Live...The Songs Remains The Same

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到着!!

WHITESNAKE / Live... In The Still Of The Night / DVD (region 1) + CD

バンド名義では97年の「スターカーズ・イン・トーキョー」以来、9年ぶりの新作。
2004年10月20日、ロンドンのハマースミス・アポロで収録されたライブを
アカペラ・MCを除いて全曲完全収録。

既に6回ほど観ました(爆)。寝ても醒めても、今わ移動時にも(爆)、コレ1本に
釘付け。

なにせ、87年以降ブートレッグでしか観ることができなかった、ブロンドのカヴァ
様が動くライブパフォーマンスが、最新のハイ・ヴィジョン機器を駆使した映像で
観れるオフィシャルものでもあるから感慨深い。19年待った甲斐があったという
もの。

幻想的なSEとライティングが交錯する中を切り裂く"Are You Ready!!!!!"の雄叫び
とバンドの一斉の音出しでショウの幕が切って落とされるのはいつものことながら
血沸き肉踊って叫びたくなる衝動に駆られる。

収録された04年当時には首を傾げてた、1曲目がディープ・パープルの"BURN"な
のも今となってわ「いいじゃない?」と思える自分。彼が初めて書き、32年を経
てもまだHR/HMのアンセムである名曲中の名曲なわけで。見方を変えればここ
までがオープニングSE、続く"Bad Boys"で本編開始って考えたっていいじゃん!
(爆)

目まぐるしく変わるカットが躍動感をよりいっそう際立たせてる。
カヴァのマイクアクションのキレのよさ、一点の曇りもみせない強靭なそのヴォーカル。
「ライブ...ハート・オブ・ザ・シティ」がそうだったように、あまりフェイクしないのは
吹き替えだったとしても構わない。CGで皺を消してようと(オイオイ爆)
完璧なステージ、エンターテイメントの真髄を極めたショウとしての出来を作品と
して残そうという気合が感じられる。

"Love Ain't No Stranger"が続くと、12年前に同会場を訪れた記憶が蘇ってきた。
客席はかなり改装されてるみたいだけど、俺が座ったことのある2階席あたりは
どうなってるんだろう。。。タイムマシンがあったらこの日のこの場に行って同じ
空気を味わいたい気分に。客のとの掛け合いもバッチリなのわさすが英国。

"Hit An' Run"が付いた"Ready An' Willing"で、この作品が81年の名作「ライヴ...
イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」から24年を経て同会場で収録された
記念碑的な作品でもあることを再認識させる。写し出される客層を見ると、俺ら
同様30代後半以降、妙齢のお姉さま方やおっちゃんも少なくないが(笑)、ピアス
だらけのパンキッシュな若者までいたりと、そのファン層はかなり幅広いことが、
この2作の間にバンドが築き上げてきたキャリアでファンを納得させる普遍の
楽曲を提供し続けてることを証明してる。

最前列のほとんどが女性で、その中の一人から可愛らしい花束を差し出され、笑顔で
返すカヴァ。。。ってよく見たら、キミ、俺の知人、アン・マクラーレンやないけ(驚)!
オフィシャルサイトでもがんばってる彼女、最前列ど真ん中のポジションが与えられ
たのも当然ですが、ある意味これってヤラセですか(爆)?ほとんどMCシーンが
ない中、ファンとの暖かい交流の一幕、てゆーか女性に優しく、もちろん最後にセク
ハラな一言も忘れずに!(爆)っていういかにもカヴァらしいシーンが収録されてい
るのもファンにとっては嬉しい。続くのは究極のバラッド、"Is This Love"しかない
わけでみんなウットリ状態の大合唱。

間髪いれずに続く"Give Me All Your Love"でまた熱狂のロックステージへ。
俺の場合、ライブ中はほぼカヴァしか目で追っかけてないんで(爆)、どの曲でどっち
のギタリストがソロ弾いてるかなんてのもてんでお構いなしで覚えてないんで(汗)、
レブ・ビーチなんかほとんど印象なかったんだが、この曲でのイっちゃた顔しながらの
弾きまくりでこの人の凄さ判った!(笑)ミドルテンポの"Judgement Day"も、実際
ライヴの場でだとテンション下がるなぁっていつも思うんだが、こうしてヴィデオで見る
といい感じ。

中盤のハイライトとなる、ギターソロとドラムソロを含む"Crying In The Rain"の
迫力はいうまでもないでしょう。これまで日の目を見なかった不運のギタリストって
印象を吹っ切るようなダグ・アルドリッチのダイナミックなブルーズ・サウンド。
世界最高峰のドラマー、トミー・オルドリッジの、30年微動だに変わらないドラム・
ソロが完全収録されているのも素晴らしい。世界一ヘヴィなこのブルーズでカヴァ様
も最後には白目むき出しでシャウトしてイっちゃってます。

ヨーロッパと日本ではセットリストに絶対外さないブルーズ・カヴァー・ナンバー
"Ain't No Love In The Heart Of The City"。ステージとオーディエンスが心を
ひとつにして織りなす、涙なくしてはいられないその美しい光景を、今回アメリカ
人は初めてオフィシャルなマテリアルとして目にするわけだが、どう思うか興味深
いな。

本編もいよいよラストへ向け、3曲のヒット曲で最高潮を迎える。このシーケンス
はもう説明するよりとにかく観てそのエクスタシーを感じなさい!(笑)
あ、個人的に"Don't Break My Heart Again"の途中で写し出される髪振り乱して
ノリノリの美しい女性に、歌詞とは正反対で思わず恋してしまいましたが(爆)。
"Fool For Your Loving"といい、どちらもオーディエンスとの掛け合いが素晴らしい。
そして感動のフィナーレ"Here I Go Again"では、いつもながらマイクを委ねる
カヴァとそれに応えるオーディエンスの合唱の間にある絶対的な信頼感に胸打た
れてもう300パーセント以上の満足感を得るのは間違いなし。

アンコールは24年ぶりにプレイされる"Take Me With You"。オリジナルで聴けた
各メンバーの並外れた実力に裏打ちされた迫真のプレイと比べても遜色のない
プレイが堪能できる。このメンバーもバンド史上最強だわな。今やベースのマルコ・
メンドーサが抜けてしまった点わ痛手だけど。お決まり大ラス"Still Of The Night"。
87年以降絶対だからもう慣れてはいるんだけど、正直実際ライヴで観てこの曲で
終わること自体に感動ってあんましたことないんだけど、途中のスローになって
ブレスしまくりのカヴァの、写し出されるアップに漂う男の色気に失神寸前だ(笑)。
感謝の挨拶を挟んで最後の力を一滴残さずに振り絞だす絶叫と狂乱の中、ショウの
幕は閉じる。オーディエンスとの別れを惜しむ姿にエンド・クレジットが重なり
フェードイン。。。

。。。あれ?アカペラの"Solider Of Fortune"がないじゃん!!!!アカペラなし
っていったってアレわ外せないでしょう(号泣)


ご安心を。実はシークレット・トラックとしてちゃんと収録されてるのを発見。
何か操作すれば"Still..."とエンド・クレジットの間に挿入されて再生されるようなってる模様。
DVDプレーヤで呼び出す方法まではわからんけど(汗)

ともかく!!!!(何がやねん、汗)
ファンならリージョン1再生可能なUS仕様のDVDプレーヤと5.1チャンネル・
ホーム・シアターを同時購入してもお釣りがくるハズ。この作品が日本リリース
されないならそれはソニーBMGがやらかしたルートキット配布以上の「犯罪」だ
と思う。ぜひどっかがリリースして、来るべきジャパン・ツアーに備えるマスト・
アイテムとするべきの作品。

全編を通してファンの熱狂振りが随所にちりばめられているのが印象的でもある。
凄いのはどのファンもみんな歌っている姿なの。サビやコーラス部だけでなく、
常にみんな歌っている所をカメラで抜かれてる。老いも若きもみんな楽しそうに。
多分200カットを裕に越えてると思うんで、ここまでやるライブシューティング
なんて前代未聞だし、普通なら正直ウザイと感じるきらいもあるが、カヴァが俺達
ファンを「ホワイトスネイク合唱隊」と呼ぶ所以であり、ライブを構成する重要な
ファクタでもあることを監督が十分に承知しての演出だと思う。これにはバンドと
ファンの絆がパッケージングされてる。かなり嫉妬に近い羨ましさを感じた(笑)。
悔しいから2回目以降ウチで観る時わ最初から最後までずーっと唄ってます(爆)。

Here're the songs for ya.
愛されている唄、語り継いでいかなければならない唄がそこにある。。。
われら日本のファンも負けてられない。

(2006/02/12 3:25)

WHITESNAKE JAPAN TOUR 2006

5/09(Tue) ゼップ福岡
5/10(Wed) 広島郵便貯金ホール
5/12(Fri) 名古屋市民会館
5/14(Sun) パシフィコ横浜
5/15(Mon) 浜松アクトシティ
5/16(Tue) 大阪国際会議場メインホール
5/18(Thu) テルサ新潟
5/19(Fri) ゼップ仙台
5/21(Sun) 東京国際フォーラム・ホールA


7日も有休取れるだろうか。。。(てゆーかほとんど東京にいないじゃん!汗)

コメント(4)

あああ????! カヴァ様、オトコの色気ぇええええ!!!
いちお日本盤発売待ってるんだけど、、、待ってられないような気がしてきた!!

それにしても、東京は1回だけですかぁ・・
横浜も行っちゃおかなぁ。
でも横浜の日、ライヴ被りまくり(泣)
また東京で追加公演を期待っっっ!!!

って、PRT発売もう終わっちゃった??
まだなら気合入れて、今度こそラジオ買おうかなと・・(爆)

はじめまして。David愛して2?年。でもライブは代々木を最期に封印してました(Sykesのギターが・・・) 
’03のライブは行けなかったので、5月は老体にムチ打って頑張るぞ~!
’04のDVDは海賊盤で観まくっています!最高ですよね!!特に後半が!’05のライブも海賊盤で観ています。これもサイコー!!!
今から眠れませんね(^^)

読んでいて、カバァ様を知らない私まで感動が伝わってきました。
愛のこもった視線で応援しているKINOさんの姿が目に浮かびます。
5月は気合で7連休取っちゃいましょう!
それが使命なのですよねっ。
きっと神様も味方してくれるはずですよ☆

にゃを:

PRTわまだだよ、来週もなさそう。(サンダーがスタジオ来るし。。。って関係ないか?w)
悪いこと言わないからラジオ買いなさい、地元局なんだからw

masami さん:

お初です。カヴァ・サイトからここへリンク貼ったのでそちらからのご入場ですね?
あっちのページわデータベースのメンテが現在不可能なんで(汗)、こっちで小出しに
情報なり独り言入れてくんで、よろしくどうぞ。

あ、考えたら去年のブートって全然持ってねーや(汗)

仏ちゃん:

この人が噂の「命預けた人」ちゅーことで、よろしく哀愁。

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このブログ記事について

このページは、kino1989が2006年2月 9日 23:16に書いたブログ記事です。

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