先日、BETTERくんとこに買い物に行ったついでに、ロック・シティのコピーと一緒にもらった映画DVDのうちの1つがコレ。
ギャラクシー・クエスト
5-6年ぶりに久々観て楽しませてもらった。今やDVDは入手困難みたいだが、初回盤も廉価盤も持っている大ファンである。てゆーか、SFファン、特にトレッキーには絶賛を浴びた傑作なんである。
80年代に放映されたTV・SFドラマ「ギャラクシー・クエスト」は放映終了20年を経た現在でもマニアに絶賛され、コンヴェンションなどが日々行われている。それは主演の俳優たちにとって数少ない収入源であり、唯一今もなおスポットライトが浴びれる場所だった。
そこに宇宙人の恰好をした団体さんが現れ(そもそもコンヴェンションに来る連中はコスプレが基本だから目立たない!爆)、クルー俳優たちに新しいプロテクター号2の艦長を依頼。
新しいドラマの仕事だと思った彼らが行き着いた先は。。。本物の宇宙空間に浮かぶスペース・シップと本物の戦争だった。。。
とまぁ、言わずと知れた「スター・トレック」のパロディなんだが、そのストーリ展開とディテール描写が超面白く素晴らしい。ILMが担当したVFXの質感もちゃんとTNG以降の路線を模したものにしてあって、プロテクター号登場シーンはドキドキもの。ギャグに終始せず、明確なテーマがあって、最後にはホロリとさせ、タイトルの名ゼリフが生きてくる。映画館で観たらきっと最後は大拍手しちまうだろうなぁ。
さらにこの映画のすごいところは、パロディなのに誰も傷つけていない点にあると思う。つまりこのギャラクエ、すべての点においてスタトレへのオマージュなんである。
売れずにドサ周りする俳優の姿だって、昔はTV業界とハリウッド映画界ってはっきりとした住みわけがあったのは誰もが知るところだし、今では逆にTVから映画界への進出が目覚ましいのはご存じのとおり。俳優だって長年演じてきた役への愛着と誇り、ファンに対する役目を理解しているわけで、その部分もちゃんと描かれてる。
ファンとして現実と虚構の区別がつかないような少年が登場して、ゴミ捨てに遅れた理由をくどくどと両親に説明するが、両親は叱らずに「夕飯までには帰ってくるのよ」と優しく声をかけて送り出すくだり。どんなことだろうとエヴァンジェリストぶりを「個性」として尊重し、ちゃんと認められる国民性が出てるから茶化しに終わってない。トレッキーの生態はドキュメント映画「トレッキーズ」に詳しい。日本でも始まる陪審員制度だが、その陪審員としてTNGのユニフォームを着て裁判所に赴いた女性だっているくらいなんであるw
その関係に、ふと。。。いくつになっても現役として頑張っている俺の愛すべきバンド達と、これまたいくつになっても彼らに忠誠を誓う俺らとの関係を重ね合わせたりもした。
「屈服しないし、諦めない!」
"Long live Rock 'n Roll"同様に、すべてのメタラーに送りたいメッセージである。
あ、メタラーで"Never Surrender"ゆーたら、ライオンか?(笑)
これ、ドクラー・ライザスのキメゼリフが「トカゲ頭の名にかけて」になってる日本語吹き替え版も楽しい。地上波でオンエアされる機会があればぜひ。
ちなみに、クルーその6のガイって、どことなくBETTERくんに顔が似てる気がするんだが(爆)。
やっぱりご存じだったんですね。
ちなみにボクも宇宙大作戦のみですが、トレッキーです。(全話を何回も見てます)
最近、操縦士のスールーは、ゲイだと知って驚きました。(結婚もしたらしい)
スピルバーグの「ターミナル」という映画にもスタートレックのネタが使われていて、ファンならニヤリとする場面があります。未見でしたらぜひ!!
そうですか。
クルーその6に似てますか。
ありがとうございます(笑)。
残りの一本も超オススメです。
KINOさんの大好きなあの人が出てますよ。
もう1本も観たよん。
一部グロなシーンあってビビった(爆)。
ワーキングタイトル作ってことでおもろかったわ。
「あの人」って
ビル・ナイのことかな?ティモシー・ダルトン?
ティモシー・ダルトンです。
この作品の監督の前作もオススメです。
ご存じかと思いますが、一応。
タイトルは、SHAUN OF THE DEADで~す。
主演のサイモン・ペグは、来年公開予定のスタートレックの映画にスコッティ役で出るそうです。
とても楽しみです。