Don't warry, be happy

一仕事とそれ以上の時間かけたレヴューを終えて大阪から名古屋へ移動。16:30に駅前のホテルにチェックイン(マリオットじゃないよ、5000円台の安ホテル、爆)。

着いてから思い出したんだが、今日は開演18:30なんだよな?てことは2時間しか余裕ないんで結構慌しいかも。。。運悪いことにたばこ切らせて、何軒かコンビニ回ったがどこも置いておらず、最終的に駅に買いに行った(てか、一番近かったり、苦笑)。ここで30分ロスして一汗流すまもなく(てかネカフェびたりであんま動いてないんで汗も掻いてないから)ガイシ・ホールのある笠寺へ。駅の目の前で楽だった。会場案内のおにいちゃんが必死に「デフ・パレード」と連呼してます(以前も「デフレ・パレード」とかあったわな、彼らの単独公演で、爆)。

かつては「レインボー・ホール」と呼ばれた、名古屋きってのアリーナだが、なぜか行ったことがなかった。てか、メタルにおける名古屋のライヴ動員が「寒い」ってのはボン・ジョヴィで毎回口を酸っぱくするほど言ってるし、よくてホール・大概がライヴハウスに落ち着く。で、案の定会場に入ってみるとスタンド観客ゼロ(苦笑)。まぁ開演直前には一部区画に20人くらい集まったみたいだけど(笑)、アリーナ席のみで、もはやここでやる意義を見出すのはバンドの都合(持ってきたセットが入るのがここしかない)と言うしかないw

でも、スネイクに関しては名古屋では強いことはこれまで語ってきたし、現に今日隣になったスーツ姿で髪の毛後ろに束ねたホストくずれっぽいおにーちゃんは俺に負けずすごい歌ってて感動した。ある意味コアなファンは集まりたがり、一見さん・どーでもいい人は無駄なお金控えるという両極端なのかもしれないな。

で、今日の席、14列の16番ってのをビミョーに思ってたんだが(下手するとレブより左、汗)、これが花道の先端から数えると3列目、側面からだと13席しか離れてないメチャ素敵な席。前方ステージも全部視界に入るし、最終公演にしてホール並みの位置からで、なんかドキドキした。でも売れない名古屋だからこそってのも悲しいですが(汗)。

で、多分定刻どおりに最終公演スタート。声援はそこそこだったが、案の定観客の歌声が足りない。
定番の部分は歌わしたが、今回新たに試みた部分はほとんどスルー、自分で歌ってたw まぁそれもたまにはいいかな?俺ものどに限界来てるらしく、開演前開演後にイヴA大量投与するような状態だったけど、思いっきり歌いましたわさ。先に述べた後方支援も頼もしかったし。

どの曲かでか忘れたけど、カヴァが花道の先端に歩いてく途中でつんのめって危うくこけそうになったけど、なんとか無事に体制戻して大事には至らなかった。あと"Give Me"ではユーライアが花道に出てくるんだね?今まで気がつかなかった。この曲でのベースラインってすごく印象的だった。
"A Fool in Love"は音の小細工せずに普通に歌ってた。
"The Deeper"の時にダグがなかなか登場せず、やっと出て来たと思ったらなんかコミカルなメロディ奏でてたわな。昨日の大阪でもカヴァが(どうして言ったのかはわかんなかったけど)"Smoke on fuckin' Water!"って叫んだら、さりげなく最初の1小節くらいをかき鳴らしてたんで、俺、下向いて笑いこらえてたw

カヴァが「ちょっと難しい日本語をマスターしたんでこれから言うからみんなも繰り返して」と言う。何を覚えさせられたのか?と思いきや"Congratulation, Happy 30th anniversary Whitesnake..."っておもいっくそ英語やん!当然全員に意味は理解できて、拍手喝采沸き起こってクラシックな名曲"Ain't Gonna"が始まってどよめきが起こる。うん、武道館2日目みたいに知ってる日本語並べ立てるのよりよっぽどウィットに富んで心温まるMCじゃないですかw

あ、思い起こした順に書き連ねてるので。セットリスト(曲順含めて)は全公演すべて初日以降一緒です。

最後の挨拶は最終公演お決まりのいつもよりは長いもの。ただし、珍しくプロモータの名前は出さなかった(苦笑)。

Thanks Nagoya, thanks Japan, thanks dear friend Def Leppard !! Love to see again, ????? Good To Be Bad, Japan.
Be safe, be happy, an' don't anybody make you afreid !

すまん、????の部分はもしブートが出たらヒアリングしてみて下さい(苦笑)。果たして単独来日の希望を持っていいのだろうか?ってw

気合の入ったシャウトとバックの爆音、続く"We wish you well"で気持ちよく最後の幕が下りたのでした。ティモシーは相変わらずディジタル・カメラで観客の動画を撮ってたわw

ちなみに、ウドーはよく名古屋公演ではバンドに時短をさせて名古屋泊まりさせずに最終の「のぞみ」にバンドを詰め込みますが、今回レップスが終わったのが21:50頃なんで彼らはビミョーだね。もっと早めに終わったスネイクご一行がどうだったかは知る由もないですw


このツアーが始まる前に、MLに「たとえどんな状況下に置かれようと応援よろしく」とメッセージを投げた。自分には「たとえどんな状況下に置かれようと一歩も引かない」と肝に銘じた。

これは別に各々が仕事で忙しい状況でどうとかという意味に限らず(まぁ遠征前に6000か所のプログラム修正して出かけるなんて尋常じゃなかったけど、爆)、たとえばスネイクに興味ないレップス・ファンを暖かく理解してあげようねとか、その逆もしかり(レップスに興味ないスネイク・ファンも悲しいからやめてくれ)、ひょっとするとレップスが始まるまで来ない客でスネイクの時に空席だらけだったらどうしよう?カヴァ悲しむだろうなぁとか(笑)、短い時間なだけに同じスネイク・ファンでも新作に好意を持たない人の野次なんかあったらどうしようとか、前回精神的苦痛を味わわされた某ギタリストのおっかけさん達との思わぬ再会がないようにとか(苦笑、覚えてないけどね)、まぁ列挙すると際限ない。

でも、終わってみれば全部取り越し苦労に終わってホッとしてるし(仕事柄リスク・マネージメントやトラブルシュートとか最悪の状況を想定する性分なんw)、会場が、(個々の程度はどうあれ)同じメタルを愛する者として目の前のバンドをリスペクトして暖かな空気に包まれてたことに感動すら覚えてる。ともに80年代の"Best Years"を共有してきた者同士の連帯感。てゆーか、当然みんな思慮分別のある大人になってるんだわね、やっぱw

俺も直前にこれまでを振り返ってみたこともあり、かつての暑かった熱かった自分(あれ?合ってる?爆)を取り戻せたような気がするし、やるべきこたやれてホッとしてる。前にも書いたが、これが最後のツアーだったとしても本望なくらい萌えれた(これも合ってる?)。

何より、それぞれのバンドが、紆余曲折の中、ヴィジョン目指して結束して今も最大限の努力を怠っていない姿勢を垣間見ることがみんなできたろう?その姿が、人それぞれの人生に勇気を与える存在であり続けていてくれてるんであれば、同じ身として嬉しく思うんですが。

集客に関してはなんかさみしい気もしたが、彼らに限らず総じて不況の中でのチケ高騰の現在じゃやむを得ないかなぁとも思う。

ただ、直前に「なんでエクストリームが渋公4回もやれるん?」ってエントリ書いたけど、別にエクストリームの実力をどうこう言ったんでなく、彼らの場合はコアなファンがいてくれてリピータになってるからこそ、そういう夢みたいな状況が成り立つってことを、ある意味うらやましく思えたからなんである。

ウチらもできる範囲でできること、しようじゃないか。
日本には行ってもしょうがないやとか、バンドを失望させるような状況には、ホント、なってほしくないとだけは思った、ウン。

じゃあ、ひとまず筆置く。みんなおつかれ様でした。