鋼（はがね）の天使が微笑む時

月曜に来日日程が発表になって以来、ジューダス一色に染まった週とも
いえる（笑）。

Judas Priest / Angel Of Retribution (通常盤)

金曜の大阪公演の先行予約をどうするかわ、まず聴かないと
話にならん！ちゅーことで、発売日前日夜会社を抜け出し、
新宿へ。いざタワレコのテナント・ビルへ向かうが、入り口が
。。。閉まってた、休館日（滝汗）。

去年今頃のＭＢＢＱ以来、
１年ぶりの「来店買い」なんだからありがたく店開けとけよ！（涙）

これじゃポイントカードもたまらず期限切れだわね（爆）。
しゃーないから、ルミネ１の新星堂へ。（あ、店舗で買うのわ
１年ぶりじゃねーわな、地元の新星堂で買ったバンドエイド２０
以来だ）。決まってあるハズの「メタル」コーナーを見っけるのに
苦労するわ、レジにわ行列ができてて待たされるわ、予定の
２０分帰社ができねーでないの！とちょっと立腹気味だったが、
応対丁寧な店長（５０代前半と思われる）に当たって、
「ジューダス来日するんですってね？」といきなり言われて
しまってわ。。。

俺「そ、そうなんですよ！（ネットで頼んである初回盤を）週末
　　ゆっくり聴こうと思ってたのに。。。明日から先行予約なんで、
　　とりあえずコレ（通常盤）で！」

店長「。。。予習ってわけですね？（微笑）」

まぁポイントカードも遠慮して普段わＨＭＶで買ってることまでわ
言わなかったが、この一言二言の会話で待たされてたイライラも
吹っ飛んで、よい気分で店出れたのわ良しとする。で、帰社。
松屋のテイクアウトと一緒に。

６万件とのデータとにらめっこするのにわちょうどいいＢＧＭ！（笑
実際、走らせてるプログラムが弾き出したイレギュラーに[はい]
[いいえ]で答えればええ単調な仕事だったからのぉ）。気も焦り
ながら早速ＣＤをパソに突っ込んでメディアプレイヤーＯＮ！

飯を広げながら静かなＳＥとギター・ソロに身震いしつつ
「おお、すげー！１曲目から意表を突いてスローテンポなヘヴィ
ソングなのね！しかも美しすぎる旋律！！」
ライナーに目をやりつつ、チキンカレーを口に運ぶのも軽やかだ。
あっという間に豚めし、サラダまでペロリとたいらげてもた（爆）。
いいねぇ。。。あ、あれ？飯食いだして終わってそろそろ１０分
経ちますが、まだ１曲目かよ。。。

ここで初めて
再生ボタンを押し違えてラストの"Loch Ness"から聴き始めてたことに気づく（濁流汗）

気を取り直して１曲目の"Judas Rising"からスタート。
予想どおりのヘヴィネスでもクラシカル・テイスト溢れる幕開け
に首の上下運動も軽やかだ。続く２曲目、ちょっとプロダクション
が変わっての「悪魔と取り引き」で大爆笑。おいおい、ロイＺも
ソングライティングに加わって、ハルフォードの「地獄生まれ」
カヴァーしてどないすんねん！しかも２曲目で（笑）。おもわず
ほくそえんできたぞ。

で、次々その全貌を現してくる楽曲群に思わず、

き、キッタネー！！ここまで８０年代サウンドにレイドバック
しやがって。。。「ペインキラー」の立場わ？（汗）

きっとプロデューサのロイＺが、自分で聴きたくて作った
「プリースト伝説」の復元ってのが手に取るように判る。

ただ、俺が期待してた「ペインキラー」の延長上のサウンドとわ
ちょっと違ってたんで、少し肩透かし食った気がしたのも事実。
これだと、俺はハルフォード名義でリリースした２枚のほうが
好きだな。。。というのが５?６回聴いた俺のファースト・
インプレッション。大阪まで足を運ぶまでにわ至らないことが
わかった（汗）。

こういう形での復活を否定わしないし（お互い「歳」だし、汗）、
特にどの曲でもエフェクトをほとんどかけてないろぶろぶの
生声にわゾクゾクっとするし、"Angel"の、５０過ぎたからこそ
出せる彼の声から感じ取れる「美しさ」を超えた「妖艶さ」に
心を奪われたりもして、まぁＭＤにダビングすればそれを３ヶ月
以上も入れ替えることのない俺だから（猛爆）、これから変わって
くるのかもしんないけどね。

徹夜明けの、酩酊にも似た感覚に漂う幻想。"Loch Ness"に
抱かれて今日はこれで夢の中。

ＰＳ．ちなみに今日届いた「クラシック・ロック・マガジン」のレヴュー
　　　でも５つ星中の３つ。グレン・ヒューズやサンダー、ラダーが
　　　４つだったりする中で辛口だわなー、本文まだ読んでないが。