どうもありがとう

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今日で会社連泊4週目だなぁ(汗)。一応ケータイサイトはオープンさせたけど、次に控える仕事はあるわけで。。。息つく間も。。。

そんな中でも「箱」は届くわけで(しかも会社に、汗)
ジューダスの新譜がスネイクのドニントンDVDのせいで止まってる以外は、6/25発売のものに合わせて大量に(苦笑)。1つはレップスの全SHM-CDと「ラウンジ」の通常盤、そしてもう1つが。。。スティックス。


1CD / Styx / Greatest Hits

あれ、俺オリジナル持ってたかな?(汗)持ってたとしてもリンク先のHMVに載ってるジャケのヴァージョンで、実際今回SHM-CD化されて届いた商品のジャケはコレ。
後述のとおり、基本的に俺にとってスティックスは「ライヴ・バンド」である。
たしかにリマスタリングされたコレは聴きやすい。スタジオ盤でも音の広がり・ライヴ感みたいなものが出てて新鮮だった。ただ、彼らの代表曲を網羅してるか?っていえば疑問だわね。90年代前半にグレン・バートニックで再結成してコケて(苦笑)、その後またトミーを呼び戻して"Lady"を再録した、っていう再再結成直前に編纂されたコンピなんで(爆)中途半端といえば中途半端。事実この後Vol.2も出てるし。


1DVD / Styx / Caught In The Act (Live & More)

知らない間に再発されてたのね。。。今回一番楽しみにしてたのがコレ。LDで観る以来だから10年ぶりくらいか?

スティックスは「キルロイ・ワズ・ヒア」が内容的・商業的にコケたのが解散の理由だというのが定説だが、俺はこの作品を駄作だと思わない。日本語を喋るロボットをフィーチャしたシングルが滑稽だったからか?プログレ・バンドとして出発し、数々のロック&バラッドを生んだ彼らの行く末に嘆いたファンが当時いたのだとしたら、バンド(というよりデニス・デ・ヤング)の目論んだ「コンセプト・アルバム」という点を理解できなかったんだったと思う。そしてその物語をライヴで再現した模様を収めたこの作品を見れば誤解が解けると思う。

近未来。ドクター・ライチャス(JY)によって支配された地球。特にロック・ミュージックは有害とされ、洗脳された人々によってレコード(!)が火に焚かれる。政府に反抗する青年(トミー)たちが託す希望は、収容所に投獄された元ロック・ミュージシャンのキルロイ(デニス)の復活。その彼は監視のロボット達を倒し脱獄、トミーと落ち合う。。。

オープニングにそんなストーリーの10分程度の短編映画が流れる。当時としては金がかかってる映像だと思うし、「ブレードランナー」に通じる世界観すら漂わせてる。その映像とオーヴァーラップする形で始まるショウは感動的すらある。

もっとも(後年のクイーンズライクのように)全編がそんなに芝居がかってるかといえばそんあわけでもなく、往年のヒット曲をちりばめたライヴとしても楽しめる。俺の王子様(爆)トミーも少年のように若くエネルギッシュで観てて飽きないわw 対極をなすデニスのクイーン的なドラマティックなアプローチももちろんまた楽しめて、このバンドの全盛期の凄さを漏らすことなく伝えてる作品だと思う。

"Long Live Rock N Roll !!"

最後にキルロイが闘志を燃やして叫ぶこの一言はメタラーの俺らには馴染み深いゆえ、ホロっとしちまう。

往年のライヴを収めた唯一の作品と言うだけでなく、再発された今回、ライヴ14曲に匹敵するくらいの長さで12曲ものプロモーション・ヴィデオがボーナス・トラックとして収録されていて、彼らの歴史を紐解く意味でもちょうどいいかも。ひげを生やしてた頃のデニスって、リッチー・ブラックモアそっくりなんですがw


1DVD / Styx with CYO / One With Everything

1年半前にリリースされたものの日本盤が出てたので買ったんだが、あ、俺、こんな感動したDVDのレヴュー書いてなかった(滝汗)。

2年前に出したカヴァー集「ビッグ・バン・セオリー」のリリースに合わせて、クレヴァーランドのコンテンポラリー・ユース・オーケストラとの共演で行われたライヴの模様。トミー・JY・ローレンス・トッドに加え、グレンに代わりベースとして加入した(ベイビーズ、バッド・イングリッシュ、俺にとってはカヴァデール・ページのw)リッキー・フィリップスのf布陣での初映像だ。

「スティックスの音楽をオーケストラで再現」っていうのはもう7-8年前にデニスのほうがひとりで演ってしまってるんで新鮮味ないかと思いきや、そこはトミー・JY率いる現在のスティックスも頭をひねってる。まるで対抗意識を燃やすかのようにw

まず共演するCYOというのが、名前からも察せられるとおり13-19歳の若者達(見た目からして「子供」って表現が合ってると思うんですが、爆)から結成されているオーケストラで、その数、実に115名。加えて56名のコーラスだから(汗)、ステージにはバンド合わせて総勢177名。あ、音楽監督兼コンダクターの女性、ライザ・グロスマン合わせて178名!
その全員がこのジャケットを模したTシャツにジーンズ姿でカジュアルという。。。。デニム・フェチの俺には鼻血ブーな企画だ!

そしてプレイされる曲はカヴァー曲とJYが歌う「ローレライ」を除くとすべてJYとトミーによる楽曲、つまり意識的にデニス抜き(爆)。当然トミーの名バラッドを含むが、全体的にロックのノリを重視した選曲でとても興奮。普段ライヴでやらないような曲もメドレーで、オーケストラの厚みも加わってこのハイライトが圧巻だ。

思ったのは。。。普通オーケストラとの共演っていうと、おっさん・おばちゃんが(失礼)正装で、なんか「お仕事」って感じでつまらなさそうにやってるのが目につくんだが、このDVDではホントみんな子供だから演奏中も足踏みでリズム取りながらだし、出番待ちの子はバンドのプレイにうっとり見とれちゃってたりと、常に笑顔が絶えない。"Fooling Yourself"でのベース(当然「バス」と発音する方のデカイヤツ)の坊やのソロ終わった後のガッツ・ポーズなんかジェイソン・ニューステッドにでもなった気かよ!って突っ込みたくなったw
「音を楽しむ」って文字通りで、ジャンルとかプレイする楽器の形態とかが違っても、気持ちはひとつ。圧倒的な178人のパワーに元気をもらえる一作だと思う(国内盤で字幕なしっていう手抜きは許せんが)。

あ、このDVDではひげを生やしたトミーと、なぜかトレードマークのひげを剃ったJYが見れますが、後者は「行列のできる法律事務所」に出てた丸山弁護士にしか見えないんですが。。。w

前回の来日から早8年。まぁ寒々とした客入りだったから次回がある望みはないけど、この夏はフロントに「どうもありがとう」と書かれたミスター・ロボットTシャツで広告塔でもしましょうか(爆)。

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このページは、kino1989が2008年6月28日 21:42に書いたブログ記事です。

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