Live at Last Sting...

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今年初。よろしく。

Blu-Ray / Scorpions / Live in 3D

「アコースティカ」以降、スタジオ・アルバムと対になるくらいの頻度で出してきたライヴ映像もこれが見納め。最後はブルーレイ、しかも3Dシューティングされた画期的な作品。
2Dからのデジタル変換ではなく、会場に3D用の2レンズカメラがいくつも確認できる。


3Dで再生するには対応のプレーヤとディスプレイ(+メガネ)が必要になるが、なければ2Dで再生されるので安心。ちなみにリージョン・フリー(ABC)。ドイツでのライブなので母国語。英語の字幕が選択できるが、所々しか訳されてない。


3D映画っていうのは1回でも観たことある人にはわかるが、2Dで観てても「ああ、ここが飛び出て表示されるんだろうな」って予測できる構図で撮影されてるんで、1回目はそういう見方で2Dで観とくと想像力を搔き立てられるから面白い。


で、初回は2Dで観たんだが、前作の「アマゾニア」が文字通りアマゾンの奥地にある都市でシューティングされたせいか、持ち込めた機材の性能の低さでDVDでも観るに耐えない画像だったのに比べると、やはりブルーレイは雲泥の差だ。フルHDの極み。「最後の最後」を演出するスケールの大きさに驚く。ステージのあらゆるところがLEDに埋め尽くされて映像が映し出される。去年の来日オファーがスクリーン費用を招聘側に持たせようとした理由もうなづけた。非のつけようがないプレイと演出、オーディエンスの熱狂。ショウ自体が完璧なのでそれだけで十分見応えがあった。


さて、そして3Dで観るための環境構築。もともと「海猿3」の3D版がいつ出てもいいように、去年3Dが再生できるBDレコーダを購入。あとはモニタだけ。ネットで調べると26とか32型の3Dテレビが4万くらいで買える。HDDつけたら録画機にもなったり、DLNAクライアントになったりと、付加価値を考えれば決して高い買い物ではないが、テレビ自身の買い替えと考えると、古いブラウン管テレビを引き取らすには前にふさがる段ボールをどかさなあかんし、そもそもそこに置き換えても観れないちゅーの(苦笑)。てことでPCの環境を(会社と同じ)デュアル・モニタにする方向でLGの21.5インチ格安3Dディスプレイ(1万5千円)を購入して臨む。メガネは動力不要のチカチカしない偏光方式だし、眼鏡にかぶせる形のもついてるのでカラダにやさしい。

で、そんな安環境でも期待以上だった。


そもそもスコピのライヴ自体が3Dにうってつけなんだと言える。
観たことある人なら判るだろうが、クラウスは曲の最中にタンバリンを使ったり、カウベルを叩いたスティックを観客に放り投げる。

最近のルドルフは"Blackout"でジャケと同じメイクで登場することも多く、その意味では立派な「3Dモンスター映画」の要素もある(猛爆)。

ジャケ写にある組体操(その言い方やめい、ピラミッド・フォーメーションや)も若かりし昔はお決まりだったが、俺は生で観たことあったっけかな?ってぐらいご無沙汰なくらいに披露。

普段のDVDにはジェームズ・コタックのドラムを叩くアップがふんだんにあるんだが、正面からの遠景ショットでツーバスがこっちに飛び出してくる絵を目論んだためか、26分ごろまで一度もアップが登場しない(涙目笑)。まぁ後半にあるいつものソロ(Kottak Attack)では昔からのファンをも号泣さす演出が盛り込まれてて飽きさせない。

あと、観客側から見た奥行き。何層にも重なる人の列のひとりひとりが確認できるかというくらい鮮明でびっくりした。

まぁ、3D効果が期待できるお約束のマイク・スタンドを差し出すシーンや、マシンヘッドを振り回すシーン等、「早くやったもの勝ち」感もある。おかげでメタリカも相当なレベルの作品を提供しないといけなくなるかも(笑)。個人的には昔のレップスみたいなラウンド・ステージの収録なんかすると迫力あると思うんだが。


楽しい時間だった。ぶっちゃけこれ観れば日本に来れなくても悔いはないかなぁ(オイオイ)。

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このページは、kino1989が2012年2月 1日 20:55に書いたブログ記事です。

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