コットンコットンゆかいなコットン(オイオイ)

| コメント(0)

ちなみにおじさん世代にしかわからない、売春で摘発された某パブ・チェーンの昔のCMのパクリです。。。


3月6日、ジェームズ・コットンを観に六本木ビルボード・ライヴへ。



前回2年前の来日は観てて楽しかったものの、次来日した時も観に行くかと問われれば、「暇だったら」って程度で特別なファンというわけでもなし、再来日の話を訊いてもすぐにはチケを取らなかった(すでにメタルの予定がでバカスカ決まってたし)。

でも先日「キャデラック・レコード」も観たことだし(もっともコットンは劇中のリトル・ウォルターの後釜なので本人役は出てこない)、しかも今回2日にわたる公演。人が入るの?って老婆心ながら気になってチケ予約画面で座席検索すると、予想通りいつまでたっても席が埋まらない(苦笑)。俺的には興行的に失敗してもうブルーズ・ミュージシャンを呼んでくれなくなってしまうのもアレなんで(爆)、いわば「救済」的な意味合いも含めて足を運ぶことにしたんである。


心配もよそに、土曜日だったせいもあって意外に盛況。やはり朝検索してみて(しつこいw)空いてた隣も埋まってたし、テーブル席フロアは普通に賑やかだった。ちょっと一安心。


前回と同じバンドのメンツで、B.B.キング・フォロワーとSRVフォロワーを両脇に配置して、御大が真ん中で座りながら豪快にブルーズ・ハープを奏でる。

レヴューにもあるとおり、前回はマイク・トラブルがあってちょっとヒヤヒヤもんなステージだったんだが、今回はノープロブレム。御大もかなりゴキゲンな様子で、中盤上着をマイク・スタンドにかけてシャツ姿に。これはもうマイクを手離さない、という意思表示か、常に矢継ぎ早で曲を連発する。超名曲"Sweet Home Chicago"でコーラスをこっちに任せるけど、まぁはっきり言ってあまり歌えてなかったようなw 


枯れてもその意気は半端ない。その「スーパーハープ」ぶりにかなり興奮の一夜だった。で、帰りにはフロントで翌日のチケをゲット。初日は定番"Got My Mojo Workin'"がなかったんで、明日はきっとやってくれるに違いないと期待して。あと席にアンケート用紙がなかったんで(苦笑)。


翌日日曜はやはり空席が目立ち、客のノリもイマイチどころか、こんな寒いライヴは久々だっていうくらい(涙、喫煙室で一緒になった業界人とモデル風のバカップルはデートの山車後お持ち帰りみたいなw)。しかも前回みたいにマイクが気に入らないってダダこね出して、またベースのを取り上げてたw


でも、そんな状況を吉と転じようとバンドはもちろん御大自らが必死なのが見てとれた。しゃがれてほとんど聞き取れない声で盛んに声かけてくれる。セットリストを変え、ノリの良い曲を前半に多く入れ、"SHC"でも前日歌わせてた部分もオミットして演奏に集中する。立て続けの"Mojo"も、ちょっとプレイには早すぎる位置じゃない?(笑)しかも上の動画よりもアップテンポで。


ハープのブレスの入れ方ってよーわからんけど、延々と吹き続けてこちらをあっと言わせる。圧巻は、マイクを使わずにスローブルーズ吹き出した(わかると思うけど通常はハープにマイクを当てて片手の中に収める)。クリーンな生音が3階席の俺のところまで伝わってきて感動。その後スタンドにマイクをセットしてその前で最後まで完奏。もうヤラレたって感じ。やっぱ百戦錬磨の「本物」は違う、と唸らされるようなステージだった。



アンケートには

「これに懲りずにブルーズ・ミュージシャンを呼び続けてほしい」

そして呼んでほしいアーティストにBBとBBBの名前を書いて置いて行った。ふとっちょ老人の輸送方法はコレで確立しただろうから(爆)、ぜひブルーノートでなく、ここで観てみたいと願って。

コメントする


ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • about
Powered by Movable Type 6.0.3

2015年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

このブログ記事について

このページは、kino1989が2010年3月13日 11:43に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ウチへ帰ろう♪」です。

次のブログ記事は「地獄は楽しい所だぜ♪(ベ、ベタな。。。)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。