急に書くので無題(苦笑、SWEP7総括

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ネタばれも心配しながらTwitterの140字だけでは俺のEP8への思いを伝えるのが足りないので、やっぱWSとSWに関しては最低でもブログでしょう♪と書き終え、よく見たらEP2,3はあってもEP7について書いてなかったことに今更気づく(汗

てことで簡単に捕捉。以前に書いた体で(え、じゃあ最後の〆が虚しいw

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JJが監督するということで作品の出来に関しては全く心配してなかった。予想を上回るよく出来たエンタテイメント作品となっていて、見終わってつけた点数が300万点w

「JJマジック」という言葉を知ってるかい?いや、俺が今作った言葉なんだがw

この人には観客をキャラクターに感情移入させるのに、たった一言のセリフか動作しか必要としない。

SWの新章に関してはキャラクターの名前は判明していたものの、どんな人物なのか事前にまったく知られないよう情報規制が敷かれ、謎のベールに包まれてた。例えて言うなら入学式や入社式で、まだ周りの人がどんなだかわからず、ワクワク感より不安のほうが大きい、誰もがそんな気持ちで作品ができるのを待っていたに違いない。

物語内の登場人物も初めて絡み合う者同士だから同じことが言えるわけだが、そこでJJマジック。フィンとポー・ダメロン。状況的には敵同士で殺し合いしかねない同士が、フィンの「正しいことがしたいんだ」というたった一言で全面的に協力し合い、ジャクーで分かれた後も互いを心配しあう仲になる。レイとBB-8。ハンターに絡まれてるのを助けたものの、面倒には巻き込まれたくないレイ。でも結局放っておけずに、顎をクイっと動かして付いてこい合図。そしてレイとフィンがめぐり逢い、共通の追っ手をまいた後に互いにアンタ凄いと褒めあって生まれる友情。観客もその姿を観てスッと自然に自分に近しい存在にしてしまう。人見知りで時間をかけてでしかできない俺にとってはうらやましいかぎりのコミュ能力であるw スター・トレックのリブートで、自分の中に血肉として染みついてる完成された有名キャラを全く知らん俳優が焼き直すってことに懐疑的だったオールド・ファンな俺に受け入れさせたことで先に体験済みだったから、今回もその演出テクニックに恐れ入った。

あとはキャラクター達と監督を信じて任せきって、物語が進むのを楽しめばいい。それがEP7の楽しみ方だと思ってる。細かい設定の粗なんか気にしなくなるはずw

新しい兵器スター・キラーとか、EP4に酷似してるのは否めないが、EP1がそうだったように、基本的にEP4の物語進行・構成を模するというのが三部作の1本目の暗黙のルールだから全然OK。

ジェダイではないレイやフィンがライトセイバー振りかざすのに抵抗があるかといえば、俺自身は今回のフォースという力が、カイロ・レンのようにジェダイの血を継ぐミディなんとかが多い人たちだけに伝わる特殊な能力ではなく、万物を取り巻くエネルギーとしての存在に特定の人物が何かの拍子で反応して湧き出すパワーみたいなものだと捉えた。例えるなら某国産ロボットアニメに出てくるニューなんたらという力みたいなw

「フォースの覚醒」というのは長い年月を経て誰にでも起こり得ることになってるのが、この三部作で語ろうとしている新解釈なんじゃないかと思う。

旧作と新作の登場人物を交錯させ、ハンの死は最初は受け入れ難かったが、世代を交代させることを臆せず次の物語を編もうと奮闘したJJの頑張りは賞賛に値すると思う。

そして物語は多くの謎を残しつつ、年老いたルークをたった1カットしか登場させずに、SW史上初の「つづく」状態で終わらせた衝撃。TV出身のJJがシーズン・フィナーレの手法をまさか持ってくるとは、てか吹替で旧作と同じ島田敏さんがキャスティングされてたけど一言もしゃべらずにギャラは?(知らんわw)アレって大体、後先のことは考えずに次のシーズンへ丸投げしちゃうらしいので、次の監督は大変だなぁと思う。

投げられた賽の目は最大の6だったと思う。好調な船出。2年後の次作に対する期待に早くも胸ときめかずにいられない。


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このページは、kino1989が2017年12月16日 20:04に書いたブログ記事です。

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