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写真だと、なんだ?おしゃれなカフェ風ライヴハウスか?とお思いでしょうが、扉の向こうには広大な空間が広がってます♪(てか混雑招くだけだからやめい、こーゆーの


今回のツアーはまさに五月晴れというに相応しく、どこも天候に恵まれた。暑すぎず、寒すぎず。。。って結局トミー・アルドリッジはロング・スリーヴTで全日を過ごしたからどっちかとゆーと寒かったんか?w そしてそのまま最終の大阪も!。。。といきたかったが、西日本はあいにく雨模様だった。うーん、残念。でも、それは翌日に日本を発つ彼らとの別れを惜しむ誰かの涙雨だったのかもしれない。。。


なーんて、詩的なこと、俺が言うわけないやん。カヴァがMCで言ってたの♪


この日は15時に大阪入りして心斎橋のホテルへ。20分かかるけど会場まで歩いて行けない距離ではなかったので、それまで2時間、温泉大浴場でまったり。。。てか、時間があったんでGジャンからジーンズまで着てるもの全部洗濯機にかけたったw


時間になって会場へ向かう。今日のオリックス劇場は、かつて大阪厚生年金会館と呼ばれ、97年にカヴァが2日にわたって大阪にさよならを告げたところ。初日は道に迷って"Walking the Shadow"の中、席に駆け込んだよのぉとか思い出したが、今回はホテルと1本の直線道路で結ばれてるので問題なく到着、入口が狭すぎてどうにもならんので、前の公園でたむろする(あの日も雨が降ってたなぁ)。ちょっと早めの開場だったかな?頼まれてたグッズ買いと、自分用にステッカー買い増す。あとはヒマだったので、3階まであったから舞台がどう見えるかを順に降りて確認していった(俺はロレーン・キャロル嬢かい!w)


で、1階の自分の席にたどり着いて唖然。舞台が。。。高さ50センチもないぞ(汗)。これはヤバイ。いつも書いてるけど大阪の客は背が高い人が多いんだ、ひょっとしたら3列目でも観れない可能性が orz まぁでも、今回は昨日の一件含めてもう十分にこのツアーを堪能したんで、あとは終わりよければ全部よしじゃないか(自分がじゃなくてバンドが、だよ♪)。気持ち的には余裕綽々。


そしてラスト・ショウの幕が切って落とされる。うん、確かにカヴァが見えにくい(苦笑、ダグはまったく見えず)。


でも、バンドのテンションが思った以上に高いのがわかる。カヴァは「オオサカ!」の叫びを繰り返す。"Can You Hear"では歌詞の"You an Me"を"Osaka an Me"に差し替えるという力技を見せる(字余りやん)。昨日のエモーションとは違う、今日はいつものパッションを歌に込めてステージは進む。いいぞいいぞ、歌を振るところも昨日より多いので、昨日歌い足りなかった思いを今日晴らさせてもらいます♪


さっき言った、空模様を離日のつらさにたとえたカヴァ(最後はガハハと笑ったが♪)は"Is This Love"で"Can't stop the feeling I've been this way before"の後にもOsakaを入れる。これドニントンとかに並ぶ特別なこと。この日のみ最後をちゃんと"Really got a hold on me"で終え、"This is the City of Love !!"と続けた。この街への並ならぬ愛情を込めて。


レブよりも左側だったので、"Gambler"では彼がメルの(高い)パートを歌う姿と声をしっかと受け止められたし、続く"Love will"は、カヴァ、よくがんばった!と褒めてあげたいくらい本ツアーでは一番安定して歌えてたように聴こえた。マイケルのブルーズ・ハープも着実に上達(てか肝座りだしたの)が見えてここでも喝采を浴び、楽しさ満点の"Steal Heart"へ。とにかくOsaka!!と煽りすぎ("Special Night!"とまで言われて東京人嫉妬w)そして"extra ordinary"なトミーのソロが続く。


そしてアコースティック・セクション。レヴは昨日のトラブルからまだ抜け出せないらしくエレクトリックを抱える。なので"Ain't No Love"ではダグのアコ、レブのエレキ・ブルーズの順で、これまたレアなテイク。"Soldier"は続かなかったけど、エモーション溢れるカヴァの魂が伝わってくるエンディングだった。そして昨日同様に"The Deeper"が挟まれ、観客との温かい応酬。泣かないでがんばった♪ "Guilty"もホント楽しそう。


"Forevermore"を聴きながら。。。「もうあなたにはオーヴァーダブで粗を隠す必要なんか全然ないんだよ」と声をかけたくなった。そして7回のショウを重ねて、遂にこの珠玉のセットリストが「完成」の域に至ったことも確信した。嘘だと思うならブートでも買ってその耳で確かめるがいい(笑)。続く"Fool"も"Here I"も、「メイド・イン・ジャパン」の興奮を軽く超えていたよ。この会場にも左右に長い花道があって、レブはその端まで駆けつけてのギター・ソロ。素晴らしきかな、エンターテイメント魂。そして文字通り「狂熱」「渾身」の"Still of the Night"も出色の出来で大盛り上がり。あ、どういうわけか今回この曲でダグはテレキャスを持つことが多かったんだが、この日は最後に相応しく黒のレスポールでした♪


2000年代に入って興業的不振でちょっぴり寂しく感じた、ここ10年での大阪のライヴで、ここまで感動と興奮を呼んだものはなかった。この会場には「何か」があるんだよ、きっとw 大阪人もやる時ゃやるってのを見せてくれたことに感謝。

そしてそんな空気の中だったからこそ、昨日とはあえて違うことを「断言」してみたりする。


これが、ダグ、レブ、マイケル、トミー、ブライアンという最強メンバーを引き連れてカヴァが「蛇年」に魅せつけようとしている、ホワイトスネイクの真の底力だ!


Setlists

SE: My Generation

Give Me All Your Love
Ready an' Willing
Can You Hear the Wind Blow - Don't Break My Heart Again
Is This Love
Gambler (Dedicate to Mel, Cozy and Jon)
Love Will Set You Free
Guitar Duel
Harmonica solo - Steal Your Heart Away - Drum Solo
Ain't No Love in the Heart of the City (Acoustic)
The Deeper the Love (Acoustic)
Guilty of Love (Acoustic)
Forevermore
Hit an Run - Fool for Your Loving
Here I Go Again

Encore
Still of the Night

Outro: We Wish You Well
SE: Always Look on the Bright side of Life

"Thousand thanks"と最上級の礼を述べ、名古屋のように階下へ降り、中央から右寄り最前の客(orz)と握手や抱擁、女性には頬へのキスと、カヴァの出血大サービス。でも意味合いはあの時とは違うことは容易に想像がつくでしょう♪


バンドを見守ってくれた多くのファンの追い風を受けて、こうして晴れやかに幕を閉じたジャパン・ツアー。俺的にもベスト・コンディションで次のUKツアーへ送り出せた、と内心ほっとしてる。あとは世界のクレイジーなファンに託す♪ 今後の活躍は逐次このサイトで。


ありがとう。