語り継がれる伝説(SWEP3当然ネタバレあり、w)

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え?優に30度超えてたん?どおりで暑かったはず。
そんな中、15時半から4時間並んで
「スター・ウォーズ・エピソードIII シスの復讐」の先々行
ロードショーを観てきた(濁流汗)。

まぁマニアにとってみればもっともわかりやすい、何が
起こるかが全部わかってる最終章、とわいっても第1作に
繋がる部分だからして、俺も「スター・ウォーズの鉄人」
サイトのネタバレコーナーで100%に近い事前知識を
詰め込んでいったから、その確認作業に近かった(笑)。
元々どの作品も観る前にノヴェライズ読んでからのことが
多かったりして、今日も待ち時間に文庫本で出た最新作
読んでた。まぁライブであらかじめセットリスト調べて
おもいっきし予習してる俺だからね。それわ相手の
手の内が全部わかってても変わらぬ感動をこちらに伝え
られることができるものこそが真のエンタテイメントだと
思ってるからで、相手に対して絶対の信頼を置いている
からこそなのだ。

しかしぃ、殊この作品に関してわ新3部作でファースト
インプレッションが悪い(汗)。

1回観ただけでの率直な感想わ、期待してたように感動
で胸いっぱいなんてことわなく、ルーカスってやっぱダメ
監督なのかなぁと思った(苦笑)。ジグゾーパズルの残り
片がひとづつつ埋っていって28年でようやく完成したわけ
だが、全体図はあらかじめわかってるし、しかも自分が作り
上げたわけでなく横から見てただけだから、感心すれども
喜びはあまりないって感覚。まぁ悲劇だからしょうがないが。

アナキンという無垢な人間が、愛するものを救いたいという
誰にでもある想いを、ただ感情の赴くままの行動で悪魔に
魂を売り身を委ねたばっかりに起きた悲劇。結局彼の手に
は何一つ残ることはなく半分以上が機械の体となり、以前
の力もほとんど失った身でその後の人生を送らなければな
らなくなった孤独感っていうのがもうちょっとドラマティックに
描かれてればなぁと思った。そうすれば20年後のEP6で
自らの息子の手で善の光を見出しあらゆる呪縛から開放
されて一生を終える、彼の最後の言葉
「ルーク、お前は私を救ってくれたんだよ」
が活きてきたのになぁと。。。

ただパンフに書かれたルーカス本人の演出意図とか読むと
やはりその点は表現に苦労したらしいし、今回はシリーズ
初のPG13(13歳以下保護者同伴)に指定されたんだが、
「自分は正確なストーリーテラーでありたい」と過激な描写
を修正することなく公開に踏み切ったあたりに彼なりのこだ
わりの演出論があるんだろうし、すべての出来事を正確な
史実として記録に残すことで、後は受け手の捉え方に任せ
ますよ的な今回のやり方も正攻法だったのかもしれないと
思えてきてはいる。

最後に皇帝と建造中のデス・スターを見つめるそのマスクの
下でひょっとするとまだアナキンとして泣き続けていた姿が
あったのかなぁ。一方、母の面影を知っているレイアと記憶に
ないルークはそれぞれ目を開けて母を見てたのかとか(笑)
細かくチェックしわすれたのでサンダーが落ち着いたらまた
観にいきたいとは思う。

ラストシーンはタトゥーインの農場でルークを抱きかかえながら
2つの太陽を眺めるオーウェンとベルーのバックショット。
ルーカスが全編で一番好きなEP4のルークで撮った同シーン
へのオマージュで締めくくられた、28年間経て完結した物語。
小学6年で出逢い、多感な中学時期、バツイチという人生経験
を経てまた再会し、いつも一喜一憂をさせてくれた俺の青春とも
いえる1冊が今静かに閉じられた一抹の寂しさもあってちょっと
こみ上げたのは事実である。

あとはそれぞれの形で語り継がれていく。そもそもはるか遠い
昔のお話。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2005年6月25日 23:55に書いたブログ記事です。

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