偉大なるメカニックス、じゃなかった、マニアックスw

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簡単に済ます(書き終わったらあまり簡単でもなくなったw)


5/5連休最後の日に「Rei Atsumi Presents “ゴールデン・トリビュート・メイニアックスの奇蹟”」なる催しに行ってきた。元VOWWOWのキーボードさんの主催で、彼を見るのは20年以上ぶり。


横浜アリーナの1階にあるサンフェニックスという小さめのホールだったんだが、当日はジャニーズのコンサートで女性でごった返してた。会場整理に一苦労な警備員さんに入り口を尋ねて指さされたものの、集団に前を占拠されていて見えない(爆)。「大変ですね」って声かけて苦笑いする警備さんを背に向かうと、それよかはロッカーな連中が列をなしてたので一安心。ほどなく会場入り。


すると、ステージに乗りきらない程のキーボード類が左右に客席と同じフロアにだーっと並べられて唖然。てゆーか、今日のイベントの主旨を全く理解せずに行ってたんで????が100個くらい頭の中を回る(爆)。


そもそもいつもお世話になってるフリーのトリビュート・バンドのギタリストさん(名字同じなので「あにぃ」と呼んでる)が参加してるのと、前回四ツ谷アウトブレイクに伺った際に「宇宙征服」なるUFOのトリビュート・バンドのヴォーカルさんを紹介されたり、パープルのカヴァーもありということで、なら俺的に内容十分満足できるじゃん!と思って見ることにしたのであって、厚見さんに関しては全く問題外だったw


開始前にあにぃに逢えて、やっといろいろ説明を聞かされて納得。70年代のロックの再現をとことん追求するために、当時使われた機材をそのまま持ちこんでいるとのこと。ドラムは今回のためにあつらえたイアン・ペイス・「メイド・イン・ジャパン」モデルだし、ポール・レイモンドが使ってたアンプはあるわ、世界に2台しかないモジュール等、贅の限りを尽くした、とんでもないイベントだったのだ。


なので、その後4時間にわたってとんでもない世界が展開されたことはいうまでもないw


オープニング・アクトの「宇宙征服」は一見コミック・バンドかと思えるギャグ連発だが(なんで五木ひろしのこぶしネタがw)、それとギャップある高度なテクに裏打ちされた熱いプレイあってこそで、まさに「ストレンジャー」ライヴの再現みたいなとこがあった。ここ数年UFOの曲を生で聴くことがロレーン・ハリスでしかなかっただけに(汗)もう大満足。


続いてグランド・ファンク・レイルロード、フリー、ジェフ・ベックのトリビュート・セクションがあって、やはり俺的注目はフリー(逆に他は口ずさめるほど知らない、苦笑)。あにぃもいつもよかはちょっと広めのスペースで生き生きしてたような気がするwコゾフが乗り移ったかのように弾きまくってくれてたんでいつもどおり感動した(TOSのライヴも前ヴォーカルさんの最後以来久しかったので)。運よく最初2曲は厚見さんはベース参加でキーボードにおいしいとこ持ってかれずに済んだし(爆)。


で、ラストセクションはディープ・パープル。「メイド・イン・ジャパン」のダイジェストに"Speed King"を加えた王道の選曲。これが筆舌に尽くす徹底ぶり。ロードのキーボード・チェックからスムーズに入っていく"Highway Star"の始まりで、ペイシーのバス・ドラが不意に一発大きく踏まれるとこがあるんだが、それで俺、すでにイっちゃったw 

圧巻はやはり最後の"Space Truckin"でしょう。この曲、たしか22分23秒か(逆か?)そこらあるんだが、昔DJしてた頃にリクエストがあると尺関係なく流してたくらい思い入れの深い曲。まさにそのまんまだった。厚見さんのジョン・ロードばりにハモンドを揺らしながらのプレイが、同じフロアなので振動として伝わる。すげーリアル。で、開演前に「凄い?じゃあギター・クラッシュもありだね!」と冗談まじりで談笑してたらマジでミッチ・ブラックモアさんがストラト破壊しやんのw 聴覚だけでなく視覚にも訴えかけられて、トリビュート・バンドを見てる際のいつも以上の体力を聴く側にも要求するかのよう。終わったあとドッと疲れましたわ。欲を言えば、本物は演奏後に圧倒された客が拍手喝采するまでにかなりの間があるんだが、厚見さんのお辞儀がわずかにもうちょい遅ければ、ウチらもそれが再現できたのに!(猛爆、俺はやる気満々だったが撤収に2時間以上かかるという話だったので前倒しだったんかな?)


最後に会場内の知り合い方にひとこと「こいつら変態だぁ!」とつぶやいてしまった。
決して悪い意味でないことはわかってもらえるでしょうw


究めようとすること楽しさ・熱さが体験で来て、とっても幸せな気分で一泊二日ごと帰宅という中途半端なGWの最後を迎えたのだった。


もう怖いものはないね。俺も贅の限り尽くしたといわれる「バンド愛」もまだまだ御飯事みたいなもんや。これからますます変態道まっしぐらに磨きかけるぞ!(オイオイ)

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ここが静かな時は
ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2010年5月 8日 00:46に書いたブログ記事です。

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