今は、さらーばとー♪

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言わせてほしい(笑)。

東京国際フォーラム・ホールAに、「宇宙戦艦ヤマト復活篇」完成披露試写会に行ってきた。


普段@ぴあからのDMなんて見ないでフォルダ分けしちまうんだが、たまたま目に止まったんで応募。一人から申し込めたせいか?招待なくせに発券に315円かかるせいか?オフィシャルHPでの募集締め切り前にして見事当選の通知が。


日が近づくにつれ、「2種類あるエンディングをケータイからのアンケートで決める!」「ささきいさお氏の歌あり!」とか、いろいろイベント性が付いてきて、楽しみになってきて今朝は6時まで寝れなかった(爆)。


ささき氏の歌を生で観たのは初めてで、35年かけてやっと巡り逢えた。鳥肌モノだわ。「真っ赤なスカーフ」はやはり名曲中の名曲。315円だけでは失礼なくらい、感動のステージで試写会の幕は閉じたのでした。おしまい。
 

 


 


 


 


 


 


 


 


え?本編はどうだったって?それはネタバレになりますからw

 


 


じゃなくて。。。

 


 


 


 


俺がここに書く場合、基本的に2パターンある。

・観聴きした感動を興奮そのままに書き連ねるパターン

・既に前日には書けてるくらい自分の中で言いたいことがまとまってて、あとは実際の感想と整合性を合わすだけなパターンw


今回は後者のはずだった。

どんなにご都合主義な内容だろうがそれは慣れっこだし(苦笑)、俺の関心は「アラフォーになった古代進が、まだ自分の理想としている男性像として描かれてるか?」ってことだけだから、ストーリーにまったく触れなくても書けるものだった。

 


 


が。。。それ以前の「お話にならない出来」だった orz
脚本クソすぎ。多分、シリーズいち内容がないよう(ToT)。
許せる、許せない、の問題でなく「あきれた」(爆)。

 


 


多分ね、俺の期待にそぐわない古代ではなかったんだと思う。「最後まであきらめない男」だったし。でも、それが実際に深く描かれることはなかったし、最新CG駆使して何隻戦艦を潰し、何人人を殺せば気が済むのか。。。途中「バンク」(=同じセル画の使いまわし)かと思って眠くなっちゃたよw

 


 


ラスト・シーンに誰しもが文字通り「苦笑」して、会場が寒い雰囲気に包まれてた。実際鼻水出てきた。拍手にも感情がこもってなかった気がする。


お決まりのブレザー姿ながら既によぼよぼな監督さんが、今回の設定背景の種明かしを涙ながらに語ってくれたけど、俺が思うに、900人も関わっていて、誰ひとりこうなる結果を予想して異議を唱えなかったこと自体が、ナチスのような一党独裁体制みたいだと思えて、なるほど、はい、そーですかと賛同しがたい。


ああ、そーいえば言おうと思ってたことに「ヤマトを観て育った世代は決して『モンスター・ペアレント』にはならないはず」というのがあって、でも今、こんなヤマトを擁護するような発言をしたら、俺自身が「モンスター・ペアレント」だわ(汗)。もっと過激なことも口から飛び出そうなくらいなんだが、ここは自粛しとくことにする(苦笑)。


まぁポジティヴに考えれば、「ヤマト=音楽の重要度高」という意味で、今回は既存の曲+クラシックを上手に当てはめてたこと(ただしクラシックの配分が後半に多すぎ)、大好きな「交響曲ヤマト(1984年版)」が本編に使われて正式なサウンドトラックとして認められたこと、今後大友(直人)さん指揮で再再演が観れそうな期待が持てること、これらには素直に歓迎したい。

 


 


結局のところ、作品としての「最高のヤマトはそれぞれの胸の内に」と言ったところか?

 


 


20091128234123.jpg
誰も~が振っていた~♪ ささきさんにもまた逢いたいなぁ。

 

 


 


 


 


あ、でも、来年の「実写版」には大いに期待かけてる自分がいますw
1枚や2枚気に入らない作品があっても「次はきっと!」で一生そのバンドが好きでいられる自分ですから♪(それこそモンスターなんとかやないけ!爆)


えっと、以下が満足・不満に思った点(苦笑)。

予告の中に、古代が沖田のレリーフを見つめるシーンがあったけど、カットされてたのはホッとした。あれで「沖田さん、僕はどうしたらいんでしょう?」なんたらかんたらの泣きごとセリフがあったら、古代をひっぱたきたくなっただろう。沖田を完結編で生き返らせたのは「古代、大きくなったな!」の一言を言わせたかったからで、少年から大人になったことを認めてやる役がどうしても必要だった。だからそんなシーンがあったらあの時の古代の成長自体を否定することになる。今や沖田に近くなった中年で、一人で決断できないでどうする?それこそ沖田さんから怒鳴られると思う。なので、カットしたのは正解。 


雪は手紙のモノローグとしてたった1つのセリフしかないんだが、そこには自分の寂しさを隠して古代の気持ちを理解してやっているけなげさがそこはかとなくにじみ出ててインパクトあった。旦那を立てる嫁だな(違う意味でもか?チクショー!)。


でもそんな雪を、あの状況下でオール・ヌードにした理由がわかりません(汗)。


古代は最後に、人類に対して警鐘を鳴らすようなセリフを吐くんだが、なぜ急にそんなこと言い出すのか理由が判らない。古代自身には地球や人類自体、守る価値のないものだったようにも聞えた(娘の美雪がいるからという理由以外)。冒頭古代は貨物船の船長として登場するので「何か」があったことは想像できるけど、言及されてなかった。


俺は「ヤマト発進!」で見事飛び立った瞬間に大きな拍手をしようと企んでた(試写会ということもあって、笑)。でもジ・アルフィーの歌がかぶってタイミングがなかった(涙)。


2つのカップル、もうちょい色気あるシーンあってもよかったやん。あ、女医さんは典型的な湖川キャラで、Sっぽくて好きw


もう一人、新乗組員の中では副艦長の大村耕作には好感が持てた。貨物船時代から古代を下から支えてきた男で、終盤に「これは独り身の仕事だ!」と言い放って特攻で死ぬだけの役だが、冒頭、貨物船内で古代が部屋で髭を剃ってる最中での会話で、古代一家のフォトフレームを手にしてしばし眺める。「オイオイ、そんなプライヴェートなの勝手に触っていいのかよ?!」とつっこみたくなったんだが、それを思い出して、彼もまた歳下ながらも古代を理想の男性像だと思ってたんじゃないかな?と思ったら、あらゆる面で俺に似てるから共感持てたん。守る者がない、ふっきれてる男のやることは凄いんだから!(爆)彼の人生に悔いがなかったと信じたい。


やっぱイキナリ「第一部 完」はないでしょう?(汗)。
さすがの俺ですら踊らされてる自分がバカみたいに思えたし、これ以上金つぎ込みたくなくなった瞬間。2時間15分真面目に見てた客に失礼ですらある。


ささきいさお氏は気の毒だった。自分は本編への関与は外されて苦虫噛んでたに違いないのに、あんな場所に呼び出されて。俺がどんなに気分が盛り下がってても、彼に罪はない。だから西ざき氏(さきは当用漢字でないほうだと初めて知った)への拍手以上の拍手を贈ってあげたのでした。

コメント(2)

僕は、知り合いからかなりひどいと聞いてました。
KINOさんにも事前にお伝えたしたほうがよかったでしょうか?
あまりにも楽しみにしていたので、何も言わないほうがいいと
思いまして。
実写版は、止め・・・。

言われてたら「何がなんでも擁護する」側に回って、2つしか見つからないでパニクってたと思うw

ユキはホントできた嫁だよ。ヤマトなでしこの典型。
古代も泣き言言わなかったのはエラかった。それでこそ沖田の見込んだ子。

そんだけ(汗)。

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このページは、kino1989が2009年11月28日 22:57に書いたブログ記事です。

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