまWOWOWでやってた(ギター・メーカ)ギブソン主催のフェスティヴァルの模様を、それでもたしかトリのポール・ロジャース目当てで観るつもりだったんだと記憶するんだが、一発目のスキンと3番手のサンダーの、あまりのかっこよさのほうにシビれてしまったんである。


で、それをネタに降ったら、出てくるわ出てくるわ、ブリティッシュなロック・ファンのお仲間が!(微笑)
いろいろと教えてもらいながら、どちらのバンド(加えてリトル・エンジェルスも)をコンプリート。スキンはハロウィンのオープニング・アクトで年明け来日直前、そしてサンダーは待望の3作目が間近ということで盛り上がりました。ゆえに大好きな3rdの中でも特にファースト・シングルの"Stand Up"が思い出深い。フジの「BEAT UK」でPV見たりとか。

で、95年。スキンの公演が終わって、興奮冷めやまないうちに「ビハインド・クローズド・ドア」がリリース。そのクオリティ高い楽曲の数々に絶句。こんな凄いバンドを今まで無碍にしてたなんて。。。そりゃもう大騒ぎですわ。いつもの10倍増の感激レヴューをポスト。「早くライヴが観たい!いや、このバンドなら英国まで観にいっても決して損はない!」とまで言い切った(苦笑)。

その大見栄が現実になったのは、いうまでもなく、サンダー+スキン+元リトル・エンジェルスのバンド、b.l.o.w. という夢のようなパッケージ・ツアーが実現することになったのと、グレイト・ホワイトのファン・サイトやってた某女史がファン・クラブ「サンダー・チャンネル」経由で取り置きしてあったチケットを、行くなら譲ってくれると言ってくれたから。当時インターネットは始まったばっかでチケ予約なんて形もなかったし、前年のWSで海外チケ入手の大変さは身にしみてたんで、無駄にすることほどもったいないことはない、あるなら参りましょう!と。。。あとはトントン拍子だったわ(爆)。

じゃあ、今日はそのツアレポを当時のNIFのログからそのまんま抜き出して完全再現してひとまず終わりにしたいと思う。


01924/02585 BXD00467 KINO’89 b.l.o.w., SKIN and THUNDER part I (長文)
(12) 95/05/14 23:56 コメント数:4

Jap-man In Holiday または I'm a regal Alien, I'm a Jap-man In England
ということで5/3から7泊9日でUKへ行ってきましたので
例の"Killer UK Tour"(Kerrang!しかそう呼んどらんて)を3回に分けて
レポさせていただきます.多分主観的でツマンなくなるとは思いますが
ご勘弁を.(WINTERさま是非お力添えのフォローを^_^;)

- b.l.o.w. -

「COVの故郷」ということもあって今年もNew Castleを最初の訪問地に
選んだものの、到着が遅れSaltburn行きを断念せざるを得なくなり、
特に観光地でもない中心街を開演まで散策することにしました.

どうしても暇潰し=レコード屋になってしまう私はHMVで£0.99で売られてた
"Castle In Sand"に笑い、中古屋で売られてた"Behind Closed Door"のプレス
キット付きCDを買ってみたものの現物に泣き...などとひとり喜怒哀楽状態.
その後チケットが手に入るかを確認するため、かなり早めに会場へと向かい
ました.

Box OfficeはHallの裏手だったので行ってみると、ちょうど器材の搬入をしてる
最中.そのスタッフの一人にまぎれてドレットヘアで色黒でアコギを持って
弾き語ってるオッさんの後ろ姿を確認.

まさか....のDave Goodingその人でした.

彼はその後何を思ったのかHall真正面の通りに向かい、そこでギターケースを
横に広げ、おもむろにStreet Performanceを始めたのでした(^^;;)
それが実に絵になって街にハマってる...サウンドも.

まだKidsは別の広場でたむろしてたので、そんな彼に注目する人など皆無に
等しく、へんてこりんな日本人の私だけが聞き入っていたのでした.(^^;;)
2曲程終わった後、ギターケースにコインを投げ入れ、「日本から来る・
今夜のショウを見る・アンタ好き・幸運を」(爆笑)と話しかけて握手して
もらいその場を一度去りました.

しばらくして

「あっ、"Bump It" 聴きたい...」

と、人をジュークマシーンか、流しのオッちゃんのように考えた(^^;;)私は
戻ったけど後の祭り、彼はPerformanceを終え、ファンの女の子と仲良く並びながら
歩いてました.正面から歩いてくる私に、ちょっとこっちを見て"Hi"と声かけて
くれたのが嬉しかった.覚えてくれてたのね(当たり前じゃ20分も経っとらんて)

翌日Manchesterでは、チケットが向こうの不備で未手配で困ってる私のところへ
偶然にも顔を出し、こちらをちらりと見てからBox Officeのニイちゃんになんか
囁いて、その後どうにか席が都合ついたのでした(ような気がしたんだけど、別の
用事だったのかも)

これで超ファンにならないわけがないよなぁ...(^_^;;)
と個人的体験は差し引いて、彼らのステージをレポすると(^_^)

Full Showでも9曲しか演らないらしい彼らがどんなステージを披露してくれるか...
たった2曲だったりして(^^;)と冗談に思いながらも開場直後でガラガラ状態の
中でソレは実にいきなりあっさり、そして自然に始まってしまったのでした.

やはりプロモ兼ねてということで30分で5曲と、あまりimprovisationを含めず
CDの再現でコンパクトにまとめたステージでした.
コンパクトではありましたが、インパクトは想像以上.

Bruce Dickinsonのボロボロストラトから奏でられるリフもJimi Hendrixのfollower
を感じさせられたし、Jimmy Dickinsonもストールに登ってウンコ座り.髪を振り乱し
陶酔しながらのオルガンは印象的だった.リズム隊も十分な実力派で、全員の力で
見事に70年代風のearthyな世界がそこに再現されてしまったのです.

1曲目の"Dred Indian Blues"のAcoustic Unitの陽からElectricな陰(重厚さという
べきか)へ遷移し、間発いれずに2曲目へ.強烈なgroove & beatと後半の劇的な
展開が素晴らしいその"Hand Full Of Nails"の中間部でタバコに火をつけ、
"ちきぼぼぼーん"するDaveに、泥臭さの中にもT.T.D.のようなカッコ良さを
垣間みました.ラストにBruceからストラトを奪い取って弾きまくって、最後の
sustainを会場に響き渡らす.その間にBruceはLes Paulに持ち替えて次の
"Humble Pie"へ突入.この最初の3曲の構成の仕方にCD同様打ちのめされました.

他のメンバーは自分達の生み出す自己満足の世界に酔っているのにくらべると
この人は名知れてもStreet Performanceまでしてしまうあたり、音楽がbusiness
であることを否定し、歌とともに生き、歌とともに死ぬ...そんなかつての先人が
繰り返してきた人生を彼もまた実践してそうな奴に思えました.
渡英前にCDで感じた彼らの「匂い」は間違いなくDaveというvocalistの持つ
そういった体臭だったんだと.

今から考えるとその後のステージ(SKIN & THUNDER)とは全く異質な世界が
そこに展開されていたことに驚きを感じます.これってオープニングアクト
つきのコンサートの醍醐味だと思ったし、こういうことを平気で許して
応援してしまう英国人の懐の奥深さを痛感しました.

Set List

1.Dred Indian Blues
2.Hand Full Of Nails
3.Humble Pie
4.Yer Blues
5.Angel Sittin' In A Tree

今度は是非フルで見たい..でも多分日本では彼らを見ることはできない
と思うので(T_T 誰かDeal結んでくれよぉ)きっと...また...ヤメタ.
しなかったら裏切り者じゃ(^^;;;)ところで"pay no more ten pounds"と
言いながらnew singleを 限定盤"7-EP で出すなよぉ
(T_T 見つかんなかったじゃねぇか)

02215/02585 BXD00467 KINO’89 b.l.o.w., SKIN and THUNDER part II (長文
(12) 95/05/27 02:31 コメント数:2


--->WINTERさん
はは、やはりK!誌にb.l.o.w.の始まりが定刻より早かったことに文句
つけてる人いましたねぇ. (^_^ わかるわかる)

さて長いことお待たせしとりました. m(_ _)m
BJも終わったのでやっと落ちついて書ける (^_^;)
少数か多数かよーわからん愛用者にお届けする - SKIN編 -

b.l.o.w.がSKINの器材を使っていたため、SKINが始まるまでは比較的
intervalが短かったみたい
(Manchester [以下MN] ではb.l.o.w.の時にbass drumのheadがSKINのlogo入りの
ままだったのに途中で気づき、b.l.o.w.のheadに付け替えるという
happeningがありました. 些細ですが ^_^)
暗幕が一枚はがされ、そこに例のSKINのbackdropが現れただけで涌き上がる
歓声を肌で感じ「今日はイかしていただきます(^^;;)」などと思う.

b.l.o.w.もそうだったが、New Castle [以下NC] では、ただでさえ狭い
stageの大半をTHUNDERが自分達用にさらに暗幕垂らしてreserveしてたために
openerの暴れられる広さといったらまさにlive house並み. 期待も高まりましょう.

客電が消え、FunkeyなBGMにのって彼らが登場. 例のopening(んな表現で
わかるかよ ^^;)「ダッダッダッダッダン、ジャーン~」(余計わからんて ^^;;)
とともに客席に大歓声の嵐が. うっ、コレだコレ.コレが欲しかったの (T_T)
私にとっての初日だったNCでは1曲目"Money"がbass drum2連発で始まった途端に
イス席を離れ、彼らの足元へ駈け寄ってしまいました.(日本ではご法度でも
向こうじゃopening actでは当たり前だし ^_^ MANはall standingで5mも
離れてなかったトコだったのでその必要なし)

勿論、開口一番のセリフは"Listen!". 言ってみれば俺、彼らをTVで初めて見た時
(Gibsonのlive)、openerながらも敢然に大衆に向かってそう言いきって
しまった彼らのLiveへの意気込みとその自信に値する楽曲にイカレたんだ.
よっしゃよっしゃ、今日は聴いたる聴いたる (^^;)

例のbassとdrumの生み出すgrooveにNevの力んだVocalが絡む. Mykeは得意の
のけぞり気味の姿勢で鋭い刃のようなguitarを切り込んでくる.
やがて一丸となって押し寄せてくる分厚い音に対して"Money~"と応酬するのが
実に爽快. 更に中間部で "Come On!" と煽るNev. アンタ、その歌詞どおり
ウチらが欲してるもんがちゃんと分かってるよ. だから言われずとも
野太い声で応える観客. いいぜいいぜ 最高のresponce! (T_T ホント最高なのね
MANの連中ときたらいつも)

代表曲のお次は早くも新曲の"I Believe You"(だったと思う ^^;).
やはりリズム隊の力強いbeatが気持ちよくてカッコイイ.
このバンド、(日本でもそうだったが) bass lineがよく聴こえてこそ
魅力的なんよね. (そのクセ名前まだ覚えてないが ^_^)

続くお馴染み"Shine Your Light"で客の方は手拍子で一息吐く...間もそうなくて
ご存知後半の猛攻. 膝間付きながらの"シャイノンシャイノン"と伸びのある
最後のshoutに盛大な歓声と拍手が湧き起こります. ここまでたった3曲ながらも
power全開のそのstageに驚きを隠せません. 絶叫しても衰えることのない
Nevの強靭な声帯(^_^ 最初から枯れてるって?若いって無謀ってスバラシイ)は
この先まだまだ - 結局最後まで ^_^; - 続きます

今度は更に3曲の新曲を続けざまに披露. 前回のtourでも観客のノリがdown
することを恐れることなく多数playしたと聴いてたけど、うーんいづれも
ゴキゲンなbeatとgrooveを兼ね備えた曲ばかりで、落ちるどころか更に
tention上がってきてしまいます.
個人的には俺、どんな好きなartistでも予習に入ってない曲、はじめてplay
される新曲ではノった試しがないんやけど、コイツらはその定説を見事覆して
しまったよ.
ここでkeyboard(hammondなのさ!)を加えた5人編成になって更に音に厚みが
増したのも要因. ホント、楽曲の良さを最大限に表現するツボを得てるよな.
特にbassのfunkyなphraseから始まる"One Nation"はまさに圧巻. これまで
最高だと疑わなかった"Money"を軽々と越えてしまう出来.(ああ、コレが1st
singleになってくれればなぁ)

新曲での盛り上がりは冷めることなく、究極のballad "Tower Of strength"
へと続き、これまたキメてくれます. クゥーッ美し過ぎる(T_T)

そいで、ここいらで promoの意味を込めて new singleの"Take Me Down To
The River". 日本でやった時よりもtempoが若干遅くなって力強さが
より増したように感じたのはstudio recordingを経て、より楽曲を上手く表現
できるようになった証拠なのか? 後半のspeed upに合わせて"Hey! Hey!"の
かけ声が威勢のいいことといったら... "Shine Your Light"同様コイツら、
こういうの好きねぇ (ワンパターンと言われようが^_^)

短いとは分かってても活きの良さではheadlinerに劣らないstageも
いよいよ佳境に突入. Mykeがゆっくりとしたtempoで弾き出す、聞き覚えのある
(当たり前 ^_^)phraseに観客が狂喜する. 1stからのlast single
"Look But Don't Touch"でぃ.
キメの大合唱は日本での黄色い声(^^;侮蔑ではありませぬので)とは正反対で
力強い. 野郎どもの"見てもいいけどさわっちゃヤーよ"は不気味と言えば不気味
だけど(^^;;;俺も加担してるクセに) SKINが正に男のためのbandでもあることを
証明してたよのおぅ.

大ラスはcoverながらもこの位置に定着しつつある"Unbelievable".
彼らにとっても我々にとっても、ここまでの呆れる程の大騒ぎはまさに
unbelievableなひとときなのかもしれない.

ということで、45分に満たないながらも威勢のいい曲を出し惜しみなく叩き突け
本来THUNDER目当ての観客を見事自分らの世界に引き込んでしまったSKINのstage
はその幕を閉じたのでした.

(初来日ではちょっぴり疑問に感じてた)コイツらのlive bandと呼ばれる所以
厭という程見せつけられてしまいました.「看板に偽りなし」
改めて「こういうbandはやっぱ小屋で見たいよのぅ」と実感 (^_^)

また、今回聴けた4つの新曲はどれも私が1stで見いだしてホレた部分、イコール
2ndはこうあってホシイと願ってたことを具現化している曲ばかりだったのが
何より嬉しいことでした. 前作では随所に見られた「お遊び」を極力排除し
自分達のidentityを強烈に叩きつけているであろう新作に期待せずには
いられまへん. コレに前作同様の秀逸なBallad群が加わったら、私は今年も
年末の投票に彼らをNo.1で投じてしまうことでしょう (^_^)

人の心配をよそに(^_^;実はカットした前置きあり.超長文だったのだ)
着実に確実な成長を続けてる、とんでもないヤツラであることをまざまざと
見せつけられた感じ...ということで、大丈夫(^^;何がやねん).彼らは
我々の期待に応えた、いやそれどころか多分ウチらの想像以上のnew albumを
ひっさげてこの日本に御自慢のLiveをしに戻ってくるに違いないっす.

今度はなめてかかったら、ほんとヤケドするぜ!!

[ Set List ]

1.Money
2.I Believe You (?)
3.Shine Your Light On Me
4.FXXkin' A Day (?)
5.One Nation
6.Back Door Man
7.Tower Of Strength
8.Take Me Down To The River
9.Look But Don't Touch
10.Unbelievable

KINO

コレってコンレポになってるかどうか(自分にとっては今回の中で一番表現しにくい
衝撃のstageだったもんで ^^;; 120行文は一見に如かず)


02479/02795 BXD00467 KINO’89 b.l.o.w., SKIN & THUNDER Part III
(12) 95/06/06 23:10 コメント数:2


来日記念(^_^)/ さて真打ち登場...の前に(のばすなぁ ^_^;)

今回最高の盛り上がりを見せたManchesterのご紹介.
ここが凄いんですわ. 去年もWHITESNAKEで行きましたが
客のノリが尋常でない. COVがstageであんな喋る人だとは
思わなかったぞい...というくらいartist側にもヤル気を
起こさせてしまう街. 日本でいうと大阪に例えるとぴったりな
見る側が楽しみたいという熱気で会場をムンムンさせてる所です.
さすが英国一人気のfootball teamを有する街.

私が行ったManchester Apolloはそういう熱狂的なfanの
おかげで、去年まではticket入手が非常に難しかったみたい
です(去年は発売前に手配したのに取れなかったのでダフ屋すがり.
必ず追加出てたし). 今回も最初box officeで渡されたstanding席の
ticketを見て「予約したのに(していただいたのに^_^;)
立ち見ぃ?(T_T)」とガックリ、入ってビックリ. いつの間にか
all standingの会場に変わって2-3倍のcapacityに大変身!!
さすがのダフ屋もticketが余って余って困ってたようです.

中野サンプラザ並みの広さのall standingなんて初めて.
all standingと言っても向こうの人達は近かろうが遠かろうが
楽しけりゃいいんで、場所にあまり拘らないおおらかな
人達ばかり(^^;と私には見えただけ)、割り込もうと思えば
前の方に陣取るのは至極簡単(Opening Actの頃から入ってればね).
はっきりいって穴場です. ぜひ今後のご参考に...


さてと、SKINが終わっていよいよTHUNDERの準備に入ります.
それまでの器材がすべて引っ込められ、SKINのback dropも
取り払われました. するとまた暗幕. どうやら彼らの器材は
その奥に既にsetting済みのよう. その閉ざされた空間に
用意されているものが何なのか?また、b.l.o.w.の時から
ずっと各stageの待ち時間には Purple, Bad Co., Zep, Sabbath,
T-rex, Alice Cooper, U2, Lenny Kravitz Run DMC with Aero etc
選曲が妙に嬉しいBGMが流れ、気分を高揚させられます.

そして前の方に俄然女の子の数が増え始めて、すっかり周りを
取り囲まれてしまいました(^^;;うっ、やっぱ想像してたとおり...).
キレイなgal達に混じった変な東洋人の図. オイシイというべきか
こっ恥ずかしいというべきか...目の毒、鼻の毒ということで(^^;;)
ちょっと後ろへ下がってしまった.(惜しいことしたなぅ.でも
ピチピチのキレイな背中が眺められたからヨシとする;;ああ中年の気が)

そして客電が落ち、いよいよ登場か? 会場にはBGMの決定打ともいうべき
Queenの名曲"We Will Rock You"が流れ始めます. 勿論例の手拍子と
サビの合唱が聴けたのは言うまでもありません. New Castleでは
なかったけど、ManchesterではそこにTHUNDERの代表曲の
sampling音が重なり、期待は絶好調に達します.

ついに暗幕前にLuke登場. 大歓声の中で "She's So Fine"のintroを
ゆっくり弾き始めると同時に暗幕が上から解き放たれ、stageの全容が
明らかに. backにはalbum jacketのあの目とspyらしきオッサン.
真ん中に一段高くsetingされたdrum...と当たり前すぎ(^_^;;).
そしてそのdrumの右横に...

白い無地のT-shirtにjeans姿(at New Castle)の人影がこちらの様子を
窺っている...勿論Dannyその人です.

Harryの力強いbass drumのbeatと共に歌い始めるDon. 続いて残る
BenとMichaelが登場し、音を重ねていきます. Donが高台からstage
中央へと飛び移って、front4人 + Harryによる抜群のcombinationで曲が進行...

音と絵なしの文章でうまく表現するのが難しいのですが、月並みな言葉で
表現しちゃうと「カッコ良すぎるぅ~!!! 絵になるぅ~!!!」(T_T)

ぶっちゃけた話、去年のGibson liveのvideoを1回だけ見たとはいえ
動くTHUNDERを見たのはこれが初めて!!(Videoとか見たことないんす.今は
新宿行きたくとも金なしT_T). 初体験にこんな印象的な登場のしかたを
されちゃって...それは雛鳥が最初に見た者を親と思ってしまう
擦り込み現象の如く強烈に残ってしまいました.
勿論、soundの方も言うまでもありません. Manchesterでは早くも曲の出だし
から大合唱. やはり1stからの曲のfanへの定着ぶりには圧倒されます.
(以下はほぼManchester modeでお届けします)

2曲目は3rdから"Fly On The Wall". 個人的に3rdで一番よくかけて
聴き込んでた曲だからほんと狂喜. 各chorus後のMichealの印象的な
bass lineがゾクゾクッとさせる. たとえhorn sectionがなくとも
聴きごたえ充分. Dannyのvocalも冴えます. ラストはalbum versionにない
Lukeのsoloでこれまたいい. それに重なるDannyの言葉にならないad rib
も絶品. 舞台の最前に立つと下から風が吹き上げる仕掛けで、front3人の
長髪がふわふわと宙に浮かんでその姿がまた絵になってカッチョイイ(T_T).

....ああ、このままでは全曲reviewしてしまう...これでは来日公演
見に行く人のお楽しみを奪ってしまうことになるので(^_^)
ここでは以降、曲名伏せて紹介ということでご了承下さい.

続いて1stからの熱唱. この3曲目の時点で
既にDannyの白いT-shirtが汗に濡れ体にひっついて(表現生々しいって^_^;)
その熱唱ぶりが半端でないことを窺わせます.

この人の歌い方ってすごく特徴的. うまく言えないんだが
rhythmの取り方に独特なactionが見られ、キマってるというよりちょっと
オカシイ(^_^;).(Shark Islandでもこういう表現していたなぁ.)
でもその姿が、男の俺がこう言うのは変態かもしれないが(いや変態だ)
「シブイ、カッコイイ」と言うより「元気でカワイイ」
その名のとおりDannyぼうず(^_^;;ぼうや).
澄んだ瞳がまるっきし少年(^_^;;危ない世界).
頭の先からつま先まで、やんちゃなLondonっ子という感じで微笑ましいし
costumeしかり、見ていてちっとも飾ってない姿が
逆にvocalistとしてのひたむきさ・誠実さの表れであり
絞り出される歌の質で更にそれを証明しているようで
非常に好印象受けました. (早い話、顔ファンにもなってしまったのさ)

Michealは他のmemberに較べてオヤジって感じ(^_^;ピッチリムッチリT-shirtが...
でもいいじゃん) あとのメンツのRocker的着こなしと要所要所を心得てるキメは
ただひたすらカッコイイ. (Harryだけは近すぎてdrumに隠れてよく見えなかった)

若い(実際はそうでもないが ^_^;)ながら既に貫禄充分といったところです.
そんな彼らが堂々と見せつけて来る洗練されたメロディの数々に対して

「この夏、つぶれるかもしれないeventに代わる、
今年の一大sceneを今目前にしている」

そこまで言い切ってしまえるほどの興奮が会場を包んでいました.

m(_ _ 次コメントへ)m

02480/02795 BXD00467 KINO’89 b.l.o.w., SKIN & THUNDER III Continue...
(12) 95/06/06 23:12 02479へのコメント コメント数:1


続いてはnew singleの "Castles In The Sand"をはじめとする3rdから4曲.
やはりそこは"Behind Closed Doors"tourですから(^_^ スッゲー嬉しい)v.
勿論single hit含まれてます. B!誌に載ってたalbum発表前のtourでは
playしなかった曲、またその後のinterviewでarrengeしなおさないと
liveではヤリにくいと語ってた2曲含んでて、この人達が熟考しただろう
今回のset list構成の努力の甲斐が窺えます. (ウソ、reharsal嫌いなんだろ?)
最後の1曲は非常に長いDonの語りの後、静かに続くaccoustic set.
ラストに加わるHarryのdrumで(こう言っちゃったらもう分かっちゃうよな)
作者本人の身を切るような想いが、さらに曲に込められました.

感動のballadで生じた一瞬の静寂を破るかのように、BenがGuitarを高々と
垂直に立てあげ、THUNDERにとってのanthemともいうべき
"Back Street Symphony"の印象的なriffが始まり、会場は割れんばかりの
大合唱. しかしManchesterの連中はよー歌う、全部歌う. 日本じゃ絶対
見られない光景(Bon Joviくらいよのぉ). 我を取り戻し、しばし会場を見渡すと
コワ面の兄ちゃんですら(^_^;)楽しそうに歌ってる...その姿に感動すら
おぼえます. やっぱココ選んで正解だったか(^_^ 他知らんのでどうとでも言える)v

次もやはりBenの短めだが、客を煽るようなguitar soloに続いて
3rdで最も衝撃的なriffで始まるあの曲. Danny-san、アンタはRobert Plantか?
この頃から前の方で脱水症状者が続出. securityも状況を見越して
早々と閉めさせたbarからバケツで水を汲んできては前方の客らに
浴びせかけます.(ああ、少し下がっててよかった.^_^;なんせ前述のとおり
standingとは知らずjacket + bagでやって来てしまったもんだから濡れたら大変)

そんな白熱のshowもいよいよ後半. 1stからの - officialでlive takeのない -
あのballadで、このbandがいかに難しい曲を聴かせる実力を兼ね備えた
bandであるかを証明します....とはいうもののサビではまたまた大合唱.
ホント根強い人気です、1stは. 長いこと1stを聴かず嫌いしてたことが
情けない. 勿論渡英前に猛烈に聴きまくって("BSS"2枚組のLiveで)
気に入ったのはいうまでもないですが.(その代わり2ndを1回も聴かなかったぞ)

間髪いれず始まった3rdの超名曲で更に盛り上がります. 始まりではDonは
stageでピョンピョン飛び跳ねて嬉しそう. (monkey danceともいうのね、アレ)
歌い出すとおもいっきりserious. Lukeの奏でる哀しくも美しいcodeが
歌われるその河の深さと熱さを余計感じさせます.

ラストは"Ball And Chain"で力強いplayが続きます. member紹介を終えると、
曲は後半にrapidにtempoが上がっていきます. このままD.P.の
"Highway Star"が始まるのかぁ? Donは更に客を煽り、"Hey!!Hey!!Hey!!Hey!!"
の連呼状態. 満足そうな笑みを浮かべると再び元のtempoに戻ってfinish.
一旦stageから去ります.

ここで帰すわけにゃいかない、帰るわけには行かない.

encoreにして初めて2ndからの曲の登場です. この人達、今はあまり2ndに
固執してないのかも. ここでの2曲の選曲にしても、必ずしもbestとは
思わないし. それだけ数々の名曲含んだ2nd以上に、3rdの楽曲に対する
自信の程を窺わせる、コレは俺も同意見なんでそれを証明したset listは
実に今回の収穫でありました.

1曲目終盤で、いつまで続くかとばかりに"Harry!!Harry!!"callが湧き起こります.
WINTERさんのレポにもあるとおり彼はguitarを持っての登場、しかも
茶目っ気たっぷりのイタズラでDannyを困らせてしまってました. ヤラセとは
わかっててもこういう見せ場は楽しいliveに欠かせない(^_^). 始まりでの
Lukeのharpがミスったのか音がでなくなったのか、放り投げてしまうのも
ご愛敬といったところ. THUNDERなら何でも許してしまう. 楽しければ
何でもアリなのです、ココManchesterでは.

続く2曲目を終え、再び彼らはstageから消えます. ううっ足りない、まだまだ.
relaxしてしまったからなおさら...

お決まりのあの曲やってないじゃないのよぉ (T_T)
とはいうものの、この週のK!誌のreviewでは1stの曲は前述の4曲(伏せてるので
余計分からんて^_^;)だけと書いてあったので少々不安.
「そんなのアリかよぉTOT」と考えているうちに彼らが再度登場. 不安を
解消させるかのように例の、そう"Dirty Love"の力強いriffを弾き始めます.

あとはご想像どおりの大盛り上がり大会. (飲めや飲め...はさすがになかった)
歌えや歌えの狂熱のlive空間.
New Castleでは声が小さかったのか、B!誌にもあった「miceのように歌って!」
versionで更に会場を湧かせようと必死でしたが、Manchesterはその必要なし.
ここでは「野郎ども!野太い声で!!」「淑女達、可愛らしい声で(^_^;コレが実は
miceと同じ)」versionで更に湧かせます.(Londonは「1,2階席分かれて」
versionでしたか?>WINTERさん)
掛け合いはいつ終わるとも知れず続き、私の記憶ではかつて聴いたことのない
超long versionになってしまってました(recordingしたとしてもsingle収録不可^^;).
豪快なfinishとともに、割れんばかりの拍手喝采を浴びて彼らのstageは
その幕を閉じましたとさ. めでたしめでたし.

そういえば「お約束」とばかり思っていた例の掛け合いが
2回共に見れなかった(帰国してから気づいた^_^;)のですが、
New CastleはTeamと見なせなかったのかなぁ...?
Manchesterはそんなのなくても完全に一体化して
バッチシ scram 組んでたので無念さ全然なし.

[Set List]

1st lpから5曲 (^_^)
2nd lpから2曲 (^^;)
3rd lpから8曲 (^O^)
coverなし

全stageまるまる4時間立ちっぱなし、hotelの行き来含めると5時間.
僻地にあって駅から歩いて遠いんだわ、taxiもつかまんないし(^_^)
ノリノリで棒になった足を引きずりながら
帰りに立ち寄ったfish & chips屋のソレは時間経ってて
超むかつくほど脂たぎってマジイ...
思わず大急ぎでBeerで流し込んでしまったものの
なんかそんな行為で英国のkidsの一部になったような気分に.
自己陶酔甚だしいのは分かってるとはいえ、至極気分のよいものでした.
(でも自分をkidsと呼ぶにはもう歳よのぅ、コレが限界)

結果として、3者3様であるにも関わらず、どのstageも
予想以上の素晴らしさであったことが、どれにも思い入れある
(^_^;THUNDERはまだまだ皆様に及びもつきませんが)
私には嬉しかった. これが、どれか1つでも不満が残るものだったら
高い買い物だったと後悔したかもしれません(G.W.のしかもcancel待ち
だったから実際高かったのよぉ ToT). 完成度(私にとっては歓声度
とも言える ^_^)の高いliveを見せてくれた彼らとその母国に
ひたすら感謝. m(_ _)m

今後二度とないかもしれない夢の顔合わせ.
いや、いつかDoningtonかReadingで再現してもらいたいものです.
勿論THUNDERがheadliner...
構想だけで終わって欠番出してしまうくらいなら
無理な伝統に拘らず、活性化している若いartist達によって
新陳代謝があってもそろそろいいような気がします.
今回、彼らが伝統を引き継ぐに充分な逸材であることは実証された訳だから
そんな英国の若いpowerだけで爆発する8月がやって来ることを
本当に楽しみに待ちたいと思います.

Reported by KINO'89 on Niftyserve

Special Thanx To
THUNDER
SKIN
b.l.o.w.
M.C.P. and I.T.B. (who arrenged this tour)
WINTER san (当地での貴重な日本語ありがとう ^_^)
SHOH san with THUNDER Channel!
Box Officers (who are very kindness though my poor English)
Elliott "You're the best Little Angels fan!!" Atkins
Dave "Can you listen to UFO ?" Wood
Rick (who I didn't know you,
but talked to "Japanese man in holiday" at Hyde Park)
A taxi driver with tattoo
(who listened "Behind Closed Doors" tape on New Castle)
Manchester non-hooligans (who always make me feel good!)
 

 


 


 


 


 


なげーよ(汗)。あ、でもたしか97-2000年頃まで「鈍言」とファン・サイト日本語版のほうに載せといたのでみんな読んでるかも。サーバ・クラッシュでそれ以前の状態に復元した際に消失したままなんですが。

たしか帰国直後のボン・ジョヴィとBBキングの連続9公演の合間に書いた記憶がある(笑)。Wさんというのは当時英国に出張滞在されてたNIF会員の方で、実際に現地のオフでお逢いした方。最終公演をハマースミス・アポロでご覧になられたので助けてと言ってる。

本文に英単語が多いのは。。。既にここでファン・サイト構築中だったので、翻訳ソフト(たしか自費で5-6万かけて富士通のアトラス買ったw)にかけやすいよう整形したんだと記憶。もっとも、この文体がすんなり通るわけがない!(猛爆)

あと、来日控えてたんで、かなり伏字気味に遠慮して書いてある。結局、その後の日本でのライヴは"The Finest Hours...And A Bit"のサポート・ツアーの意味合いが強かったので、この時のセットリストの再現は日本ではなかった。

これポストした頃はまだサンダー・オフィシャル・サイトで活躍することになる某女史を知らなかった。。。「上には上がいる」という事実をw

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2009年4月11日 01:00に書いたブログ記事です。

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