恍惚への一針

| コメント(0)

危なw

1CD / Scorpions / Sting In The Tail

スコーピオンズ、45年にわたるキャリアに終止符を打つラスト・アルバム(※国内盤添付のファミリー・ツリーに準じる)。
窮地に陥ったサソリがその毒針で自らの命を絶つ様をタイトルに冠した「とどめの一撃」。


前作がデズモンド・チャイルドによるコンセプト・アルバムだったのに比較すると思いっきりロックしてる。00年代の傑作「アンブレイカブル」ほどは尖ってないけど、80年代を彷彿されるメロディとリフが満載で、誰もの期待に反さない安心して聴けるアルバムだと思う。俺にとってのキラー・チューンは1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11...って全部やないけ!(ボートラは詞の内容は素晴らしいけど所詮「お遊び」なんでどーでもいい。てゆーか12とはもっと曲間空けるべき)

いやマジ4-6だけ聴けばまだまだ衰え知らずなバンドの凄さを体感できるわさ。なんなんだ?このジジイ達。。。最後の最後まで常にポジティヴ志向でいやがる。メロディだけでなくクラウスが歌い放つメッセージはどれも強烈に俺を惹きつける。常にファンと自分らの絆を綴り、秀逸なバラッドで〆るラストまでもう涙が止まらない展開。


国内盤同時発売。2008年のライヴ。
1DVD / Scorpions / Amazonia - Live In The Jungle


一足先に輸入盤で観て、この直後に解散を知った。たしかに年齢的に辛そうなメンバーの姿が若干痛々しく感じたのは否めなかったんで、まぁあのステートメントも無理もないか。。。と思ったのも事実。でもこのDVDの凄いとこは南米の観客が思いっくそクレイジーに彼らのアンセムに反応するとこ。まだまだウチらの心を捉えて離さない求心力を持っているバンドの姿がそこにある。で、こんなアルバム聴かされて、まだまだイケるやんと思う人は少なくないはず。「窮地に陥る」どころか「生涯現役」を宣言してる感すらある。


ライヴがキツイなら、しなくていいからアルバムはずっと出し続けてほしいと思うよ、ホントに。キッスやイーグルスみたいに何度も撤回してくれても全然平気。

コメントする


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • about
Powered by Movable Type 6.0.3

2015年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

このブログ記事について

このページは、kino1989が2010年4月25日 12:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「再教育中(汗)」です。

次のブログ記事は「ゲイリー・ムーア - ジャンル:ゲイリー・ムーア」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。