日本盤の度重なる延期に業を煮やして(笑)
1CD+1DVD / Def Leppard / Songs from The Sparkle Lounge Deluxe. Edition
ちなみにこの限定盤はブックレット仕様で、「サージェント・ペパーズ...」を彷彿させるアルバム・ジャケットの絵は使われてない。
今月のB!は表紙がカヴァだったせいもあって買ったわけだが、一緒にフィルのインタヴューを読んでて、なんとなくイメージはしてた。6年ぶりになるオリジナルアルバム、そして本作がデビュー以来所属してたマーキュリーからの最後のアルバムになることも。
長くて4分、ほとんどが3分台とコンパクトにまとめられた11曲は、ほとんどが共作を伴わない各メンバーひとりづつの手によるもので、実に個性的。タイトルどおりそれぞれの宝石が「煌めいて」いる感じ。悪くない。
ただ、逆に統率感ていうかまとまりがなくて、イマイチ「デフレパ!」ってインパクトに欠けているとも言える。
そこで考えてみた。「デフ・レパードらしさ」ってなんなんだろう?
NWOBHM時代の勢いとは違う方向性に進んだ彼ら。マット・ラングと組んだ3作で黄金期を築き、酷評された「スラング」、復活の「ユーフォリア」「X」を経てきて本作なわけだが、いつも共通するのは、ジョーの歌声と、分厚いコーラス。
それがあるだけで俺にとっての「レップス」なのかもなぁ。。。とふと思ったりもした。だから、どの曲にもレップスらしさは投影されていると思えるので次第に馴染んでくる。
ジャケットの話で「サージェント...」を引き合いに出したけど、なんか末期のビートルズっぽい、バンド内にある退廃した雰囲気を感じるのは俺だけ?このまま解散?なんてことまで考えてしまう。。。
それが作戦でうまくのせられてるだけなのかもしれんけどね。英国人の腹の内を探るのは難しいw
付属のDVDがインタヴューだらけなので、字幕がつくだろう月末の国内盤を入手するまでとりあえず封印かな?また改めてレヴューしてみようと思う。
そうなんですよ。まとまりがないんですよね。
曲自体はいいんですが。
元ネタがすぐにわかってしまうのもアレですね。
今回のアルバム、まぁ待ちに待ったというのもありましたが、ワタクシ的には○です。Goodです。
◎とは言えませんが。
「レップスらしさとは何なのか!?」
これは難しいですねぇ。
「ジョーの声とコーラス」、うん、確かに。
でも、これだけでも無いんですよね。
いつものレップスらしい分厚いコーラスの少なかったSlangは、ワタクシにとっては「とてもレップスらしさを感じる違和感の無いアルバム」でしたし。(そして、実は今でも好きなアルバム)
メロディーやコーラスだったり、ギターリフだったり、デザートソングのようなダークな面であったり・・・というのがごった煮状態で詰め込まれた音楽が、ワタクシが感じるレップスらしさかな、というのが自分なりの結論at this moment。
なので、今回のアルバムのようにいろんな意味でごった煮のアルバムは、すごく「自然なバンドの姿」を感じるアルバムでした。
さ、10月のスネイクとのカップリング来日が楽しみじゃ!