今月、もう1つ誕生日を迎えたものが。しかも俺とタメ年。
「宇宙大作戦」こと「スタートレック」である。
俺のトレッキーぶりわ偶に書いているのでいまさら説明
不要だろう。
6DVD / Star Trek Enterprise Season 4 Premium Box
「新スタートレック」から4シリーズにわたって18年間続いたオンエア。
残念ながら昨年打ち切りとなり、本作が今現在最新のスタートレック
シーズンとなる。「エンタープライズ」はオリジナルシリーズの100年
前の世界を舞台にしたシリーズ。
ボックスものを頭から制覇して行く時間がない俺にとって、特典映像
のスタッフによるシーズン制作秘話なんかは非常にありがたく、参考
にしてエピソードをチョイスする。でもそのせいで今回は一気に7話
見る羽目に(汗)。
STの宇宙歴上で重要な出来事としてオリジナルシリーズでも語られ、
後に映画「カーンの逆襲」でも取り上げられた優生戦争。遺伝子強化
された人類との間で3500万人が犠牲になった戦争で、その生き残り
たちがまた新たに行動を開始。その裏には、「新スタートレック」の
アンドロイド、デイタの産みの親、スン博士の曽祖父が絡んでいた。。。
ということで、デイタ役のブレント・スパイナーを迎えての連続3話。
最終話の監督わジョーディ役のレバー・バートン。憎めない悪役スン
博士を、これまでアンドロイド3体やスン老人のメイキャップで表情が
全然判らない状態での演技ばっかだったブレントが、楽しそうに演じて
るのが痛快。
もう1つわ、「ミスター・スポック」でおなじみバルカン星人を、母星で
起きる内紛をキーに歴史を掘り下げる連続3話。40年間で出てきた
ヴォキャブラリの数々がリンクして解き明かされて知ってる人にわ
たまらない。「論理」を強調する彼らの内面の葛藤を描いている。
特にバルカンに懐疑的だったアーチャ船長が、精神融合され、彼と
いうフィルタを通して相互理解を深めていくあたりが秀逸。
最終話は「新スタートレック」のライカー&トロイがホログラムで
初代エンタープライズの最後の任務(=「宇宙連合」の誕生)を
回想するという趣向で18年間の幕を閉じる。ジーンとくるエピ
ソードである。
他にも前シーズンのズィンディとの戦争を頭2話で〆てるし、やたら
大作が多い。シーズン途中で本シーズンでの打ち切りが決まった
から、思い残さないように全部詰めちゃいましたって見方もできる
けど、それだけじゃない、製作サイドの「本気」を見せ付けられた
シーズンだといえる。それはスタッフの大半が、オリジナルシリーズ
を見て育った子供達たちで、今「夢の仕事」に携わっていることへ
のプライドとこだわりがあってこそなんだと思う。
40年間で700話以上にのぼるエピソードは年末に「まんが宇宙
大作戦」ボックスがリリースされて、すべてが完結する。7年近く
2-3ヶ月ごとに2万するボックスに金を注ぎ、場所を取られてきた
が(こっちのほうが深刻、汗)それもやっと終わりが見え、ちょっと
一安心。。。。
。。。。と思いきや、今秋からアメリカでわオリジナルシリーズの
特撮シーンと音楽をアップデートした「40周年記念リマスター版」
が全米オンエア(シンジケーションでなくキー局放映)されるとの
話が(汗)。まだ止まないってことなのね。
先週都内地下鉄駅で一斉発売された40周年記念パスネット
カードわその日のうちに完売だったとか(忘れてたよ orz)。
あなたの周りにも「隠れトレッキー」はいるにちがいない!(笑)
スタートレックとトレッキーたちに長寿と繁栄を。
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