2001/06/12 (火) 23:32
今日21時すぎに帰宅したらポストに不在通知。まぁいつものことで、この場合98%の割合で週末
再配達なんだが...今日は往復1時間かかる郵便局へとりに行くことにした。なぜなら中にとても楽しみ
にしている1枚があるってことがわかってたから。STYXのニューライブアルバムである。
え、STYXって確か年末にREOスピードワゴンとカップリングのライブを出したばかりだよなぁ?
ただし、あれはとーっても消化不良を起こしそうなアルバムだった。2枚組の1枚で、しかもREO
とのジャムヴァージョンを含めて"Blue Callar Man"が2回(なんとREO側のCDにも同じもん入ってるから
全部で3回!)入ってて、余計に選曲の幅は狭められるわでちょっと残念だった。その後ブートビデオで
このツアーのフルを見たが、やっぱ半分だもん。だから日本だけでもいいからSTYXのフルスケール
ライブが出ることを祈ってた。
祈ってたらいいことが起きた(笑)
"STYXWORLD LIVE 2001"と題されたこのアルバム。1枚モノだが、実においしいところを抑えている。
前述のアルバムとダブリがないのだ。それでいて"Rockin' The Paradise"から始まって"Come Sail Away"
で終わる1枚モノとしてちゃんと筋が通っている。素晴らしい!これで"Everything Is Cool"と
"Best Of Times"が収録されていれば完全なライブの再現になるのだ。
まぁこの2曲がなくとも"High Enough"STYXヴァージョンがあったり、"Half-Penny, Two Penny"
("Best Of Times"はこの曲に含まれる), "Sing For The Day"といった来日時にはやらなかったレアな
ナンバー、ローレンスとグレンの持ち歌が各1曲づつと興味を引く点がてんこ盛り。
ひいてはこのアルバム、大事なことを教えてくれる。"Arch Allies"では殆どがTommyのヴォーカル
だったが、このアルバムでは彼のヴォーカルが4曲、JYも4曲(ちょっと全部詰め込みすぎ。微笑)、
ローレンスが3曲、グレンでさえも2曲収録され、ドラム以外のボーカル4人立てという現在の
STYXの強力さが発揮されている。そこにはもはやデニス不在の寂しさは微塵もない。
タイトルの"STYXWORLD"は彼らのウェッブサイトの名前であると同時にこのアルバムが世界中で
収録されていることを意味している。カナダ、ドイツ、そして去年の東京である。嬉しいじゃないか。
おっと、忘れるところだったが、このアルバムにはベースのチャックもちゃっかり参加してる。
多分カナダの分だろう。そしてクレジットでは亡きジョンとトミーの前任であるCurulewskiにも
捧げられている。もう確執モロ出しである(苦笑)。
で、当のデニスの方は...ブートでちょうど去年の来日直前に行われたソロライブを観た。彼はナント、
オーケストラとの競演を果たしている。ウーン、バンドでは勝てないと見越しての苦肉の策か?(笑)
こっちも悪くはない...どころかぜひ観てみたい気にさせるライブ。
まぁ互いに頑張っているということで、いいんぢゃない?
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