Readingsnake 1980 pt.1

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sは小文字で、スペース空けずに繋げます(だよね?w)。日曜はホワイトスネイクのリスペクト・バンド、レディングスネイクの最初で最後のステージを四谷まで観に出かけた。80年代、レディング・フェステイヴァルに出た際のセットリストの完全再現だった。といってもメジャー・リリースされている音源ではないので、かなりのマニアにしかその内容が判らないかと思うw


ちなみにスネイクはレディング・フェスティバルに79年と80年に出場して、いずれもBBCが名物番組「イン・コンサート」の中でその模様をオンエア、その公式記録として非売品アナログ・レコード化もされてる。日本でもオンエアされた模様だが、後追いの俺は当然レコード、もっとも緑のレーベルの本物でなく、黒レーベルの海賊盤だったけど。CD時代になってからはその音源をコピーしたものが様々な形で出回ってる。中でも80年のほうを収めた"Suck My Snake"は酒井康氏がカヴァ本人に直接プレゼントして、そのタイトルに大爆笑してお気に入りにしたという記事が「炎」誌にある。。。あとは俺の上位サイトで調べて下さい(爆)。


俺個人としては、80年よりも79年のほうに思い入れがある。いい音質求めて何度もCD盤を買い直したし、オーディエンス録音のアナログも持ってる("Come On"がオミットされてるのはマイク・トラブルのせいだというのがわかる)。内容的にも"Breakdown"、"Whitesnake"などレアな曲もプレイされ、それがスネイクらしくないのかもしれないが、サブ・タイトルを「イアン・ペイスの帰還」とつけたいくらいwドラマー交替によってその後黄金時代を築く、その足掛かりになった瞬間をパッケージングしてる点で評価してる。数万人の、たぶん彼らだけが目的というわけでもない観客の前で獰猛な牙を剥くバンドの気迫あふれるパフォーマンスが好きなんである。

ブートCD化がわずかに遅れた80年のほうは、楽曲的にはオフィシャルの「ライヴ...イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」に収録されてるものばかりなのでオフィの高品質なサウンド聴けば足りると思って、あまり繰り返し聴いた覚えはなかった。


で、取り上げるのがこっちだというんで、予習するために何度も聞き返してみたんだが。。。

凄いです、こっちも(濁流汗)。こっちは「レディ・アン・ウィリング」アルバムのヒット後でまさに脂がのった時期。スネイク目当ての観客を目の前に、頂点に立つバンドが王者としての貫録、いや決して守りに入らずあくまで攻撃的で圧倒的な姿を見せることでオーディエンスを沸かしてる光景が目に浮かんでくるよう。見せられた側の熱狂ぶりも半端なもんじゃない。相乗効果で最強のステージが繰り広げてて圧巻。

そこで1つの疑問が。こんな凄いのをいったいどうやって再現しようと?無謀やない?と。。。

メンバのお四方によるフリーのトリビュート・バンド「トンズ・オブ・ソブス」を通して、バンドを「ものまね」するのではない「精神性」を体言化するのに長けてる人達だと一目置いてるので、その彼らが満を持して組むバンド側に一転の曇もないのは判ってる。


問題なのは。。。ウチらだw このオーディエンスの熱狂ぶりは俺が本気になっても100人いないと無理だぞ?どうしよう?87年以降ファンの俺でも一応このセットリストで"Sweet Talker"以外は全部生で経験してるし、どこで何をすべきかは振付のように体に染み付いてるから先導は簡単なんだが、80年代前半は勝手違うかもだし、本物ん時でも一人盛り上がってただでさえKYなヤツなのにここでも思われたくないしなぁ、アハハ。。。


あれ?なんだ?そもそも俺がオーディエンス側をコピる義務はあったんだっけ?(汗)


などとおバカなことを考えてることに気づきw 最終的に、うん、ヴォーカルさんに合わせましょう、所詮俺は「ヴォーカリストの犬」なのさ、3回まわれと言われれば回りましょう!ということに落ち着いて、その日が来るのを楽しみにしたのでした。


そして当日。

5分前に会場着。知った顔を見つけては「ねぇ、Tシャツはどこで売ってるの?」というボケをかましつつ、無事最前列をゲット。


まずは対バンであるレインボーのトリビュート・バンド「虹の騎士ショー」も満喫させてもらった。あのヴォーカルさんはきっとロニー・ジェームズ・ディオの着ぐるみなんだ!中に絶対ちっちゃい本物が入ってるんだ!ってくらい歌唱力も素振りも素晴らしかった。最後が"Stargazer"か。。。って思ったらちゃんと"Light In Black"までやってくれた。コージーも疲れるからあまりやりたがらなかったパターンをよくぞ!

途中で舞台袖に引っ込んでたヴォーカルさんが、バンド・ソロが終って飛び出せずに出遅れたんだが、「ライヴ・イン・ミュンヘン」の再現だったのなら完璧です(爆、アレにはロニーが袖でタバコ吸ってて出遅れたのが記録されてる)。

で、一旦幕が降り(プロジェクタ・スクリーンだけど)、おおがかりなセット・チェンジへ。たっくさんのキーボード、でっけーバス・ドラが撤去されて、所狭しと6人編成の機材がセットされていく(いや、実際横からちょっと見えただけなんだけどw)

そうしてるうちにちょっと緊張してきた。やべぇ、掌に汗掻いてる。これって本物ん時と一緒じゃん(汗)。

すると楽器のチューニングが始まって、"Ain't Gonna Cry No More"でバーニーが出すギターと同じ音色が掻き鳴らされて。。。もう喜国涙状態。あれ?ちゃうか?デジカメで俺の横顔撮って、涙書き入れたいって言ってたんだけ?まぁいいやw

そして程なくして、簡単なMCの後に。。。
タラタラタラタラタラタラタラタラ~
ヴォーカル、アキ・フカザワ(以下敬称略)によるお決まりのシャウト、「アー・ユー・レディ!!!!!!!」の掛け声とともに
ジャジャーン~ジャ~ンジャ~ンと一斉の音出し!

うぉおおおおおお、ブートと一緒だ(ToT)//
感激のあまりマックスで絶叫(汗)。ツイン・リードに導かれて1曲目の"Sweet Talker"が続く。

ええ、たとえ生で聴いたことなくとも、久津見裕二の力強いドラムのビートに乗って足と頭が自然に動いちゃうわ。ウォーム・アップどころか完全にヒート・アップ。

で、2コーラス目の「The bitch is in heat, So you better run~」以降は頭の上で手拍子なんだろうな、見たことないけど!などと思いステージと一体になろうと必死。

そして、数々聞けるソロ・パートのトップ・バッターを務める渡部直美のキーボード・ソロ!サングラスと髭はないが(当たり前やんw)ベストにデニム姿で貫禄・気合充分のハモンド・ソロが繰り広げられる。そしてミッキー・ムーディ・パートを務める谷口幸城のソロに難なくスイッチング。やんちゃそうなとこ以外は似ても似つかないw、かっこよすぎるその姿と白熱のプレイに釘付け。
その後、バーニー・マースデン・パートを再現するわれらが木下秀幸のワウなサウンドがアキのヴォーカルにまとわりつくよう絡み合っての3コーラス目。うーん、Hだ!(意味不明)ヴォルテージ全開でそのまま完奏。見事!素晴らしい!俺も始まってすぐに「ラヴハンター」Tシャツ1枚に。あっちーです(笑)。

そして。。。デイヴィッド・”アキ”デールの咆哮がこちらを煽る。

「アオゥー!」(アオゥー!)「ア・オウ・ヤ!」(ア・オウ・ヤ!)
「。。。スプレンディッド!」

って、MCもそのまんまだぁ゙(T^T)//


水分取ってたら失禁してたかもしんない。
目の前の連中、どえりゃーことやらかしてくれそうな予感に打ち震えるKINOなのであった。。。

まだ1曲目だけど、長くなりそうなので以下明日の後編に続く。
。。。って年度末な上、明後日重大発表あるのに書き終えられるのか?(滝汗)

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このページは、kino1989が2009年3月30日 23:01に書いたブログ記事です。

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