Bye, Jacko

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7月の世界的事件と言えばマイケル・ジャクソンの急逝だったと言っても過言じゃなかったわな。ジョン・レノン射殺の時はまだ音楽ファンじゃなかったし、エルビスはもっと前の時代の人だし、これだけの大物があの世に先立たれると衝撃的なもんがあり、つい関心がいってしまう。追悼式も結局朝まで観てしまった。

俺がファンだった頃は「貸しレコード」で全部済ませてたので、集めておくならこの機会だなと思い、「追悼」という便乗商売に乗っかって(苦笑)いろいろ買ってみたw もっとも殆どはこの夏から始まる予定だった英国公演に向けての「再始動記念」のはずだったみたいだが。

5CD / The Collection

どういうフォーマットで買うか迷った挙句、この英国でリリースの5枚組紙ジャケ・ボックスにした。ただし発売直前に急逝したので増産体制を整えるためか発売が7/20になり、結局関連商品の中では最後に届いたのものとなり、レヴューが遅くなった。日本のエピックの再発分が「世界初の紙ジャケ」を謳ったが、こっちが先のはず。


エピック時代のスタジオ作品5枚なんだが、うち2枚はリマスター盤でボートラあり、ただし肝心の「スリラー」に関しては以前のマスタという、なんとも中途半端なセット(汗)。「紙ジャケ」といっても日本みたいな精巧な再現ではなく、内ジャケットは再現されずただの黒い袋。これが取り出しにくくて破れるかと思った(汗)。

「オフ・ザ・ウォール」

このアルバム・リリース時期はまだ彼を「スクータのCMの人」としてくらいしか認識してなかった(爆)。これよりもっと以前の幼少時代に映画「ベン」の主題歌を唄ってったということとも結びついてなかったような。なのでこのアルバムではシングル・カットされてヒットした2曲よりもCMに使われたタイトル曲が好き。正面ショットだった日本盤とジャケが違うのをいまさら知りました。。。


「スリラー」

説明するまでもない、全世界で驚異の売上をなお更新中のモンスター・アルバム。そしてレップスが「炎のターゲット」でNo.1を取れなかった要因となった彼らの鬼門(爆)。

このアルバムからシングル・カットされたタイトル曲のPVをたまたまテレビで観て衝撃を受けたのが、映画マニアから音楽マニアへの俺の転機だった。つまりこのアルバムがなかったら、きっと今の俺は無かった。

1曲目の"Wanna Be Startin' Somethin'"を聴くとなぜかFM東京の深夜3時からやってたアルバムをノーカット・オンエアしてくれてた番組を思い出すw どの曲も懐かしい。"Beat It"にエディ・ヴァン・ヘイレンが参加してるなんて知るずっと前の時代である。

去年かそこらに「25周年記念エディション」が出た時にお気に入りリストに入れたものの、別に新録のコラボには興味なかったんでずっと放置してあったんだが、やっとオリジナルとして俺のCDコレクションに加わった。「おかえり」と言いたい。


「バッド」

リアルタイムで発売を待ちわびた最初で最後のアルバム。ちなみに俺が初めて買った輸入盤LPだった。なので実際前作よりも聴き込み回数は多いので思い入れは深い。当時は新宿紀伊国屋書店の洋書コーナーで「スマッシュ・ヒット」他英国のチャート誌を買っては情報を翻訳してネットに載せるなんてことやってたっけ。本タイトルにある「ジャコー」とはファン投稿でよく使われてた彼の愛称。

このアルバムに伴って87年秋にソロとして初の来日ライヴがあったが、俺は二者択一でボン・ジョヴィの武道館公演を選んだ。親父がスポンサーだったNTTの社員だったのでチケ手に入ると思ったら入らないし、どうせTV中継されるんだからって気持ちだったんだと思う。TVの前で「フゥ!」「チャ!」とか奇声を発しながら踊って楽しんでたのを思い出す(爆)。

これもスティーヴ・スティーヴンスが参加してることを知るのはもうちょい先w 1曲目のハモンドがジミー・スミスによるものだと知ったのは最近。あ、それほど売上が伸びずにNo.1をレップスの「ヒステリア」に奪われた彼ら感謝のアルバムでもある(猛爆)。


他2枚はすでにメタル・マニアックスになって以降の作品なので知らん。いや「デンジャラス」は元嫁に買ってやったような気がするのでラック探すとあるのかもしれない。ちなみにこの頃になると「ブラック・オア・ホワイト」にスラッシュが参加したのを知ったのもリアルタイム(笑)。


1DVD / Number Ones

DVDではドキュメンタリ的なものが多い中、これは純粋なPV集。要は"Thriller"だけフルで観れればいいと思ってこいつをチョイス。

やっぱ今観ても素晴らしいPV。真性音楽ファンからしたら音楽に合わせてゾンビが踊るなんて「お笑い」でしかなかったんだろうが、変身シーンは監督ジョン・ランディスの「狼男アメリカン」そのまんまだし、急に踊るってのは数知れないMGMミュージカルで慣れっこだった俺にはすんなり入り込んで心を奪われてしまったんである。

"Bad"もかなり長いはずなんだが、この中に収録されてるのは歌部分だけの短いヴァージョンだったのが残念。それに権利の関係で一番観たかったPVが入ってない。。。


1CD / King Of Pop -Japan Edition

各国のファン投票で選曲され、国ごとに収録曲が違うユニークなコンピレーション・アルバム。 でも日本盤が秀逸なのはポール・マッカトーニーとのデュエット"Say Say Say"(実はこの曲とPVが最高に好き)と高価なアンソロジー・・ボックスを買わないと聴けない"We Are The World"のデモ・ヴァージョン、さらにBen"も収録されていて彼のオール・キャリアでのベストとなってる点でしょう。ちなみにカヴァのルーツを求めて以前買ったモータウンのコンピに有名曲は全部収録されてたので今回はジャクソン5関係は買わなかった。


1DVD / Moonwalker

当時フランシス・コッポラと「キャプテンEO」を撮ってすっかり大根役者が板に付いたマイケル(ちなみに俺の数少ない「ディズニーランド」体験で一番最初に並んで遊んだのも「キャプテンEO」だったw)。
これは同時期に撮った90分の長編映画。もっとも前半は自身の輝かしい功績を称えるアンソロジー、中盤が「バッド」からのショート・フィルム、後半45分が"Smooth Criminal"1曲のためのショートフィルム、その寄せ集めで真性の映画ではない。


2DVD / USA For Africa / We Are The World - THE STORY BEHIND THE SONG

無名メーカによる再発便乗商品。20周年を記念してだいぶ前にDVD化されてたのを、買った履歴がメールに残ってなかったので手を出した(苦笑、でもウチ掘り返せばあるかもね!)。バンド・エイドに始まる世界規模チャリティのドキュメンタリー。やっぱり改めて観ると凄いメンツだわ。マイケルが関わってなかったとしても見所はたくさんある。ライナーにあったスティーヴ・ペリーの逸話が印象的だった。
他に1枚組みの通常版、PVのみのDVD+CDというヴァージョンがあって買いましたが、売上が寄付されるかは不明(汗)。チャリティ目当てなら www.usaforafrica.org に振り込んだほうが早いかもw
CDはカラオケ入りだけど、俺、コレ歌詞見ないで全員分をマネして唄えます(爆)。それだけ俺にとっては大事な曲だし、歌が人の心に訴えかける「力」の凄さに目覚めたきっかけになった曲。

まぁ、あと欲言えば87年来日時のTV中継がオフィシャル・リリースされれば買いますが、以上でリアルタイムで触れた作品は集め切ったので、あとは思い残すことないし、今は興味が薄れてるちゅーか皆無なんで今後聴くことは多分ない(オイオイ)。


「マイケル」と言えば「シェンカー」が続くのはウチらぐらいなもんで(爆、富岡は問題外)、その名をほしいままにした偉大なアーティストだったことに偽りはない。

どうぞ安らかに。

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このページは、kino1989が2009年8月 1日 18:31に書いたブログ記事です。

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