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ダブル・ヘッドライナー、デフ・レパードの巻。

俺にとっては、レップスもまた大好きな「英国を代表する」バンドとして、96年来関東公演制覇してるバンドで、今回は期せずして「全追っかけ」になったわけだ(笑)。

予習も最小限で済むくらい好きなバンドなんだが、反面、個々のレヴューを書くのに凄く困ってしまうバンドなんである(汗)。なぜなら、どの公演でもほとんど同じクオリティを発揮するモンスター・バンドだから。あっちに「ライヴの尺が観客によって決まるスネイク」と書いたが、対照的に多分この人たちの場合、別日だろうと同じ曲の尺ってどれもまったく同じなんじゃないかな?(笑)。今回の4公演を曲ごとにぶつ切りにしてシャッフルして聴かされても、どれがいつの公演だったか?てのは絶対当てられないと思う、俺には絶対無理(地名叫んでない限り、苦笑)。だからいつも「総括」なんである(もしくはノーコメント、爆)。

じゃあそれがライヴの醍醐味として退屈か?って言ったら、オイオイ、だったらいつも複数公演観に行くわけねーじゃんw 名曲のオンパレードなんで興奮はする。おまけに彼らの場合、各公演で演奏曲と曲順を替えたりして、飽きさせない演出をしてくれるので、逆に見逃せないというのがある。そこらへんは彼らのショウに対するアプローチがライヴァルのボン・ジョヴィに最近似てきたような気がする。ヴィデオ・スクリーンを多用して、曲それぞれの内容に即した映像を展開しながらという手法は間違いなく手本にしてるわな。エンターテイメントなショウとしてのクオリティを持続させられているバンドって数少ないから偉大だ。

ゆえに、彼らには、たとえ相手が目上のスネイクだろうが、ショウを納得のいくものにするために譲れない絶対演奏時間ってのがあるんだと思う(それにバンドとしてはどちらも30周年で大差ないw)。2日目以降スネイクの登場を早めさせて、曲を変える工夫して、やるはずだった"Bad Actress"をなんとか突っ込んだってのも理解できなくはない。

でも、今回そこまでしてただでさえ短い時間に「ヒステリア」からのシングル・ヒット6曲全部演るのに割くのはいかがなものかな?と思わざるを得なかった。ここ2回のツアー(99と02年)ではそーゆーことしなかったはず。"Hysteria"と"Love Bites"を隠し玉にして1公演でしかプレイしない日とかもあったと記憶してる。

まぁ、レップス自体の近況が、USで他の80年代バンド(ブライアン・アダムスやスティックスら)とのカップリング・ツアーを中心に活動しているわけで、レパートリーもグレイティスト・ヒッツ、てゆーかあのモンスター・アルバムからの選曲中心にならざるをえなかったというのは判らなくはないが(今回のヴィデオ・スクリーンを使ったオープニング演出だって、1-2年前にYouTubeで観かけたものと一緒だった)。で、今回は相手がホワイトスネイクだったってだけで、その延長上と考えられてしまってる。。。

俺的にはこのバンドに限らず、どのバンドにも最新アルバムからの曲をメインにやってほしいという希望がある。それがあるから毎回何度も足運ぶ原動力になってるんだが、彼ら自身「スパークル」に付いてたDVDでも「新曲はほどほどで、後はみんなが聴きたい曲を聴かす義務がある」と公言しちゃってるし、それでも今回2曲しかやんない会場もあって、それは「ほどほど」以下じゃない?って突っ込みたくなってもたw。

その点を百歩譲るにしても、レップスには「ヒステリア」以外にもいい曲がいっぱいあるんだから、もうちょっとバラエティに富ませてもよかったんじゃないか?って思う。今回隠し玉というべき"Mirror Mirror"は事前にやった公演があることを知ってて予習していったが、逆に"Love & Hate"はやってくれなかったし、今回も全公演変えてくれたとは言え、消化不良な気がしてならない。


23/10/2008 Budokan Tokyo
Rocket
C'mon C'mon
Animal
Nine Lives
Make A Love Like A Man
Love Bites
Bass solo - Rock On
Two Steps Behind
Bringing On A Heartbreak
Switch
Hysteria
Armmagedon It
Photograph
Pour Some Sugar On Me
Rock Of Ages
Let's Get Rocked

24/10/2008 Budokan Tokyo
Rocket
Animal
C'mon C'mon
Foolin'
Make A Love Like A Man
Go
Love Bites
Mirror Mirror
Bringing On A Heartbreak
Switch
Hysteria
Armmagedon It
Photograph
Pour Some Sugar On Me
Rock Of Ages
Bad Actress
Let's Get Rocked

27/10/2008 Castle Hall, Osaka
Rocket
Animal
C'mon C'mon
Foolin'
Make A Love Like A Man
Nine Lives
Love Bites
Mirror Mirror
Bringing On A Heartbreak
Switch
Hysteria
Armmagedon It
Photograph
Pour Some Sugar On Me
Rock Of Ages
Let's Get Rocked

28/10/2008 Gaishi Hall, Nagoya
Rocket
Animal
C'mon C'mon
Make A Love Like A Man
Mirror Mirror
Go
Love Bites
Two Steps Behind
Bringing On A Heartbreak
Switch
Hysteria
Armmagedon It
Photograph
Pour Some Sugar On Me
Rock Of Ages
Bad Actress
Let's Get Rocked


ジョーは、かなりふくよかになりはったけど、逆に今のメタボな俺には親近感を湧かせてくれたw 大好きな"Make A Love"での彼の最後のシャウト、さすがに99年頃に比べると短くなったものの、健在なのは嬉しかった。
フィルは相変わらず気がつけば上半身裸で(爆)、気合入ったかっこいいプレイで魅せてくれた。
サヴのコーラスと、曲に合わせてこぶしをあげるアクションもレップスになくてはならない。
今や"Love Bites"はヴィヴのためにあるようなものだと思ってる、素晴らしいソロを聴かせてくれた。
この四人が花道の先端でこまめにポジションを変えながら繰り広げる"Two Steps Behind"は、まさにプチ・ラウンド・ステージ状態だったw
そして忘れてならないリックの壮絶ドラム・プレイ。最後に挨拶するために花道へ出てくるのが今回いっつも間に合わなかったんだが、その彼の体力消耗ぶりか奮闘を物語ってる。

そして。。。今回感じたのは、今は亡きスティーヴ・クラークも大事なメンバーであることをバンドが想っていてくれてること(オフィシャルには写真1枚もないけど、苦笑)。
"C'mon"のコラージュの中で、彼は天使の格好をしてギター抱えてた。"Photograph"では俺が一番大好きな、腰をかがめて前方の空を指さしてる写真が中央ちょっと左寄りでずーっとループしてた。彼に逢うことはできなかったけど、彼の書いた曲は永遠に語り継がれていかないとと、ちょっとホロリと来た。

あ、あと今までそれほど感じてなかったんだが、レップスってやはり女性ファンのほうが多いんだなぁと、"Heartbreak"のコーラス歌わされた時に知らされたw ボン・ジョヴィ・ファンほどはち切れてないお行儀のいい方ばかりなんで(笑)、盛り上がりに欠ける面は若干しょうがないのかな?まぁ俺も彼らの曲はキー高めで、特に"Heartbreak"なんて2オクターヴは下げないと唄えないくらいキツイんだが、これからもがんばるよw

何言ってるんだろ?俺。レポになってるか?(汗)。まぁそんな感じで今後の彼らにももちろん手ぬかりなく向かい合いたいと思う。

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このページは、kino1989が2008年10月29日 22:25に書いたブログ記事です。

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