Fighting His Way Back

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最終日、国際フォーラム。

また7時起きの8時半出社を目論んでたものの、見事寝坊(苦笑)。「トクダネ!」も終わって「知りたがり!」を観ながら(笑)全休か半休か悩んだが出社することに。

実は25年慣れ親しんだ事務所の移転問題で揺れ動いているので気が気じゃなかったんである。で、経理とビルのオーナーによる午後の折衝で最終的に確定事項となった。


名目は「経費削減」で実際スペースも2/3になる。ボスからも全社員に「大変だろうがひとつよろしく」と一声かけられて、この不況下仕方がない、というような暗いムードが会社に漂ってたのは否めない。


社内用・社外用に9台あるサーバとネットワークを有してるんで、当然俺に相当の負荷がかかってくる大問題でもあるんだが、俺的には、今いっぱいいっぱいなグローバルIPアドレス32を個をこの回線移行を機に価格据え置きで倍以上に増やせるし、次のチャンスにと見積もってた12コア・24ギガメモリ・6テラHDD搭載サーバを2台導入して全部仮想化でまとめて、なおOS追加の余裕を持たすという案がすんなり稟議を通ったので逆に「将来やりたかったこと」が実現できることになったのでとても嬉しいw 俺から言わせれば後退でなく前進なんだわ。なのでここ1カ月ほどくすぶってた思いが一気に消え失せて、久しぶりにやる気が出てきた(単純)。


で、すっきりしたところで16時半には退社してホテルへ戻り、お清めを済ませて会場へ向かった。


座席表で2列目とはいえ右側最端席だってことは判ってたんで期待はしてなかったんだが、身長順で決めた席順がなぜか逆になって俺が最も近い席に。好意に甘えるってか、それは俺に叫び歌わせて彼をこっちまで呼び寄せろっていう無言のプレッシャーなのか?(爆)


この日は殊の外押して(20分以上?)、それまでの2日で聴いたことなかった"Let Good Times Roll"の途中で客電が消えてショウはスタート。基本的には全く一緒だったが、尺的に5-6分短い結果となった。極端にどこか端折ったところがあったというわけでなく、アップテンポな曲がさらにアップテンポだったとか、"Tired"後のソロが前日よりは幾分短かったということが要因みたいなので、そんなガックリするほどのことでもない。シールドの関係か、結局こっちまで来てくれることはなかったけど(涙)、それでも悔いの残らないよう声援とコーラスに頑張りましたわ。アンヴィルT着て行ったのもそのつもりだったので。とはいうものの"Down The Line"でヘドバンしたら失笑ものだっただろうなw 


ショウの最後に客が無茶な行動に出たらしくセキュリティが騒然とする一幕があったんだが、ゲイリーの「上がってきな」の合図で花束を持った女性が壇上に呼ばれて暑い熱い抱擁。おかげで「また来年!」は聞けなかったけど、彼も「まんざら」ではなかったでしょう!今回こそ日本がいい想い出になったことを願ってやまないw 


充実した日々だった。なによりも、ようやく20年前の記憶を塗りかえることができたのがよかった。初日に用足ししながら(爆)、「俺、20年前のことって殆ど覚えてないんよね、緞帳が上がって1曲目の"After The War"と途中の"Millirtary Man"くらい(汗)」とか連れと話してたんだが、歳には勝てないものを感じてはいる。


でも、ここでも1位に挙げてるくらい感動したライヴだったし、当時テープに落として配ってたDJでも「ベスト・ライヴ」と熱弁してたのをはっきりと覚えてる。


その空間に、(前作「ワイルド・フロンティア」から時間を経たものの)当時の「彼が背負っていたもの」ってのがはっきりと見えたような気がしたからである。亡き友への想い、遺した音楽を伝えていく力強さ。

今回もそれを感じることができたのは言うまでもない。

カヴァも言ってるように、「ブルーズの世界に身を置く」ってのは、考えてるほど楽な商売じゃない。
先に逝った者を弔い、悲しみをこらえて、その生き様と音楽を自分の骨肉として後世に伝えていかなければならない宿命を持ってる。


そう考えると、それを寡黙に実行しているゲイリー・ムーアっていう男は「なんて強い男」なんだと、つくづく愛おしく思えたんである。


Gary Moore Japan Tour 2010 setlists (all days)

Albert King (1923 - 1992)
Gary Moore (1952 - )
B. B. King (1925 - )
John Mayall (1933 - )
Eric Clapton (1945 - )
Otis Rush (1935 - )
Al Kooper (1944 - )
Donny Hathaway (1945 - 1979)
Johnny "Guitar" Watson (1935 - 1996)
Albert Collins (1932 - 1993)
Jimmy Rogers (1924 - 1997)
Little Milton (1934 - 2005)
Philip Paris Lynott (1949 - 1986)

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2010年4月29日 21:30に書いたブログ記事です。

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