「俺はブルーズを愛してる
 俺自身の物語を代弁してくれてる
 幾多か考えるうちにそれが男になる証だと判った
 俺は立ち止まったりもためらったりもしない
 自分の選んだ人生を愛してる
 お前もわかるようになる
 俺がブルーズに抱かれて歩んでいることに・・・」
- Walking In The Shadow Of the Blues (1979) -

ホワイトスネイク、3年ぶりのジャパン・ツアー。

早割で一番安かった飛行機のチケットが8:00発というヤツだったので10時前には博多に到着。。。って、いつもの会社出社より全然早いぢゃん(汗)

まぁ午前中はこちらの知り合いと食事の約束をしていたので時間つぶしには事足りなかった。バスでドームまで行ってホークスタウンの中にあるスイーツのテーマパークみたいなとこへ。モノは試しちゅーことで『納豆タルト』なるもの食わされ。。。その後ドーム回りを散策してボンジョヴィの手形を発見したりと。。。一応ドーム前で記念撮影したけど、暗くて顔が映ってないので掲載わやめとく(汗)。ってゆーか、考えたら今日のライヴわドームぢゃなく、ふもとのゼップやん!!(滝汗)。普段絶対入らないようなゲーセンで太鼓叩くヤツあるやん?あれでエックスの「紅」に挑戦したらマメが出来た(爆)。おまけに親指の根元の皮が擦りむけてやんの。。。(汗)得点わ散々だったけど!その後天神まで戻って地下街をウィンドウショッピングしたりして、時間も迫ってきたので知人と別れた。遠いとこから来てくれてありがたく思った。眠そうにしててすまんかったのぉ(笑)。てゆーか、コレってデートだったんだろか?(アハハ)

ロッカに預けた荷物をピックアップしてホテルへチェックインして前日徹夜だったからシャワー浴びてライブへの準備。ドームで試合があり直行バスに乗れたので18時開場前にはふもとのゼップに再到着。

まぁドームの客のほうが多いのわ当たり前か?それでも1000人近い客がゼップ前に集まり整列。最近のキッズ(彼らのファンにこの言葉が当てはまるか?以下自粛w)はフツーの格好してる子ばかりで、WSに限らずバンドTを着てる人が異様に少ないので一瞬日付を間違えたかと錯覚してもた。俺は04年ツアーのロングスリーブで参戦。整理番号68番でも余裕で前から2列あたりのど真ん中を確保できたのわ幸いだった。

BGMにわいつものクラシック・ロック・コレクション(自分の"She Give Me"を含む、爆)。他の選曲わお楽しみに。

開場後はほとんどサウンドチェックがなく、かなり遅くまでアンプとドラムには幕がかぶせられてた。とるとギター両人にわ3台のマーシャルアンプ。
ダグにわ予備でもう1台。そしてトミーのドラムキットをまじまじ見るとバスドラの表面に「エンハンスド・キッカー」とかなんとか書かれた、見た目がスネアっぽいもの(まぁでもタムでしょう)が貼り合わせられてるかのように置かれている。名前からしてなんか音凄そう。でも見た目がビーチクが大きいパイオツのようにも見える(笑)。

スタンディングで1時間の待ち時間わ長かったが、開演時刻ほどなくある曲を最後のBGにして客電が消える。前方の客にわそのちょっと前から舞台袖にメンバがスタンバってるのが見えたから沸き立つ。

オープナーは当然ながら"Burn"で来た!2004年の話やDVDでもう慣れてはいるものの、74年第4期パープルでが最後だとすればここ日本でプレイされるのは32年ぶり。しかも俺の20年のライブ歴で何度も聴いたカヴァーでわなく「俺にとってわオリジナル」(笑)。もちろん大合唱でいいキックスタートになった。ちなみにグレンのパートを再現してたのはレブ。出来わ。。。ノーコメント(爆)

1曲目が終わり、熱狂の歓声が沸く中、オープナー・アゲインの時間(笑)。
だからここで"Bad Boys"続けると頭の仕切りなおしみたいな感じになるから実際体験するとやっぱ違和感あるかな?と一瞬不安になったが、バンドの音出しに続いてトミーの「タッタッタタタタ」で始まったのは、なんとなんと"Guilty Of Love"!88年、俺が初めて彼らを観たツアー以来17年ぶりのプレイだ。この大ドンデン返しはもう「第1級の犯罪」である(笑)。そんな難しいリフレインではないので客も自然にコーラスできる。そんな点が復活のポイントだったのかも。

3曲目には"Love Ain't No Stranger"。もう長いことこの位置で安定した、また"Ask my friends, but nobody knows"でオーディエンスのコーラスのコンディションを探るための曲である。福岡はちゃんと歌えてたような気がする。少なくとも俺わ(当たり前だろが!)。

4曲目始まる前に最初のMC。最新作DVDに触れる。そして"New song"というフレーズを繰り返して、「え?まさかできたばっかの新曲?」と会場を期待と不安に陥れ(笑)、何が始まるとおもいきや、"Walking In The Shadow Of The Blues"!「(DVDでは)演ってない曲」の意味ぢゃん(笑)。03年のヨーロッパ・ツアーのブートで聴けたテイクよりバックの演奏がしっかりしててまとまってる。安心してこの「男の宣言」を受け止めれる。しかも、曲は完走されずに続いて"Love Hunter"へ。2曲繋ぎ合わすのはよくやるが、97年「ラスト・ハラー・ツアー」の時同様これに"Slow An' Easy"を加えて3曲となるとこれわWS初のメドレーである。どの曲も9年ぶり、メドレーとは言っても1曲1曲はかなりちゃんとプレイされるということで感動もひときわである。

とにかくDVDどおりのショウを期待すると痛い目に合う。。。ってゆーか嬉しい誤算が続く展開ではある。俺はアレどおりを9回続けられてもよかったけど(笑)。

そのサプライズは続く曲でも繰り返される。ちょっと早めのダグのソロ・タイムが紹介される。まぁダグにわ興味ないんで、カヴァと同じく俺にわちょっとした休憩タイムになるんだが(苦笑)、次第にDVDとわ違うフレーズが展開され、続いたのが"Mistreated"の「あの」リッチーのギターリフ!

実際以前のWSのヴァージョンは静かなキーボードから盛り上げていく手法だったんで、それとはまったく別の衝撃。ダグは多分第3期パープルの「メイド・イン・ヨーロッパ」のヴァージョンを踏襲したいのだろうフレーズがここそこに現れてる。これも幾多のカヴァー・コピーを聴いてきた中での「(俺にとっての)オリジナル」である(笑)。しかも83年の英国モンスターズ・オブ・ロックで「もう二度と歌わない」と宣言してその後も1フレーズしか聴けなかったものがフル・コーラスで23年ぶりに、全世界に先駆けて
である。もう感無量で言葉もでましぇん。

その後はDVDで観れる展開と一緒。"Crying"が始まる前のセッション、通称"Snake Dance"は脱退したマルコのヴォーカルがない代わりにレブがフィーチャされて激しいギターバトルが展開、ヴィヴィアンvsアジャ、アジャvsヴァイの時みたいなコレまでの伝統を踏襲してくれたのが良かったと思う。

カヴァのコンディションは前回同様とてもいい(80年代後半からの「諦め」の中ででわあるが、苦笑)。DVDもあながち全部アフレコしたとも断言できないな(爆)。50を超えてなおも盛んなこの男の強靭さ・ステージに賭ける気合を感じ取れて、だからこそ今回全ツアを復活させた所以でもある。でも、前回の大阪と同じみたいに"Still Of The Night"の歌詞をど忘れして「いつもでない」とこを笑顔でこっちに振るのわやめてください(汗)。

サプライズという意味でわ十分に堪能できて楽しいショウだと思ったが、いかんせん"Bad Boys"や"Ready An'.."はおろか"Fool For..."も"Don't Break..."すらないセットリストには幾分緊張感に欠くものがあったのは事実。何か早めに終わらなければならない理由があったんだろうか?

基本的にセットリストわツアー中変わらないことのほうが多い彼らだが何曲かが追加されることを期待はしてみたい。

2006・05・09 ゼップ福岡

1.Burn - Stormbringer (日本で最後に演奏されてから32年ぶり)
2.Guilty Of Love (17年ぶり)
3.Love Ain't No Stranger
4.Medley: Walking In The Shadow Of The Blues / Love Hunter / Slow An' Easy (9年ぶり)
5.Guitar solo - Mistreated (1983年モンスターズオブロック以来23年ぶりのフルヴァージョン)
6.Is This Love
7.Snake Dance(New Version) - Crying In The Rain - Drum solo
8.Ain't No Love In The Heart Of The City
9.Give Me All You Love
10.Here I Go Again
Encore
11.Take Me With You (26年ぶり)
12.Still Of The Night

We Wish You Well

終演後にグッズ買い。俺としたことがサイフに持ち合わせを用意してなかったのでまず1順目でT2種+バスタオル(永ちゃんかよ!w)買って、まだチャンスあるものの時間の余裕という意味ではわからんので、近くのコンビニで金下ろしてきてもう2種とパンフの最小限を購入(笑)。男性用はT4種・ロングスリーブ1種だけだったが、今回もレディースもの多いね。同じ数くらい。しかもデザインがいい。銀ラメで旧ロゴが入ったチビTなんて、俺好みのスレンダーでキレイなおねーさまに着せたらたまらん!(笑)1時間近く会場周りで過ごして市内へ戻る。


「まずまず」の初日を終えてホテルへ。ネットが使えたので会社のメールを確認したら客先からヘルプが。なんかアホすぎてあいた口がふさがらない身勝手な依頼でどう考えても今の俺のスケジュールに組み込めない。。。

彼らのオフで俺は帰社するつもりの明後日を除いて(汗)。