こう来たかw
CD / 佐藤直紀 / 「THE LAST MESSAGE 海猿 オリジナル・サウンドトラック
映画自体を特にレヴューしようとは思わないので。これといって感動した!ドキドキした!ってのがなかったんで(苦笑)。
制作開始当初は3Dの話は全然なくて、後から湧いてきた話だと思ってたから、当然、俺を後半1時間で20回泣かせた(爆)2作目を超える「ファンを裏切らない内容の深い」作品が観れるんだろうと期待してた。
ところが2Dで見始めて10分もしないうちに、もう今回の続編は素材がうってつけだっただけに「フジが製作する初の3D映画」という山車にかつがれて作られただけやん。。。て言わんばかりの3D向けの構図の連続。
内容的にはTVシリーズの1話分もないストーリーを尺伸ばししてるだけにも感じたし、語られるテーマも新しいものではないし、前作の続編・完結編という見方でなく「番外編」という形で観るのが一番かなと。ちょうどヤマトの「さらば」と「永遠に」の関係みたく(あえて「完結篇」とは言わないw)。
実際、今回の音楽付けに関しては、最後の最後にお決まりのフレーズが登場するまですべてが新しく書き起こされた曲だったが、それがまた新鮮さを出してたかも。(大河ドラマも手掛ける)佐藤直紀って人は良い作曲家だと思う。90年後半からの「007」シリーズのディヴィッド・アーノルドが配するオケとエレクトリックの融合にとても似た感性を持ち、感情面の描写はジョン・ウィリアムズに迫って(と思いたいw)耳に残る。4回観終わってゲットしたサントラが今のヘヴィロテで、これを聴くとまだまだ何回か観たくなった。
俺自身はテクノロジーが人を感動させることは絶対あり得ないと思う。なので2Dで観て面白くないものは3Dにしようが面白くなるわけがない。。。
今回初めて3Dを観て(1回目が前から4列目の最左席、2回目が同列最右席)、確かに奥行きを出そうと手が混んでる部分もあるんだが(要救助者を降下して救助するシーンとか、ラストあたりの障害物競走しながら奥から手前に走り込んでくるところは秀逸)、通常の芝居の部分が手前・中ほど・奥に分けてはいるものの平坦な絵が動いてるとしか思えなかったり(苦笑)、仙崎(=環菜)んチの中なんて、レガリア以上にいろんなものが垂れ下がりすぎて気持ち悪かった(汗)。もうちょいまんべんない丁寧な作りをしてくれれば。。。無理して同時公開にしなくてもよかったんではないかと(そもそも少し遅れて公開予定だったはず)。
まぁ、なんやかんやいいつつ、映画としての面白味はどうあれ、あいちゃんが出てれば俺には大満足なわけで(猛爆)、今回のシチュエーション上どうしてもだれかと絡んでの決めゼリフがあるわけではなく、ほとんどが表情だけでの芝居で、ここまでできるようになったとわ!と大満足。100点満点。
(シリーズを通して環菜が成長したからとも言えるが)彼女も一辺倒な役回りから脱却できていい演技を出せてたとマジ思う。病院から戻ってきて電気もつけない中、息子の大洋を抱きながら事態を心配する顔。。。あれは絶対忘れられねぇな。女にあんな表情をさせちゃいけないわw あとはウェディングのシーンw この2シーン観るためならいくら払ってもいい!
ってことでこれから都合5回目に行ってきます(w、大丈夫かよ、明日のメタリカ、汗)
あ、なので結局は「ヤマトよ永遠に」みたく、余計な先入観をなくして結局楽しめちゃってた自分♪
でもこの先を描こうとなると夫婦漫才でも始めてコメディになっちゃいそうなのでこれで最後にしてねw
コメントする