伝説は続く...

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 タイトルはバディ・ガイのニックネーム"Living Legend"からである。

2000/05/25 (木)

 先週末のMusical Jurneyについてはいろいろなことを考えさせられた
かなり有意義な旅だったので、整理がついたらいつか折をみて書き込みたい。

 ジャパンブルーズカーニバル2000ツアーも好調。

 Shannonはイカしたねぇちゃんだ。初見参大阪1曲目の途中でロングヘアの
乱れをなおした際に歌とギターが一瞬止まったのには偉くムカついた
(裏ジャケみたいに後ろで結わっておけよ)のを除けば唄良しギター良しで。
特にラストの"Playing With Fire"でのソロは圧巻。
 昨日からこの人を「ブルーズ界の女ザック・ワイルド」と呼ぶことにした(笑)。

 Buddyのおっちゃんは相変わらず凄い。今回は90分程度のステージで7-8曲
しかやらない(爆)。そのステージは彼のインプロバイズとメンバーとの「闘い」
である。特に昨日のクラブギグは一部客のノリのよさに満足気だった。

 週末も大いに楽しむ。

2000/05/26 (金)

 俺、てっきり今回は大阪・東京でJBC全ツアになると思ってたが、平年どおり
名古屋と仙台でもやってたんだなぁと朝Shannonでサーフィンしてて気づく。

 ついでにブルーノートを覗いたらオーティス・ラッシュが7月だと。
まぁ思い入れはないけど前々回の来日は観たし、Zepの"I Can't Quit You Baby",
クラプトン・ゲイリー・ムーアでおなじみの"All Your Love"のオリジネータであるし、
なによりブルーノートで呑めるってのが魅力だったので即特攻決定(笑)。

 今日は直行直帰で終日浦安の客先にて仕事。帰りは定例のワインでイタ飯の会。
行き帰りとも直通で1本なので楽だった。

 22時半にやっとブルーノートに電話して予約。そう、あそこは23:30まで
予約可なのだ。

2000/05/29 (月)

 土曜は思わしくない天気の中、まずはカール・ウェザーズビーに狂喜。大阪では
到着が遅れて(当日着でシカゴから呼ぶなって)15分しかプレイできなかったが、
アルバート・キングから譲り受けたファンキーさがたまらなかった。長身の彼と
衣裳をそろえて両脇を固めるおデブのサイドGとベースがステップを踏むと場内
大歓声。はりきりすぎて何度もトランスミッタを落としてGが途切れるのもご愛嬌。
弦も切ってしまい、Gを交換と思いきや、なんとその場で唄いながら張りなおして
しまう。そのエンタテーメントぶりはメインアクトにまけじ。いや気に入った。

 続く御大がプレイしはじめて小雨が舞う。それでも元気だ。そんな中、彼の
おなじみとなっているステージを降りての客席乱入弾き周り(大阪ではトイレの中で
弾きまくり)、雨でも決行。ちなみに曲は"Feel Like The Rain"。

 前々々回のB.B.に続いて雨にまつわるエピソードを残した。

 日曜。昨日6千円で新調したレインコートも無駄になったほどの快晴。前座嫌い
の俺には珍しく今回は全公演頭から観る。

 2番手に近藤房之介。長いこと観たかったヤツである(というか日本のアーティスト
では彼しか認めていないから他をよく知らない)。彼独特の創作ブルーズでなく、
グランドピアノとのデュオによるストレートなブルーズである。やはり彼の唄は群を
抜いてる。告知なしのチャーの登場に湧いたが、ロック寄りな彼とは比較になるまい。
「中年男が若い娘に翻弄される様」と紹介した曲の弾き語りにギクリ(汗&涙)。

 トリ前のシャノン。結局3回とも違う衣裳。女の子だねぇ(微笑)。でも舐められてる
のか用足しアルコール補充で席を立つ客が多かったり、ボーカル本領発揮の"The Weight"
では途中前方で客のいざこざが始まってしまい、注目がそっちへ行ってしまったのが残念。
でもいつもどおりの魅力的なステージを無事に終える。

 最後の御大が始まると総立ち。後方の客が前へ前へと駆け出し通路が埋まるほどの
盛況。前では相変わらず喧嘩だよ(爆)。これまでの3回と若干セットリストを変えて
最新ベスト盤に近い選曲。

 お決まりの"Sweet Home Chicago"がなかったのは意外だったけど、アンコール
"I'll Play The Blues For You"では各バンドから参加ありのジャムセッションとなる。
楽しい1週間の〆を飾るにふさわしいエンディングだった。

 B.B.75歳。バディが62歳。オーティス・ラッシュ66歳。アルバート・キング、
フレディ・キング、アルバート・コリンズらは最早今観ることはできない。彗星の如くで
あろうと15歳の「白人」少女に全てを委ねるわけにもいかないし、不可能なのが現実。

 自分の脳裏に残して次の時代へ正しく語り継いでいかなきゃならないものが、
 もはや風前の灯火という形であっても、目の前にある限り追いつづけたい。

 来年?是非ジョン・リー・フッカーを呼んどくれ!83歳だと無理か?主旨違いに
なっちゃうが3Bでもいいぞ(祈願)。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2000年5月30日 22:49に書いたブログ記事です。

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