Judgement Day

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2002年12月18日

 親愛なるWWWアンへ

  何の音沙汰もなくごめん。こちらはあいかわらず長いこと忙しいんだ。
  
  英国ツアーへの誘い、気を遣ってくれてありがとう。でも、

  「現時点で」、僕はWSの再結成には全く興味がないんだ。

  この僕の想いを英語で表現することは難しい。
  もちろん噂で3ヶ月前から知っていたけど、(公式になされた)昨晩、
  アナウンスを見て、僕は胸が苦しくなって、いつもよりかなり早く仕事
  場を離れた。自宅に帰って、97年にそちらで手に入れたマグカップに
  グレンフィディックを並々注いで酔っ払った。

  結論として、僕は彼の複雑なビジネス状況を理解はするし、彼をとても
  深く愛しているけど....僕の答えは僕のウェッブで見ることができるよう
  にした
('07注:自サイトの一時閉鎖。現在は再開中)。

  ごめん。

  KINO

  P.S.
  僕はいつもセコハンショップで日本の雑誌を集めているよ。けど、87
  ~90年のあいだに出版された英語の雑誌は全く持っていない。ここで
  は集めるのが難しい。もしキミ(彼)が日本のを必要とするなら、新年
  の休みの間にスキャンするよ。夏休みも取れてないけどね...:-(

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2003年1月29日

 親愛なるWWWアンへ

  キミの度々のお気遣いに感謝するよ。そして僕がデイヴィッドに関する
  サイトを閉鎖したことでキミをとても悲しませ、心配させたのならば深
  くお詫びする。

  もらったメールを読ませてもらって、ただ一点キミを誤解させている点
  があるとしたら、僕が97年にそちら英国でWSにサヨナラを告げた後、
  キミの前で涙を見せたのは悲しかったからじゃないんだよ。デイヴィッドが
  これまでの様々な呪縛から解放されて、新しい章を編んでいってくれる
  だろうとの期待で嬉しかったからなんだ。その気持ちはフェアウェル・
  ツアーが始まる前から抱いていた感情だったし、僕は体がボロボロに
  なろうとも全力で最後まで応援できたから満足感・安堵感が湧き出た
  せいだけど、決して悲しんだりはしてなかった。

  キミの言うとおりに最新のインタビューは読んだけれども、やはり複雑
  だ。キミも感じている「今度戻ってくるWSは本当のWSではなく、WS
  の曲をプレイするデイヴィッドとその仲間」だという言い分もわからな
  くないが、それ以前に彼が髪をブロンドに染め戻す理由が僕にはわから
  ない ;-)。

  キミもそうだったように、2000年8月に僕は彼と直接話す機会を与
  えられたよね?
あの時の会話は今の僕の生き方を支えていてくれている。
  初めて彼の唄と出逢った時に僕の人生が変ったのと同じくらい大きな影
  響だった。彼はブルーズの話題を介して「偽りのない自分の本当の気持
  ちを素直に表現することの大切さ・難しさ」を僕に教えてくれた。今の
  僕はどんなことにも自分の感情を隠したり、嘘をつきたくない。そう努
  力している。だから、バンドの再結成という後ろ向きな考えに対して僕
  が抱いた気持ちを隠すことができなかった。僕は僕で今の自分の人生へ
  の勢いを失いたくないという気持ちだったから。彼には常に前を向いて
  いてほしかったから。

  とはいえ複雑な心境なのは、キミも指摘するように、彼には選択の余地
  がなかったこともあるからだ。彼には大事な家族がいて、彼らを幸せに
  する義務があることを十分承知しているからこそ余計胸がつまる思いだ。
  彼がしなければならないことをすることに異議を唱えるつもりはないし、
  逆に僕は謝まるべきなのかもしれない。ソロ・アルバムが出た時に、僕
  はキミと違って何も彼の手助けができなかった。結果として彼の将来へ
  満ち溢れてた希望が次第に打ち砕かれていく様子を目の当たりにしてい
  てもどうすることもできなかった。

  今の僕が持っている感情は再結成への憤りでもないし、彼への哀れみで
  もない。キミの言うとおり時間が解決してくれる問題なのかもしれない。

  それぞれが置かれている状況の中で、各人が頑張るしかない。最近色々
  な友人と接して殊に思う(その中にはフィルやニックも含まれているよ)。
  明日から始まるアメリカ・ツアーが成功することを、デイヴィッドには
  幸あることを(I wish David well)、今は願っている。

  もちろんキミに対しても - 僕が World Wide Woman とつけたあだ名
  どおりの - 活躍をしていることにエールを贈りたい。
  健康に気をつけて。同時に世界状況も緊迫しているからそちらの危険も
  心配している。ぜひとも気をつけて。

  近々また。

  KINO

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 後者はまだ英訳して送ってはいない。いや、難しすぎて送れない(滝汗)。

('07注:「WWWアン」とはDVD「ライヴ...イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」
 で「イズ・ディス・ラヴ」前にカヴァに花束を渡した女性。97, 99の渡英時に
 お世話になった知人)

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ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2003年1月20日 11:58に書いたブログ記事です。

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