He is a bluesman...pt.2

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さ、B.B.の続き。

ジツはHMVとは別に前回エントリ直後アマゾンで最新作を取り寄せて観てるんだが、思うところあってレヴューは先にする。涙なしでは見れなかった、彼の人となりが感じられる作品。。。とだけ言っておこう。

まず、「DVD紹介」という主旨から外れるがCDを。そもそも「ライヴ」を紹介したいので。

1CD / B.B. King / Live At The BBC

HMVでの最新作入荷が遅れてたのはコイツと同時出荷にしてたせいで、まぁEUでよく出てる違法コンピだと思ってオーダーしてみたんだが、イヤイヤ、「ゲフィン」所属の彼の公式作品ではないものの、ユニヴァーサルが展開してる「BBCアーカイヴス」のうちの1枚で正規盤。いわゆる「イン・コンサート」でのライヴとその他番組でのスタジオ・セッションを集めたもので、1978年のハマースミス、1991年のグラスゴー、1998年のクロイドン(ってどこだ?汗)、1989年のスタジオ・セッションからの模様が収められている。70年代も聴ければ、俺がよく通ってた90年代までと幅広いタームでの彼のプレイが楽しめる。かなり聴きやすい選曲ともいえる。最近のお気に入り。特にグラスゴーの"I Gotta Move Outta This Neighbourhood"、クロイドンの"Five Long Years"なんて80年代に入ってから演ってたんだ?ってビックリだし、"How Blue Can You Get ?"は言うまでもなく最高。

本流に戻って。

DVD / B.B.King & Friends / スーパースターライブ 1987
アマゾンには画像なし
元々こっちの国内盤となる(字幕とペラペラの解説付き)。
DVD+CD / B.B.King & Friends / Night of Blistering Blues

前にもちょこっと話した、非常に有名なTV番組作品で、B.B.がホストを務め、クラプトン、SRV、フィル・コリンズ、バターフィールドの他、アルバート・キング、ビリー・オーシャン、ドクター・ジョン、エタ・ジェームズ、グラディス・ナイト、チャカ・カーンらとブルーズ・セッションを楽しむ番組。。。なんだが、放送マスタではなくVHS起こしっぽく画質も最悪、音もステレオと書いてあるがモノラルで売り物としてはひどすぎ。90年代にはちゃんとしたVHSソフトとして出てたはずだし、俺は89年にTBSの深夜番組でこれをチェックして初ライヴに備えてたので、絶対こんな状態じゃないのを知ってるわけだ。
内容が素晴らしいだけに今回オランダのくそメーカがこんな形で金儲けしてるのが許せん。国内盤もIVC(JVCじゃないよ、苦笑)とかいういかにもいかがわしそうなとこだし。
オリジナルのほうには同内容のCDがついてるけど、全然価値なし。

TVオンエアでは冒頭に(数週間後に亡くなった)「ポール・バターフィールドに捧ぐ。。。」ってクレジットが入ってたんだが、カットされてる。まぁ、この中で3人(A.キングとSRV)も故人になってるから致し方ないかも。

続いてもセッションものになってまうが。

DVD / Various / Tribute to Stevie Ray Vaughan

輸入盤はこっち

スティーヴィー・レイ・ヴォーンが亡くなった直後に、兄のジミーが企画した追悼ライヴの模様で、他にクラプトン、ロバート・クレイ、バディ・ガイ、ボニー・レイット、ドクター・ジョン、アート・ネヴィルといった顔ぶれ。VHSとLDで持ってたけど、どっちも輸入盤だったので途中のインタヴューがわからんかったが、SRVの思い出についていいこと言ってる。今回訳詞字幕でも見たんだがB.B.の「テレフォン・ソング」、今の俺にかなりヤバし(苦笑)。てゆーか、SRVの書く歌詞って、ブルーズの王道というよりは、普段カントリー聴くような人をファン層に取り込みたくてかなり意識した内容っぽいのが多いと思った。


DVD / B.B. King / ライヴ・バイ・リクエスト

輸入盤はこちら

一応彼の所属するMCAから出てる正規盤だが、最新作が「ブルーズ・サミット」以来15年ぶりとなってることから正史には含まれないらしい、TV番組のDVD化。2003年リリースで最新作と同じメンツ。世界各地の熱狂的なファンと電話をつないで、その場でリクエストに応じるといった趣向の番組で、「娘のために"Sweet Little Angel"を!」とか「旦那のために"Guess Who"を!」とか、「愛してる!愛してる!抱きしめたいわ(スクイーズ、彼の奏法をかけて)わ」とコアだw 逆にTV番組のためか観客層の若いこと若いこと。みんなその神業を楽しんでる様子が楽しい。要所要所で自分の人生のエピソードを語るそれはもうおじいちゃんが孫に聞かせてやる話みたいで微笑ましい。
中盤以降にジェフ・ベックが登場して、非常にロックっぽいギターで3曲セッション。合う合わないはともかくこの「喋らない男」はカッコよく見える。"Key To The Highway"は、クラプトンと一緒に出した"Ride The King"以降にレパートリーとなった曲だが、それをジェフが弾くというのも興味深いとこw

俺が観た最後から4年後の映像だが、完全な着席スタイルでの演奏になったものの、元気そうで衰えを感じない姿に感動。

司会者に「あなたにとってブルーズは?」という命題を投げられてうまいことを言ってる。

だから俺はブルーズが好き。

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このページは、kino1989が2008年6月15日 16:54に書いたブログ記事です。

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