Catched the rainbow

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ランディ・キャステロ
ロバート・パーマー
インゴ・シュヴィヒテンバーグ
レイ・ギラン
ジェフ・ヒーリー
コージー・パウエル
ロリー・ギャラガー
羽田健太郎
ボー・ディドリー。。。

この20年間に縁があってそのステージを目にして、その後亡くなったミュージシャンの方々。

ただ、本人にもファンにも申し訳ないが、訃報を訊いた時に、残念無念さはあっても悲しみまでは共感できずに、その都度口先だけのRIPを繰り返してきた。ほとんど1回しか観てないこともあり、自分とアーティストの関係が希薄なこともあった。そのくせフィル・ライノット、スティーヴ・クラーク、マルセル・ヤコブ等は見ずに逝ってしまったので神格化してやがるときた。本人が実際どんな人物かも知らずにだから勝手なもんである。

そして今、「ロニー・ジェームズ・ディオ逝く」という知らせをツイッターで知らされ、平常心でいられなかった自分がここにいる。


97年以降(「ラウド・パーク06」を除いて)常に来日する度に「観ておいた方がいい」ではなく「観ねばっ!」で計7公演も参戦した愛すべきヴォーカリストなのでなおさらだ。


朝からちょっとしたパニック状態だった。出社してすぐさま会社にあった「ヘヴン&ヘル」のジャケTに着替えてみたものの、頭を働かせることができず、食事も喉に通らない状態だった。昼に「ホーリー・ダイヴァー・ライヴ」CDを掻い摘んで聴いて、とりあえずヘヴン&ヘルの新譜とライヴをデジタル・プレイヤーに納めて午後の仕事を始めたものの、ため息ばかりが続く。


もう仕事にならんと判断して5時ちょいすぎに退社。まぁ出際に必ず女子社員に声をかけとくんだが、

「おでかけ?(これはライヴで会社を抜け出すことを意味してるw)」

「いや、ウチに帰る。」

「具合悪いの?」

「あ、うん。。。」


あながち仮病でもなくマジ調子悪いんだから。。。と苦笑しつつ、帰途に就き、ウチに着いたのが18時前。


それから「ホーリー・ダイヴァー・ライヴ」DVDとヘヴン&ヘルのNYRCMHでのライヴDVDを立て続けに観てちょっと落ち着いたところだ。


ひっぱり出そうと思えば、レインボーのミュンヘン・ライヴやらヴィヴがいた頃のディオのDVDも観ることができる。でもやめとくことにした。


長い活動を通して、若き頃の全盛期の迫力が凄いのは当たり前だ。でも、この人の場合、闘病に入る直前までその凄みを持続していたのだから半端じゃない。俺が97年に初めて彼を観た時も既に50を越えてたし、ヘヴ・ヘルの来日レポで「もう(バンドとしての)ディオは要らないんじゃない?」と言わさしめるほど、最近のロニーでないとロニーじゃない気がして。。。DVDを観てその思いを新たにした。ヘヴヘル


人生に対して、後ろを振り向かず、常に前進し続けた人だと思う。


俺が観たのは97年の「アングリー・マシーン」ツアーから2000年の「マジカ」、2005年の「キリング・ザ・ドラゴン / マスター・オブ・ザ・ムーン」ツアー。。。と、期待される楽曲はどうあれ「ノスタルジック」とは無縁だった。強いて挙げれば「ホーリー・ダイヴァー」再現だけ。ヘヴン&ヘルとしての第2期ブラック・サバス再々結成だって日本では披露されなかったものの新曲を携えてである。


バンドを掛け持ちして40年働き続けた(「働かされ続けた」とも言えるけど、汗)、そのエネルギッシュで不屈な精神から学ぶところは多いと思った。新譜に伴うツアー等、まだまだ遣り残したことがたくさんあっただろうにと思えるから、やるせなくなる。各著名人からのお悔みでも常にその人柄が賞賛されて、人間的に素晴らしい人物だったことが偲ばれる。


メタルの世界へ飛び込んで20余年、彼に出逢えたことに感謝したい。
なんかうまく気持ちがまとまらないけど(号泣)。。。
ありがとう、RJD、ほんとに安らかに。

コメント(2)

初期の胃がんと報道され、先月の表彰式にも出演した事も聞いていたので、今回の訃報には、悲しみと共に驚きが。

心より、路にーの冥福を祈ります。

訃報で正確な年齢を知り、自分の両親とほぼ同年で現役だったことを考え改めて驚いた。
「Rising」「The Last In Line」は何度聴いたことか。
Liveでは7回観て、最後のHeaven&Hellを観なかったのが残念。
思い出は、JAPAN AID2で観た"Stars”、'97のクラブチッタで涙した"Don't Talk To Strangers"の出だしの美しさ、ガラガラな新宿リキッドルームの最前列でKINOと観たMAGICAかな。
ロニー本当にどうもありがとう。

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ここで暴れてるか
鑑賞中です♪

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このページは、kino1989が2010年5月17日 23:59に書いたブログ記事です。

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